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2章 ゴブリン共の脅威から防衛せよ!
これぞ天からの助け
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シスターと聞いて、トモカズに思い当たる人物は1人しかいなかった。
勇者パーティの1人であり、聖属性の魔法と治療魔法を使いこなすステラである。
そうとなったらやる事は一つである。
「その役目、失礼ながら俺に任せて頂けませんか!ポール殿は、ここで指揮を」
「しかし、トモ殿も我が国が守るべき民。そのような事」
その時、ガサガサと音がしたところから宝箱のような魔物が飛び出してきた。
「ガチャガチャ」
「ミミックだと!ええぃこの忙しい時に、防御隊列を整えよ!」
しかし一向に襲いかかってこないミミック。
「まさかこれ」
「クゥーン」
「コーン」
トモカズの言葉にメイメイとキラリが同意するように鳴く。
「そういうことか。でも、このミミックと何処で出会った?」
トモカズはミミックに近付いていき、宝箱の上の方、人間でいう頭の辺りを撫でてやる。
「ガチャ~」
喜んでるのは、何でだろうわかる気がする。
でも、マジでミミックなんて会ったこともないのに何で懐かれているんだ?
名前か。
名前な。
そもそも男なのか女なのかもわからないぞ。
ミミックに性別なんてあるのか?
愛されそうな名前。
「ミミックだからミミッキュとか」
不意について出た言葉で、名前を付けると宝箱の中から女の子が飛び出してきた。
「ダーリンに会いに来ただっちゃ」
うおっ。
いきなり抱きつかれた。
抱きつかれた!?
ミミックが美少女の姿に!
って違う違う。
「お前何で人間に?」
「ミミックだっちゃ」
「ん?」
「あっ、マネコの魔法を使っただっちゃ。ダーリンのお気に召さないだっちゃ?」
「いや、凄く良い。最高だ」
「ダーリンに褒められて嬉しいだっちゃ」
ん?
待て、これぞ天からの助けなのでは?
マネコの魔法を覚えたミミックが何故か知らないが初めから俺に懐いていて、このタイミングで現れる。
女神様、ありがと!
これで、ステラを助けられるかもしれません!
「ちょっと、いきなり現れて馴れ馴れしくありません事、トモカズ様から離れてくださいまし」
「このミミック、見覚えが」
「あっ、あの時の野蛮だけどダーリンと出会わせてくれたリザードマンだっちゃ!」
「思い出した!お前は、王家の墓地にいたミミックか!」
王家の墓地って、超重要アイテムの変幻自在の玉があるダンジョンだよな。
ん?
俺と出会わせてくれた?
俺はここに来てから王家の墓地に行ったことはないのに、どうして、そこにいたミミックが俺と出会ったと言うのか意味がよくわからない。
「うちの上で、盛大に漏らした野蛮なリザードマンだっちゃ」
「ぐっ。怖いものは怖いのだから仕方ないだろう!何故、貴様に支配の淫紋が刻まれているのだ!」
「それは、うちの上でお漏らしするからだっちゃ。あんなに濃くて美味しいの初めてだっちゃ。そこからはその匂いを追って、ようやくの思いでダーリンに会えたっちゃ」
ん?
矛盾してないか?
