転生したらオープニングで滅ぼされる村の子供?でした➖現代知識とゲーム知識とエッチな知識を駆使して生き残りたいと思います➖

揚惇命

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終章 この世界の守護者

これは予想外だわ

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 当初は操り人形かと思ったが俺と対話したいと言い出すとは、操られるだけの人形ではなかったと言うことか。
 ならこちらも話し合いに応じよう。

「話し合う前に、そこに転がっている奴は、良いのか?」

「デーモンロードのことをすっかり忘れてたよアリシアお姉ちゃん!どうしよう?」

「え、そうね(私が魔素をたっぷりと送り込んで闇に染め上げたのに、まさかここまで使えないなんて。私はデモンちゃんと幸せに暮らせれば、どうでも良いのだけれど)」

 はぁ。
 こんな時でも己の身の心配か。
 見たところ身重そうだし、何も言わないが。

「おーい!お前、生きてるか?」

「う、うーん。あれ、僕は一体何を?はっ!?貴様は、魔王様とアリシア様がもっとも警戒しているテイマー!僕が成敗してやる!」

 おいおい、嘘だろ。
 いきなり剣を振りかぶるとか。
 ここは冷静に短剣でガードだ。

「んな!?僕の闇剣《ダークソード》を受け止められるなんて!」

 コイツも厨二病かーい!
 何で、いちいち必殺チックに自分の技を紹介するんだよ!
 現実は魔王が勇者の必殺技の発動まで待つことなんてねぇぞ。
 というか、剣に重みがない。
 まるで空っぽのまま勢いに任せて振りかぶってきたみたいな感じだな。
 冷静に弾いて、お腹に一撃、蹴りを喰らわせとくか。

「カハッ。魔王様、アリシア様、申し訳」

「いやいや、今ので気絶すんのかーい!弱すぎだろコイツ?」

「チッ(あのままデーモンロードが殺してくれれば、厄介な相手が1人減ったというのにホント使えないコマね。デモンちゃん、人間は欲深い生き物だから絶対に裏切るんだから騙されちゃダメよ)」

「(アリシアお姉ちゃんは、僕のことが好きすぎて、心配性だなぁ。大丈夫だよ。彼は嘘を付かない。僕は、アリシアお姉ちゃんとの幸せのために彼のことを信じてみようって思ったんだ。ここは任せといてよ)」

「嘘」

「どうしたんだ?」

「いえ、こちらの話ですからお気になさいませんことよ(いつからテレパシーが使えるようになったのデモンちゃん!)」

「(うーん。アリシアお姉ちゃんが心で何を考えてるか知りたくなったから練習したんだよね~。それにしても僕のためとはいえ、大事な部下にあんな言い方は良くないよ。きちんと謝って)」

「(ごめんなさい)」

「(僕にじゃなくて、デーモンロードのことをちゃんと後で労ってあげてね。デーモンロードが僕たちの盾になって時間を稼いでくれたから死なずにいるんだからね)」

「(デモンちゃんに言われると弱いわ。わかったわ。後できちんと労うから許して)」

「(わかってくれたのなら良いよ)」

 表情からしか読み取れないが、デモンとアリシアとの間でなんか話してたみたいだな。
 俺が支配淫紋の皆んなと話したりできるのと似たようなものかな。
 にしてもアリシアが途中から青ざめてタジタジになってたのを見ると完全に操り人形ってわけでもないわけか。
 寧ろ、アリシアはデモンのことしか見えてないショタコンってやつなのかもな。

「おーい?生きてるか?いきなり剣を振られたから思わず蹴っちまった。すまない」

「はっ!?僕は何を!貴様は、魔王様とアリシア様が警戒しているテイマー!?俺の魔剣《マジックソード》を喰らえ!」

 このくだり、もう一回必要かな?
 ハァ。

「やめよデーモンロード!その者は、我の客人ぞ!」

「はっ!魔王様!」

 攻撃体制からいきなり忠誠モードに切り替えた!?

「し、失礼しました。魔王様との客人とも知らずに。僕はこれで」

「何処に行くデーモンロード?そちには、我とこの客人との間で取り交わされる約束事の証人として、この場に居てもらうぞ」

「ははぁ!」

 帰ろうとしてからの見事なまでのスライディング土下座!?
 いや、何コイツめちゃおもろいんだけど!
 俺のモノにできないかなぁ。
 いや、男だし無理か。
 適応能力、無くてもいけるんだっけ?
 いや、流石にあの駄女神でも修正してるだろ。
 素直に諦めるか。
 って、仮面が転がってる!?
 ていうことは素顔を。

「デーモンロード、どうしたのですその長い髪は?」

「アリシア様、何を言って?僕の髪は短髪」

 ブロンドの髪を触って、驚きに満ちるデーモンロード。

「えっ?えっ?何?何?コレ?」

「デーモンロードよ。お前、いつから自分の姿を見ていない?」

「はっ魔王様に御報告申し上げます!ウォリアーとウィザードが帰ってきてからですので、約1ヶ月となります!」

「流石に臭うよねアリシアお姉ちゃん?」

「デーモンロード、私たちのために苦労をかけましたね。一度、湯浴みをして、他に変わりがないか確認して来るのです(デモンちゃん、女性に臭うなんて失礼ですよ。というか何でブレイブが性転換してるの!?い、意味がわからないんだけどーーーー!)」

「アリシア様の命とあらば!直ぐに湯浴みをして参ります!それでは!」

「う、うん。僕もそれが良いと思うよ。ごめんね臭うなんて失礼だったよね?」

「いえ!魔王様の御前で、不快な匂いを嗅がせてしまいましたことお詫び致します!」

 頭と手が綺麗な三角形になる完璧な土下座!
 ここで、世の男性が帰った時に部屋に迎え入れられる際に、聞きたい言葉に選ばれるお風呂にするご飯にするそれとも私にするをこの状態で言われたら間違いなく君にするって言っちゃいそうなほど完璧な土下座だ!

「テイマー殿」

「俺の前はトモカズ。皆には色々と呼ばれているが気軽にトモで構わない」

「そ、それではトモ殿。我の大事な近衛が戻ってくるまで暫しお待ちいただいても構わないだろうか?」

「あ、あぁ」

 それにしても臭うって言うほど臭かったかなぁ?
 俺は、良い匂いだと思ったけどなぁ。
 というかブロンドの髪が似合う素敵な女性だったなぁ。
 まぁ、アレだけデモンに対して忠誠心が高いから俺のモノにはできないだろうけど。
 こうして、俺はデーモンロードが戻ってくるまで、この場で待つのだった。
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