死に戻った私は二度と後悔したくはありません

クロユキ

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グレッドの怒り②

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タタタタと二階の廊下を走るウェンディはロベルトの叫ぶ声を聞いて慌てて部屋を出た。
「ロベルト!?どうしたの?何が……」
ウェンディは、途中まで階段を降りて自分の方を睨むように見上げるグレッドに真っ青な顔になったウェンディは、そのままロベルトを見ないまま急いで部屋に戻った。
部屋に戻ったウェンディはガタガタと体が震え扉の前で座り込んでしまった。
「……どうしてあの人が……み、見られた?……ロ、ロベルト…」
ウェンディは震える体を手で押さえるように腕を掴んで戸惑っていた。
グレッドは、自分を見て逃げるように階段を上がるウェンディを見た後お腹を押さえて苦しむロベルトを見下ろしていた。
「ごほっ、ごほっ……な、何故……」
「何故こんな事をするのかと言いたいのか?それは、お前が良く分かっているだろう?」
「な……」
「お前は、レイラ様と離婚を考えているのか?」
「!!」
「どうなんだ!」
「あ…ああ……ち…」
「何が違うんだ?お前は、レイラ様を裏切りあの娘と関係を持っていた…そうだろう?」
「……っ…」
ロベルトは、グレッドが何もかも分かってしまった事に気付き動揺と焦りと戸惑いが頭の中を混乱させていた。
ガシッとグレッドは蹲るロベルトのシャツを掴み上げ険しい顔でロベルトを睨んでいた。
「…いつからだ……いつからレイラ様を裏切り続けていた」
「う……あっ……レ…レイラには……言わないで…」
「隠せると思っているのか!」
自分に怒鳴り声を上げるグレッドにロベルトは涙を流していた。
「あ……あ……」
グレッドは掴んでいたロベルトのシャツを離し見下ろした。
「…ビリーとロッソが昨日公園でお前達を見たと言った」
「!」
「寄り添うお前達を見たと言っていた…お前がレイラ様に隠してもいつかはレイラ様に分かってしまう……そんな事も考えていなかったのか!!」
ロベルトは、グレッドから言われレイラに知られては困るとグレッドに助けを求めた。
「あ……グ、グレッド…俺は…どうしたら……」
「……どうするかはお前次第だ……」
「…グレッド……」
グレッドは、涙を流すロベルトを見てそのまま別邸を出た。






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