死に戻った私は二度と後悔したくはありません

クロユキ

文字の大きさ
92 / 168

思い出を胸に…②

レイラは、グレッドと色んな店を見て回った。
「グレッド様、見て下さい」
「何か欲しい物がありましたか?」
レイラは、グレッドに動物の置物を見せていた。
「犬と猫の置物が多いですね」
「グレッド様は犬と猫どちらが好きですか?」
「俺は犬が好きです。レイラ様は?」
「私は猫が好きです…学生の頃友達の屋敷へ行きました時に猫を飼っていたのです。触ったらふわふわと気持ちが良くて、欲しいと思いましたが…妹が動物が苦手で飼う事が出来ませんでした」
「俺も犬が欲しいと両親に言いましたが母が犬が苦手で飼う事が出来ませんでした」
グレッドは手に持っていた犬の置物を置き声に出した。
「……結婚をしましたら両方飼いたいですね…」
「えっ……」
レイラは、自分の方を見て話しをするグレッドにドキッと頬が熱く感じレイラは笑みを見せた。
「あ!グレッド様…その手首に嵌めていますのは……」
レイラは、グレッドの手首を見て自分と同じだとグレッドに聞いていた。
「あ…レイラ様、手に付けてくれたのですね」
「……グレッド様も同じのを買っていたのですね…」
「はい、お守りだと聞いたものですから…レイラ様と同じのを付けたいと思って買いました」
「……」
グレッドの言葉が、自分の事を想ってくれているように聞こえ涙が出そうになるのを我慢した。
夕方になってもレイラはグレッドと店を見て回った。
「美味しい!このチョコのケーキ、グレッド様も食べて下さい」
「…じゃあ、一口……」
「はい、どうぞ」
「えっ!?」
レイラは、フォークで刺したケーキをグレッドの口元へ向けグレッドはチョコのケーキを食べた。
「……」
「どうですか?」
モグモグと口を動かして顔が赤くなるグレッドをレイラはクスクスと笑いグレッドを見ていた。
「……ありがとうございます…明日、旦那様にお話しをする勇気が出ました……」
カチャとカップを持っていたグレッドは皿に置きレイラを見ていた。
「……ロベルトと…気持ちは変わらないのですか?」
「…はい……二人の姿を見て普通に生活は無理だと思ったのです……」
「そうですか…」
レイラとグレッドは、店を出て周りが暗くなり街灯が点き出した。






あなたにおすすめの小説

ある辺境伯の後悔

だましだまし
恋愛
妻セディナを愛する辺境伯ルブラン・レイナーラ。 父親似だが目元が妻によく似た長女と 目元は自分譲りだが母親似の長男。 愛する妻と妻の容姿を受け継いだ可愛い子供たちに囲まれ彼は誰よりも幸せだと思っていた。 愛しい妻が次女を産んで亡くなるまでは…。

【完結】遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
【残り数話を持ちまして3月29日完結!!】 夫にも子どもにも、私は選ばれなかった。 長年の裏切りを抱え、離縁状を置いて家を出た――。 待っていたのは、凍てつく絶望。 けれど同時に、それは残酷な運命の扉が開く瞬間でもあった。 「夫は愛人と生きればいい。  今さら縋られても、裏切ったあなたを許す力など残っていない」 それでも私は誓う―― 「子どもたちの心だけは、必ず取り戻す」 歪で、完全な幸福――それとも、破滅。 “石”に翻弄された者たちの、狂おしい物語。

愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました

由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。 尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。 けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。 そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。 再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。 一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。 “尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。 静かに離婚しただけなのに、 なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。

幸せを壊したのはあなた

阿里
恋愛
裕福な婚約者に支配され、その幼馴染に嘲笑われる日々。リリアは家族のために、心を無にして従い続けてきた。 だが、不貞の濡れ衣を着せられ、すべてを奪われて街に捨てられる。 死を覚悟した彼女を救ったのは、不器用だが真っ直ぐな愛を注ぐ商人・アルベルト。 「俺の隣にいてほしい。一人の女性として」 自らの才能を開花させ、幸せを掴んだリリアの元に、自業自得で没落した元婚約者が這い寄る。 「お前がいなければ何もできないんだ!」 ……知っています。だからこそ、私は貴方を助けない。

『「ママは我慢してればいいんでしょ?」と娘に言われた日、私は妻をやめた』~我慢をやめた母と、崩れていく家族、そして再生~

まさき
恋愛
私はずっと「いい妻」でいようとしてきた。 夫に逆らわず、空気を読み、波風を立てないように生きる。 それが、この家を守る唯一の方法だと思っていた。 娘にも、そうであってほしかった。 けれど── その願いは、静かに歪んでいく。 夫の言葉をなぞるように、娘は私を軽んじるようになった。 そしてある日、夕食の後片付けをしていた私に、娘は言った。 「ママはさ、我慢してればいいんでしょ?」 その一言で、何かが壊れた。 我慢することが、母である証だと思っていた。 だがそれは、私自身をすり減らすだけの“呪い”だった。 ──もう、我慢するのはやめる。 妻であることをやめ、母として生き直すために。 私は、自分の人生を取り戻す決意をした。 その選択は、家族を大きく揺るがしていく。 崩れていく夫婦関係。 離れていく娘の心。 そして、待ち受ける“ざまぁ”の行方。 それでも私は問い続ける。 母とは何か。 家族とは何か。 そして──私は、どう生きるべきなのか。

【完結】ご安心を、2度とその手を求める事はありません

ポチ
恋愛
大好きな婚約者様。 ‘’愛してる‘’ その言葉私の宝物だった。例え貴方の気持ちが私から離れたとしても。お飾りの妻になるかもしれないとしても・・・ それでも、私は貴方を想っていたい。 独り過ごす刻もそれだけで幸せを感じられた。たった一つの希望

お好きになさって下さい、私は一切気にしませんわ

Kouei
恋愛
婚約者のクレマンド様は、いつも私との約束を破ってばかり。 理由は決まって『従妹ライラ様との用事』 誕生日会にすら来なかった彼に、私はついに告げた。 「どうぞ、私以外のご令嬢をエスコートするなり、お出かけするなり、関係を持つなり、お好きになさって下さい。私は一切気にしませんわ」 二人の想いは、重なり合えるのだろうか …… ※他のサイトにも公開しています。

公爵令嬢は結婚式当日に死んだ

白雲八鈴
恋愛
 今日はとある公爵令嬢の結婚式だ。幸せいっぱいの公爵令嬢の前に婚約者のレイモンドが現れる。 「今日の結婚式は俺と番であるナタリーの結婚式に変更だ!そのドレスをナタリーに渡せ!」  突然のことに公爵令嬢は何を言われたのか理解できなかった。いや、したくなかった。 婚約者のレイモンドは番という運命に出逢ってしまったという。  そして、真っ白な花嫁衣装を脱がされ、そのドレスは番だという女性に着させられる。周りの者達はめでたいと大喜びだ。  その場所に居ることが出来ず公爵令嬢は外に飛び出し……  生まれ変わった令嬢は復讐を誓ったのだった。  婚約者とその番という女性に 『一発ぐらい思いっきり殴ってもいいですわね?』 そして、つがいという者に囚われた者の存在が現れる。 *タグ注意 *不快であれば閉じてください。