転生したらオープニングで滅ぼされる村の子供?でした➖現代知識とゲーム知識とエッチな知識を駆使して生き残りたいと思います➖

揚惇命

文字の大きさ
228 / 311
6章 魔王城までの道を確保せよ!

次の行き先

しおりを挟む
 シシオとの同盟がキサナが俺の妻となることで、強固となった翌日、頭の中で女神の声が響く。

『勇者トモカズ、聞こえますか。見事な采配でヒートマウンテンとスノーフィールドを制しましたね。お見事です。次は魔王城へ向かう最難関の要所、ハメツデスグロットです。ここを制すれば、魔王城はまた鼻の先、この世界を頼みましたよ』

 こちらの返答は待たず言いたいことだけを告げてきたか。
 次の準備に忙しいといったところか。
 しかし、ゲームの真の悪役が女神だったなんて、ありがちな展開がこのダクドラでも適用されているとはなぁ。
 まぁ、勇者を導いて、魔王を倒した後、勇者はどうなったって話だよな。
 結局は女神の都合のいいような匙加減で決まるんだよな。
 何を仕掛けてくるのか。
 大所帯になった俺たちが今更ハメツデスグロットに怯むわけないんだよなぁ。
 まぁ、罠の回避方法の全てを知ってるってのもあるけど。
 その上で、どんな罠を仕掛けるつもりなんだ女神は?
 まぁ、魔王と会うまでは、こっちが女神の思惑通りに動いていないと見せるのは良くないよな。
 さて、言われた通り、ハメツデスグロットに向かうとしますか。
 その前に久々に家に帰っても良いよな。
 べ、別に母さんが恋しくなったとかじゃないからな!

「まぁ、トモカズ。随分とモフモフ妻が増えたわねぇ~。お母さん、めちゃくちゃ嬉しいわ~」

 こんな感じで、みんな順番に撫でられて気持ちよさそうだ。

「マナミ、昔から動物が好きなのは知っているがその。こんなにトモカズの妻が増えて喜ぶのはどうかと。それに預かり知らぬところで子供まで。しかも人の姿じゃないのだぞ!」

「あら、良いじゃないモノノブ。人の姿ではなくともこの子たちはトモカズとナイアさんとの間にできた大事な子供で、私にとって孫だもの。ウフフ」

「水が無いと生きられないなんて、人では無い。ワシは断じて認めん!」

「まぁ、モノノブったら。人も水が無いと生きられないのよ?それに水の中を泳ぎ回って、こんなに可愛いじゃ無い。ウフフ」

「ぐっ。ワシはワシはこの手で我が子を抱ける人でしか認めんからなぁ!」

「まぁ、拗ねちゃって。ごめんなさいねナイアさん。主人も産まれたと聞いた時はめちゃくちゃ喜んでいたのよ。それが抱けないと知ってショックを受けてるだけなの。気にしないでちょうだい」

「いえ、申し訳ありません。私がきちんと人の子を産めていたら。こうも完璧なリザードマンが産まれるなんて」

「お母さんがそんなこと言っちゃダメよ!この子たちにとって、母親はあなた1人なんだから。否定するような言い方しちゃダメ」

「す、すみませんお義母様」

「分かれば良いのよ。トモカズ、直ぐに経つんでしょ?今日ぐらいはゆっくりしていきなさい。後、この子たちは私が見ておいてあげるから安心しなさい。ミミッキュちゃんのお陰で、どんな子供の世話も大丈夫なんだから」

「あ、マスタ~。お帰り~。お口に精子出していく?」

「何だよその挨拶は?ってか出してかねぇよ!」

「ケラケラケラ~。マナミン~リザードマンの子供のお世話の参考書、ここに出しとくね~」

「ありがとうミミッキュちゃん。今日も可愛いわ~」

「エヘヘ~マナミンが髪と服整えてくれたからだよ~」

「まぁね~」

 すっかりミミッキュたちもこの街に受け入れられ、今では一家に一台だもんな。
 まぁ、何でも管理してくれて、必要に応じて出してくれてだもんな。
 その便利さたるやいつも忙しい主婦の皆様なら誰だって欲しいよな。

「あ、マスタ~まだいたの~やっぱり精子、口に出してく~?」

「だからださねぇよ!」

「フラれた~。マナミン、慰めて~」

「ヨシヨシ、ミミッキュちゃん。トモカズ、別に減るもんじゃ無いんだし、出して行ったら良いのに」

「いや、母親がそんなこと言うんじゃねぇよ!」

「ミミッキュちゃん、ママもトモカズに振られちゃったわ」

「ヨシヨシ、マナミン。マスタ~、酷すぎだよ~」

「もうええわ!」

 こんな幸せなやり取りに温かい食事に温かい寝床、ホッとする家か。
 ずっと続けば良いのにな。
 いや、そのために今は女神に協力してるフリをして、魔王の元に辿り着かないとな。

「御主人様、ハメツデスグロットに向かわずに寄り道をするのですか?」

「あぁ、魔物の街へな」

「あそこはおやめください!貧困町で、殺しや盗みも横行しています。とにかく何でもアリな街なんです。どうしてそこに行かれるのです?」

「この街には四天王であるガイルの娘とリードの娘がいるんだよなぁ。酷い病で。魔物だろうと治してあげられるよなステラ?」

「どうでしょう完全な魔族ですと。聖女の私が近づくだけで蒸発してしまうかと」

「あっそ。ステラでも無理か。病を治してくれたらとっておきのお仕置きをしてあげようかなと思ったのになぁ」

「やります!やらせていただきます!女神の使徒様からの御褒美のためならば。グヘヘ」

 こうして俺たちは、次なら行き先の前に少し寄り道をしていくことにするのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

処理中です...