89 / 166
2章 オダ郡を一つにまとめる
89話 暗殺者
しおりを挟む
ナルミ砦に入ったハンネス・フロレンスは、攻め寄せる反乱軍を相手に、まともに戦わなかった。
それは何故か?
率いる貴族を的確に狙い撃ちにしたからである。
簡単に言うと暗殺である。
「ハンネス様、お戻りになられましたか?」
「うむ。この3つの首を新たにオオタカキャッスルに籠るクアッドリオン・ナンバーに送りつけてやるが良いぞ」
「相変わらずですね。先に討ち取った首と合わせて、4人の貴族の首を送り付けるとは。兄弟の首でも見れば、怒りで飛び出して来ようて」
オオタカキャッスルを縄張りとするナンバー家は、侯爵という高い地位であり、先の祭りにおける相撲で、声高々に自分たちが参加していれば、誰1人農民風情が勝ち上がることはなかったと言った貴族である。
このナンバー家、兄弟がめちゃくちゃ多く8人兄弟である。
そのうち、5男から末っ子までの4人がナルミ砦を襲撃していたのだが、全員がハンネス・フロレンスによって、物言わぬ首となり、送り付けられてきた。
「ワンに続き、テンにハンドレッドにサウザンドまで、箱に入れてご丁寧に送りつけてくるなど。腑が煮えくり返りそうだ」
「堪えよ兄者。これは、この難攻不落のオオタカキャッスルから我らを誘き出す敵の小賢しい策。弟たちを亡くしたことは辛い」
「わかっているトリリオン。マルネキャッスルだけでなくナルミキャッスルまで落ちた今、このオオタカキャッスルまで、サブローに渡すわけにはいかん」
「しかしだ。トリリオン兄、攻め手を無くしたのも事実。次はどうするつもりだ」
「ビリオンの言う通り。ここは、ビリオンとミリオンに出てもらうしか無いか」
「えー。俺ヤダよ。物言わぬ首になるの。ビリオン兄さんだけ行ってきてよ」
「俺とてごめん被る。こうも立て続けに弟たちが首だけとなったのだ。近寄りたいと思わぬ」
「ならどうせよと?」
「それを考えるのがトリリオン兄の仕事であろう」
「やれやれ、ならば首に鉄を仕込むのは」
「えー。俺は、重くて却下で」
「俺とて、そのようなダサい格好で、部下の前になど立てん」
「あれも嫌だ。これも嫌だでどうせよと。ならいっそのこと。攻めるのはやめて、全員で籠りますか?」
「トリリオンよ。相手は何で的確にこっちの指揮官を狙えている?」
「兄者。それは俺にもわからん。ワンは、無策にも1人で突撃したからまだわからなくも無いがテンにハンドレッドにサウザンドは、連れていた部下には目もくれずに狙い撃ちされている」
「もしや、内通者がおるのではあるまいな?」
「兄者、それは我らを疑っているのかと言いたいところだが。考えられん。サブローは先の戦いで、ハルト卿をそして、ゴルドはデビ卿を殺している。こちら側についた貴族に対して容赦しないというのを断固として見せた。裏切りは考えられん。それを考えて、この城にいるのは、貴族だけにしたのだからな」
「そうであったなトリリオン。では、相手は何故、的確に弟たちを狙えたのだ。そこがわからぬ限り、手の打ちようは無いだろう」
「確かに。では、今は前線はそのままにして、放置ということで」
「うむ」
ハンネス・フロレンスが指揮官を狙い撃ちできたのには、勿論理由がある。
「セクシーよ。やはりお前さんを我が家に迎えられて、良かったわい」
「ハンネス様、まさかこのような方法で指揮官を狙い撃つなんて、思いもしませんでしたわ」
「名付けて、スケベ心、釣り釣り作戦じゃ」
「まぁ、そういう仕事をしていましたから触られ慣れてますし、自分のやってきたことが無駄じゃ無いとわかったのは、嬉しいのですけど。何というか。貴族の方って、あんなに飢えてらっしゃるんですの?」
「まぁ、戦の場に女が居たら大抵の男は、あぁなるわい」
「その。それは、ハンネス様も?」
「ワシか?ワシは、もう枯れ枯れの干からびた干物じゃ。というのは、冗談じゃ。妻にしか反応せん」
反応しないという言葉を聞いて、服をはだけさせて反応を見るセクシー。
「確かに、その反応してませんね?」
「こら、何ちゅうカッコしとるんだ」
そう、指揮官だけ狙い撃てたのは、セクシーのお色気にハマって、ゴキブリホイホイよろしくのように、吸い込まれたからである。
