死を経験した侯爵夫人は夫と別れたい~あなた達二人の邪魔はしません~

クロユキ

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向き合っていたら…②

「慰謝料が終わりましたら会う事も無いと思います。もし、わたくしが貴方と会っていますとキャサリン嬢から責められますわ…別れたのに何故会っているのかと…」
「……」
「…わたくし、貴方の顔に一目惚れをして求婚したの」
「は?顔!?」
「貴方に話しかけます方は皆さん顔を見て寄って来ますでしょう?キャサリン嬢も昨日の彼女もそしてわたくしも貴方の顔が好きでわたくしは貴方に求婚したの…あの時は、貴方と一緒になりたくて必死だったの…断られた日は部屋に籠って泣き続けていたわ…」
「…初めて聞いた…が」
「自分の情けない話しをするわけないでしょう…会話もまともに話しをした事もないのに…」
「っ…」
「わたくしが部屋に籠る日が何日も続いた時にお父様が貴方との結婚が決まったと知らせをしって驚くよりも嬉しかったわ…理由も知らないままわたくしは貴方と結婚したわ…でも、貴方はわたくしと会話も顔を見るのも避けて…ふふっ、貴方が部屋にいるのを知りました日には、部屋に入って貴方に見つかって口喧嘩が何度あったかしら」
「部屋に無断に入れば誰でも驚いてしまうだろう…」
「わたくしが嫌いだからでしょう?わたくしが無理矢理貴方と結婚してキャサリン嬢と離れなくてはならなかった…顔も会話もわたくしに触れるのが嫌と思うほどわたくしが嫌いだったでしょう…ですからあの日、貴方はキャサリン嬢と一緒にいる所を邪魔をされ、わたくしを突き飛ばした…」
ブライアンは両手を重ねて握りしめてアメリアを離した日を思い出した。
「……すまなかった…謝って済むことではないと俺は君に酷い事をした…倒れた君を見て一瞬戸惑った…君の側へ行こうと体を動かしたがキャサリンの握り締める手が俺を止めて…俺は、君が俺の気をひくためにわざと動かないふりをしていると思ったんだ…」
「……」
「…君が目の前にいると…自分が思っている事とは反対の言葉で君に話しをして…何もかも君が悪いと…すまなかった…怪我をさせてしまった償いをしたい…」
ブライアンはアメリアに頭を下げ謝罪をした。
「…今頃ですか?わたくしが目を覚ましました時に聞きたかったわ」
「っ…」
「償いは慰謝料で充分ですわ。貴方と会いましたとわかれば貴方も気まずいでしょう?子供が生まれるの、キャサリン嬢を大切にしてあげてください」
アメリアはブライアンに幸せになって欲しいと笑顔を見せた。
「……俺の事は、何も思わないのか?」
「迷惑をかけてしまいました事は謝ります…わたくしも怪我をして目が覚めましたから…わたくしの側にいて欲しい人は貴方ではないとわかりましたわ」
「は?それはどういう…」
ブライアンはアメリアが何を言っているのか理解出来なかった。
「わたくし、ここを離れましたら結婚しますわ」
「な!?」
ブライアンは驚きアメリアから結婚の話しが出るとは思わなかった。




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