ナイアが王家の墓地に向かったのは、俺がここに転生してきて勇者の力が発動する1回目の話だ。
それ以降は、ナイアは王家の墓地に行ってない。
即ちこのミミックからも俺の存在は消えるはず。
そもそもナイアからも消えていたのだ。
このミミックだけ消えないなんてことはあり得ないはずだ。
それにご都合展開すぎる。
女神様の加護と考えた方がしっくりくるぐらいに。
「だから、それはあり得ないのだ!私とお前が出会ったのは御主人様と出会って、1回目だ」
うんうん。
ナイアが答えを言ってくれた。
「成程だっちゃ。その話が必要だっちゃ。ミミックの個体数が非常に少ないことは知ってるだっちゃ?」
「あぁ」
「ダーリンは流石っちゃ。じゃあ、死んだミミックはどうなると思うだっちゃ?」
「跡形も無く消える?」
「惜しいだっちゃ。正解は2度と蘇らないだっちゃ」
「それの何処が答えになる?」
「ダーリンは、わからないだっちゃか?まぁ、勇者で説明するとだっちゃ。女神様の与えた勇者の力で戻れているのは、あくまで勇者パーティーだけだっちゃ。勇者と直接の関わりがないところにいる。この場合は、魔物だっちゃね。例えばボス前までに辿り着くまでに中ボスが居たとして、倒したらそのままだっちゃね」
「何で、そんなに詳しいんだよ!」
「昔、幽霊船で宝箱のフリのアルバイトをしてただっちゃ。その時に現れた戦士が幽霊船長を守っていた幽霊副船長・幽霊船員たちを倒した後に幽霊船長に倒されたところを見たからだっちゃ。その後、何事もなくその戦士は、強くなって戻ってきて幽霊船長を倒しただっちゃ」
その戦士は、確か勇者の父親で先代の勇者だ。
そいつの説明に女神から天啓を受け、幽霊船からどんな鍵のかかったものを開けられる万能鍵を取って、魔界にある魔王城に乗り込んだがそこでは何故か勇者の力が使えず襲いかかるボスラッシュの前にとうとう力尽きて、亡くなったんだよな。
プレイヤーとして勇者を操作して、魔王城の中ボス5連戦のちょっと前に屍があって、近くに文字で主人公の名前が書かれていて、最後の言葉みたいなのが書かれているんだよな。
『お前に勇者を背負わさないために魔王を討ち果たそうとしたが力敵わず不甲斐ない父親ですまない』
だったな。
という事は、ミミッキュって、宝箱のフリして、先代勇者が今代勇者が産まれてすぐに旅立って、16年は立つからその期間を生きてるって事か!
ある意味、凄いな。
と感心しながらトモカズは、ミミッキュの話を聞くのであった。
勇者パーティの1人であり、聖属性の魔法と治療魔法を使いこなすステラである。
そうとなったらやる事は一つである。
「その役目、失礼ながら俺に任せて頂けませんか!ポール殿は、ここで指揮を」
「しかし、トモ殿も我が国が守るべき民。そのような事」
その時、ガサガサと音がしたところから宝箱のような魔物が飛び出してきた。
「ガチャガチャ」
「ミミックだと!ええぃこの忙しい時に、防御隊列を整えよ!」
しかし一向に襲いかかってこないミミック。
「まさかこれ」
「クゥーン」
「コーン」
トモカズの言葉にメイメイとキラリが同意するように鳴く。
「そういうことか。でも、このミミックと何処で出会った?」
トモカズはミミックに近付いていき、宝箱の上の方、人間でいう頭の辺りを撫でてやる。
「ガチャ~」
喜んでるのは、何でだろうわかる気がする。
でも、マジでミミックなんて会ったこともないのに何で懐かれているんだ?
名前か。
名前な。
そもそも男なのか女なのかもわからないぞ。
ミミックに性別なんてあるのか?
愛されそうな名前。
「ミミックだからミミッキュとか」
不意について出た言葉で、名前を付けると宝箱の中から女の子が飛び出してきた。
「ダーリンに会いに来ただっちゃ」
うおっ。
いきなり抱きつかれた。
抱きつかれた!?
ミミックが美少女の姿に!
って違う違う。
「お前何で人間に?」
「ミミックだっちゃ」
「ん?」
「あっ、マネコの魔法を使っただっちゃ。ダーリンのお気に召さないだっちゃ?」
「いや、凄く良い。最高だ」
「ダーリンに褒められて嬉しいだっちゃ」
ん?
待て、これぞ天からの助けなのでは?
マネコの魔法を覚えたミミックが何故か知らないが初めから俺に懐いていて、このタイミングで現れる。
女神様、ありがと!