「最初のやつは、それにしても何がしたかったんじゃろうな。いきなり、名乗りを上げるなど、殺してくださいと言ってるようなものじゃ」
「あれは、簡単でしたわね」
「うむ。いま、思い出しても1番簡単な仕事であったわい」
「次が」
「まぁ、連れてる部下が10人しか居なかったのでな。皆殺しでも構わなかったのじゃが」
「私が転んだだけで、目を輝かせて、『怪我はねぇか。このテン様に1発やらせろ』だなんて、野蛮でしたわ」
「直球すぎて笑ったものじゃ。次のやつなんて、傑作じゃ」
「私がいけない戦場に迷い込んでしまいましたわ。何処かに助けてくださる紳士な方がいれば、身体で御礼しますのにとありきたりなセリフを言ったら『お嬢さん。俺の名前はハンドレッド・ナンバー。これでも名の知れた貴族なんだぜ。出口まで案内しましょう』ですもの。下心、見え見えで笑っちゃいました」
「名前まで名乗って、警戒心すら無くて、楽ちんポイじゃった」
「そんな『ち◯ぽ』だなんて、ハンネス様ったらぁ」
「そんなことワシは言っとらんぞい。そして、最後が」
「あら~そこの逞しいお兄さん、私と遊ばな~いと色っぽく言ったら『へへっ。こんなところに上玉が、お前らは警戒してろ。後で回してやるからよ。お兄さんじゃなくて俺様の名前は、サウザンド・ナンバー。こんなところで貴族に捕まる子猫ちゃん』ですもの笑い転げるのを必死で我慢しましたわ」
「うむ。まぁ、お前さんのおかげで、労せず4人もの指揮官を討てたのじゃ。今頃、疑心暗鬼かますます城から出てこられんじゃろうて」
「そして、今からトドメを刺しに行きますのね」
「うむ。こうして、城に潜入して、4人の名前と顔を知ってしまったからのぉ。フォッフォッフォッ」
「では、私は安全なところで、他の部隊に合図を」
「頼んだぞい」
そう、ハンネス・フロレンスは、ヨボヨボの爺の姿で、セクシーはそんなお爺さんを献身的に介護する使用人として、既にオオタカキャッスル内に潜入していたのである。
それは何故か?
率いる貴族を的確に狙い撃ちにしたからである。
簡単に言うと暗殺である。
「ハンネス様、お戻りになられましたか?」
「うむ。この3つの首を新たにオオタカキャッスルに籠るクアッドリオン・ナンバーに送りつけてやるが良いぞ」
「相変わらずですね。先に討ち取った首と合わせて、4人の貴族の首を送り付けるとは。兄弟の首でも見れば、怒りで飛び出して来ようて」
オオタカキャッスルを縄張りとするナンバー家は、侯爵という高い地位であり、先の祭りにおける相撲で、声高々に自分たちが参加していれば、誰1人農民風情が勝ち上がることはなかったと言った貴族である。
このナンバー家、兄弟がめちゃくちゃ多く8人兄弟である。
そのうち、5男から末っ子までの4人がナルミ砦を襲撃していたのだが、全員がハンネス・フロレンスによって、物言わぬ首となり、送り付けられてきた。
「ワンに続き、テンにハンドレッドにサウザンドまで、箱に入れてご丁寧に送りつけてくるなど。腑が煮えくり返りそうだ」
「堪えよ兄者。これは、この難攻不落のオオタカキャッスルから我らを誘き出す敵の小賢しい策。弟たちを亡くしたことは辛い」
「わかっているトリリオン。マルネキャッスルだけでなくナルミキャッスルまで落ちた今、このオオタカキャッスルまで、サブローに渡すわけにはいかん」
「しかしだ。トリリオン兄、攻め手を無くしたのも事実。次はどうするつもりだ」
「ビリオンの言う通り。ここは、ビリオンとミリオンに出てもらうしか無いか」
「えー。俺ヤダよ。物言わぬ首になるの。ビリオン兄さんだけ行ってきてよ」
「俺とてごめん被る。こうも立て続けに弟たちが首だけとなったのだ。近寄りたいと思わぬ」
「ならどうせよと?」
「それを考えるのがトリリオン兄の仕事であろう」
「やれやれ、ならば首に鉄を仕込むのは」
「えー。俺は、重くて却下で」
「俺とて、そのようなダサい格好で、部下の前になど立てん」
「あれも嫌だ。これも嫌だでどうせよと。ならいっそのこと。攻めるのはやめて、全員で籠りますか?」
「トリリオンよ。相手は何で的確にこっちの指揮官を狙えている?」
