死を経験した侯爵夫人は夫と別れたい~あなた達二人の邪魔はしません~

クロユキ

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怪我をしてからわかった②

「おはようございます。奥様」
「おはよう、アルベルト」
いつもの朝の挨拶だがアメリアは気分が良かった。
「お体の方は…」
「大丈夫よ、少し痛いけれど気分が悪いわけでもないから」
アルベルトはホッと安堵した顔を見せアメリアは自分を心配してくれるアルベルトが嬉しかった。
「アルベルト、手に持っているのは何?」
「あ…奥様の怪我の原因の石です…」
「石!?」
アルベルトは拳程の石を手に持ちそして薄く赤い色が着いているのをアメリアに見せた。
「……こんなに小さな石が……」
「…小さな石でも凶器になります…どんなに痛い思いを…」
アルベルトは、手に持った石を握り締め苦痛な顔を見せていた。
「……この石は証拠になるわね…探してくれてありがとう」
「私も奥様が倒れて頭に血を流されています原因を見付けたいと思ったのです」
「…心配かけてしまったわ…」
アメリアは怪我の原因をアルベルトが探してくれたのが嬉しかった。
コンコン!
「医師様がお見えですが…」
「部屋に通して」
医師が部屋に入りアメリアが歩いているのを見て驚いた。
「アメリア様、まだ安静にしてください!頭を打ったのです」
「え…ベッドで何日も寝ていたのよ少しくらい…」
「アメリア様!」
アメリアは渋々ベッドの上に座り医師はため息を吐いていた。
「お気持ちはわかりますが、今は安静にしてください」
「いつまでなの?」
「頭の傷が治るまでの辛抱です」
「それは困るわ。わたくし夫のブライアンと今日離婚するのよ」
「……」
医師は「えっ?」と声に出しアメリアに確認をした。
「…あの、アメリア様?今、ブライアン様と…」
「そんなに驚く事でもないでしょう?わたくしと夫の不仲を知っていると思うわ」
「!で、ですが…」
「わたくしの怪我は夫が原因なの」
「ブライアン様が?」
「わたくし、夫から突き飛ばされたのこの怪我はそれが原因よ」
「……」
医師は、アメリアから頭の怪我は夫のブライアンが原因だと聞き声が出ずにいた。
その頃、ブライアンは食事を終え廊下を歩いているとキャサリンが玄関の前に立ちブライアンに気が付いた。
「ブライアン様!」
「キャサリン!?」
二人は、笑顔を見せお互いの手を握り締めていた。
「どうして、君が屋敷へ?君が来ているのがわかればあの女から何をされるか…」
「えっ!?ブライアン様が屋敷へ呼んだのではないの?」
「いや、俺ではない…まさか…」
ブライアンは、険しい顔になりアメリアを思い出した。
「…まさか、あの女が…」
「えっ?」
「行こう、キャサリン」
ブライアンは、キャサリン嬢の手を掴み外へ出ようとした。
玄関が外から開き男性が一人立っていた。








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