これで、ステラを助けられるかもしれません!
「ちょっと、いきなり現れて馴れ馴れしくありません事、トモカズ様から離れてくださいまし」
「このミミック、見覚えが」
「あっ、あの時の野蛮だけどダーリンと出会わせてくれたリザードマンだっちゃ!」
「思い出した!お前は、王家の墓地にいたミミックか!」
王家の墓地って、超重要アイテムの変幻自在の玉があるダンジョンだよな。
ん?
俺と出会わせてくれた?
俺はここに来てから王家の墓地に行ったことはないのに、どうして、そこにいたミミックが俺と出会ったと言うのか意味がよくわからない。
「うちの上で、盛大に漏らした野蛮なリザードマンだっちゃ」
「ぐっ。怖いものは怖いのだから仕方ないだろう!何故、貴様に支配の淫紋が刻まれているのだ!」
「それは、うちの上でお漏らしするからだっちゃ。あんなに濃くて美味しいの初めてだっちゃ。そこからはその匂いを追って、ようやくの思いでダーリンに会えたっちゃ」
ん?
矛盾してないか?
ナイアが王家の墓地に向かったのは、俺がここに転生してきて勇者の力が発動する1回目の話だ。
それ以降は、ナイアは王家の墓地に行ってない。
即ちこのミミックからも俺の存在は消えるはず。
そもそもナイアからも消えていたのだ。
このミミックだけ消えないなんてことはあり得ないはずだ。
それにご都合展開すぎる。
女神様の加護と考えた方がしっくりくるぐらいに。
「だから、それはあり得ないのだ!私とお前が出会ったのは御主人様と出会って、1回目だ」
うんうん。
ナイアが答えを言ってくれた。
「成程だっちゃ。その話が必要だっちゃ。ミミックの個体数が非常に少ないことは知ってるだっちゃ?」
「あぁ」
「ダーリンは流石っちゃ。じゃあ、死んだミミックはどうなると思うだっちゃ?」
「跡形も無く消える?」
「惜しいだっちゃ。正解は2度と蘇らないだっちゃ」
「それの何処が答えになる?」
「ダーリンは、わからないだっちゃか?まぁ、勇者で説明するとだっちゃ。女神様の与えた勇者の力で戻れているのは、あくまで勇者パーティーだけだっちゃ。勇者と直接の関わりがないところにいる。この場合は、魔物だっちゃね。例えばボス前までに辿り着くまでに中ボスが居たとして、倒したらそのままだっちゃね」
「何で、そんなに詳しいんだよ!」
「昔、幽霊船で宝箱のフリのアルバイトをしてただっちゃ。その時に現れた戦士が幽霊船長を守っていた幽霊副船長・幽霊船員たちを倒した後に幽霊船長に倒されたところを見たからだっちゃ。その後、何事もなくその戦士は、強くなって戻ってきて幽霊船長を倒しただっちゃ」
その戦士は、確か勇者の父親で先代の勇者だ。
そいつの説明に女神から天啓を受け、幽霊船からどんな鍵のかかったものを開けられる万能鍵を取って、魔界にある魔王城に乗り込んだがそこでは何故か勇者の力が使えず襲いかかるボスラッシュの前にとうとう力尽きて、亡くなったんだよな。
プレイヤーとして勇者を操作して、魔王城の中ボス5連戦のちょっと前に屍があって、近くに文字で主人公の名前が書かれていて、最後の言葉みたいなのが書かれているんだよな。
『お前に勇者を背負わさないために魔王を討ち果たそうとしたが力敵わず不甲斐ない父親ですまない』
だったな。
という事は、ミミッキュって、宝箱のフリして、先代勇者が今代勇者が産まれてすぐに旅立って、16年は立つからその期間を生きてるって事か!
ある意味、凄いな。
と感心しながらトモカズは、ミミッキュの話を聞くのであった。
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