「兄者。それは俺にもわからん。ワンは、無策にも1人で突撃したからまだわからなくも無いがテンにハンドレッドにサウザンドは、連れていた部下には目もくれずに狙い撃ちされている」
「もしや、内通者がおるのではあるまいな?」
「兄者、それは我らを疑っているのかと言いたいところだが。考えられん。サブローは先の戦いで、ハルト卿をそして、ゴルドはデビ卿を殺している。こちら側についた貴族に対して容赦しないというのを断固として見せた。裏切りは考えられん。それを考えて、この城にいるのは、貴族だけにしたのだからな」
「そうであったなトリリオン。では、相手は何故、的確に弟たちを狙えたのだ。そこがわからぬ限り、手の打ちようは無いだろう」
「確かに。では、今は前線はそのままにして、放置ということで」
「うむ」
ハンネス・フロレンスが指揮官を狙い撃ちできたのには、勿論理由がある。
「セクシーよ。やはりお前さんを我が家に迎えられて、良かったわい」
「ハンネス様、まさかこのような方法で指揮官を狙い撃つなんて、思いもしませんでしたわ」
「名付けて、スケベ心、釣り釣り作戦じゃ」
「まぁ、そういう仕事をしていましたから触られ慣れてますし、自分のやってきたことが無駄じゃ無いとわかったのは、嬉しいのですけど。何というか。貴族の方って、あんなに飢えてらっしゃるんですの?」
「まぁ、戦の場に女が居たら大抵の男は、あぁなるわい」
「その。それは、ハンネス様も?」
「ワシか?ワシは、もう枯れ枯れの干からびた干物じゃ。というのは、冗談じゃ。妻にしか反応せん」
反応しないという言葉を聞いて、服をはだけさせて反応を見るセクシー。
「確かに、その反応してませんね?」
「こら、何ちゅうカッコしとるんだ」
そう、指揮官だけ狙い撃てたのは、セクシーのお色気にハマって、ゴキブリホイホイよろしくのように、吸い込まれたからである。
「最初のやつは、それにしても何がしたかったんじゃろうな。いきなり、名乗りを上げるなど、殺してくださいと言ってるようなものじゃ」
「あれは、簡単でしたわね」
「うむ。いま、思い出しても1番簡単な仕事であったわい」
「次が」
「まぁ、連れてる部下が10人しか居なかったのでな。皆殺しでも構わなかったのじゃが」
「私が転んだだけで、目を輝かせて、『怪我はねぇか。このテン様に1発やらせろ』だなんて、野蛮でしたわ」
「直球すぎて笑ったものじゃ。次のやつなんて、傑作じゃ」
「私がいけない戦場に迷い込んでしまいましたわ。何処かに助けてくださる紳士な方がいれば、身体で御礼しますのにとありきたりなセリフを言ったら『お嬢さん。俺の名前はハンドレッド・ナンバー。これでも名の知れた貴族なんだぜ。出口まで案内しましょう』ですもの。下心、見え見えで笑っちゃいました」
「名前まで名乗って、警戒心すら無くて、楽ちんポイじゃった」
「そんな『ち◯ぽ』だなんて、ハンネス様ったらぁ」
「そんなことワシは言っとらんぞい。そして、最後が」
「あら~そこの逞しいお兄さん、私と遊ばな~いと色っぽく言ったら『へへっ。こんなところに上玉が、お前らは警戒してろ。後で回してやるからよ。お兄さんじゃなくて俺様の名前は、サウザンド・ナンバー。こんなところで貴族に捕まる子猫ちゃん』ですもの笑い転げるのを必死で我慢しましたわ」
「うむ。まぁ、お前さんのおかげで、労せず4人もの指揮官を討てたのじゃ。今頃、疑心暗鬼かますます城から出てこられんじゃろうて」
「そして、今からトドメを刺しに行きますのね」
「うむ。こうして、城に潜入して、4人の名前と顔を知ってしまったからのぉ。フォッフォッフォッ」
「では、私は安全なところで、他の部隊に合図を」
「頼んだぞい」
そう、ハンネス・フロレンスは、ヨボヨボの爺の姿で、セクシーはそんなお爺さんを献身的に介護する使用人として、既にオオタカキャッスル内に潜入していたのである。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
リメイク先:「視線が合っただけで美少女が俺に溺れる。異世界で最強のハーレムを作って楽に暮らす」
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる