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社長、サイコーです!7
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私は羞恥と申し訳なさでいたたまれなくなった。
事の次第を私が理解したとわかった社長は、音声を止めた。
「俺が襲ったわけじゃないとわかってもらえた?」
「は、はい。襲ったのは私でした。そのうえ、犯行をなすりつけようとしました」
「じゃあ、消すね」
「あ、あの、完全削除でお願いします」
「念のために録っただけだ。今、消去する」
さすがお立場のある人。ハニトラ対策にぬかりはない。早速役に立ったし。
申し訳なさと羞恥に、顔を上げられない。
「それで……、私はどうすればいいでしょうか」
「とりあえず、働いてもらおうか」
「ははは、働く? どこで? あっ、マグロ漁船とかですか」
「えっ、マグロ?」
社長は、理解不能と首をかしげている。
「取り返しのつかないことをすれば、そうなるって、おじいちゃんが言っていました」
「べつに、取り返しつかないことではないけどね」
「あ、そう、そうですね、社長も楽しんだって言ってましたしね」
「あなたも楽しめたと思うけど」
うん、気持ち良かったです。サイコーでした! セックスってこんなに良いものだったんですね!
「では、おとがめなしということで?」
「俺たち、愛し合っただけだし」
『愛し合った』に『だけ』が加わると、なぜ、そこに愛がないように感じるんですかね、不思議ですね!
社長は素知らぬ横顔を向けて、タブレットでニュースチェックをしている。もうこちらには興味もなさそうだ。
まとっていた甘い空気も消えている。
社長はタブレットを置くと、ベッドから降りた。
「さあ、仕事だ。あなたにできるのは、これまで通り働くこと」
「は、はい」
「あなたは少し休んでから会社に来てください。バスルームも使っていいし、キッチンのもの、何でも食べて。ここの場所は出ればわかるから」
そういうと寝室から出て行った。
出ればわかる?
起き上がろうとすれば起き上がれなくもなかったが、社長とは顔を合わせづらく、玄関の閉まる音がするまでベッドで丸くなっていた。
つくづくいたたまれない。
何てことをやってしまったのだろう。
これまで通り働くことって、それは、これまで通り、社長と部下の関係、つまりなかったことにしてくれるってことよね。
さすが社長、寛大だ。
これからも、身を粉にして働くわ!
身支度を整えて、玄関を出る。ドアが閉まると同時にオートロックがかかった。
ここの場所は出ればわかるって言ってたけど。
そこはホテルの廊下のような場所で、とりあえずエレベーターを探す。
見つかったエレベーターに入る。
ん?
このエレベーターは?
それはオフィスのエレベーターと作りが似ていた。
一階まで降りてみれば、やはりそこはオフィスのあるビルだった。
社長ってば、オフィスの上に住んでたの?
それで呼べば3分で来たのね!
事の次第を私が理解したとわかった社長は、音声を止めた。
「俺が襲ったわけじゃないとわかってもらえた?」
「は、はい。襲ったのは私でした。そのうえ、犯行をなすりつけようとしました」
「じゃあ、消すね」
「あ、あの、完全削除でお願いします」
「念のために録っただけだ。今、消去する」
さすがお立場のある人。ハニトラ対策にぬかりはない。早速役に立ったし。
申し訳なさと羞恥に、顔を上げられない。
「それで……、私はどうすればいいでしょうか」
「とりあえず、働いてもらおうか」
「ははは、働く? どこで? あっ、マグロ漁船とかですか」
「えっ、マグロ?」
社長は、理解不能と首をかしげている。
「取り返しのつかないことをすれば、そうなるって、おじいちゃんが言っていました」
「べつに、取り返しつかないことではないけどね」
「あ、そう、そうですね、社長も楽しんだって言ってましたしね」
「あなたも楽しめたと思うけど」
うん、気持ち良かったです。サイコーでした! セックスってこんなに良いものだったんですね!
「では、おとがめなしということで?」
「俺たち、愛し合っただけだし」
『愛し合った』に『だけ』が加わると、なぜ、そこに愛がないように感じるんですかね、不思議ですね!
社長は素知らぬ横顔を向けて、タブレットでニュースチェックをしている。もうこちらには興味もなさそうだ。
まとっていた甘い空気も消えている。
社長はタブレットを置くと、ベッドから降りた。
「さあ、仕事だ。あなたにできるのは、これまで通り働くこと」
「は、はい」
「あなたは少し休んでから会社に来てください。バスルームも使っていいし、キッチンのもの、何でも食べて。ここの場所は出ればわかるから」
そういうと寝室から出て行った。
出ればわかる?
起き上がろうとすれば起き上がれなくもなかったが、社長とは顔を合わせづらく、玄関の閉まる音がするまでベッドで丸くなっていた。
つくづくいたたまれない。
何てことをやってしまったのだろう。
これまで通り働くことって、それは、これまで通り、社長と部下の関係、つまりなかったことにしてくれるってことよね。
さすが社長、寛大だ。
これからも、身を粉にして働くわ!
身支度を整えて、玄関を出る。ドアが閉まると同時にオートロックがかかった。
ここの場所は出ればわかるって言ってたけど。
そこはホテルの廊下のような場所で、とりあえずエレベーターを探す。
見つかったエレベーターに入る。
ん?
このエレベーターは?
それはオフィスのエレベーターと作りが似ていた。
一階まで降りてみれば、やはりそこはオフィスのあるビルだった。
社長ってば、オフィスの上に住んでたの?
それで呼べば3分で来たのね!
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