死に戻った私は二度と後悔したくはありません

クロユキ

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庭園で

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「はっ!」
私は、朝、目が覚めて額に汗を流していた。
「はあ~っ…生きている…」
結婚をした後の私は自ら死を選んでしまった…そして、結婚をする前の私に戻っていた。
「……汗を流すなんて……」
私は、メイドのキャシーに湯編みをお願いした。
「珍しいですね、お嬢様が朝から湯編みをしますのは」
「そうね、初めてかもしれない」
ポチャン…私は、湯編みをして思い出していた。
ウェンディの初めてはロベルトを泊まらせた事から始まった。
「……お父様もお母様も居たのよ…今思えば呆れてしまうわ…今の貴女はそんな事はないと思いたいわ……」
ウェンディが学園へ行き私は庭園を歩いていた。
グレッド様と一緒に庭園へ歩いた事も無い私は、もしこの想いが叶うならグレッド様と一緒にお話しをして歩いて行きたいと思った。
庭園での思い出は夫だったロベルトと妹のウェンディの二人の後ろ姿を見て歩く事が多かった。
「……レ、レイラ様…」
「えっ!?」
私は、後ろから名前を呼ぶ声を聞いて驚いた。
「…グレッド様!?」
まさかグレッド様が今日会えるなんて思わなかった。
「あ、あの…どうしてここへ……」
「あ…ハンカチを返しに来たのですが…メイドが途中まで一緒でしたがこの先から一人で行って下さいと言われて……」
キャシーがグレッド様を連れて来たのだと分かった。
「……今日、お休みだったのですか?」
「はい、昨日お伝えする事が出来ませんでしたが……」
黒色のジャケットを着ているグレッド様を見て私は目を細めてあの時のグレッド様を思い出していた。
「…黒い服がお似合いです……」
「あ、ありがとうございます…俺が着ます服は黒と白が多いんです」
私は、涙が溢れそうになってハンカチを出そうとポケットを触っていた。
「えっ、えっ、ハンカチは…」
「あ…これを……」
グレッド様が私にハンカチを渡してくれた。
「ありがとうございます…」
「いえ……あれ?」
「えっ?……あっ、私のハンカチ……ふふっ…」
「あ……ハハハ…」
戸惑い笑う私達は庭園でお話しをした。





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