真面目で裏切らない夫を信じていた私

クロユキ

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誤解

「…アルフォート様…」
上司の部屋を出たミリアは不安な顔をアルフォートに向けた。
「…今日は、いつもどおりでいてくれ…任務が終わった後は別々で帰ろう…待ち合わせはいつもの宿で…良いな?」
「はい…」
アルフォートとミリアが奥の部屋から出て来たのを見た騎士達が声を掛けて来た。
「お前達何かしたのか?上司の部屋へルーカスと一緒に行くなんてさ」
「何も無いよ、ミリア騎士からブローチを貰ったんだ」
「ブローチ?」
「今日は、私の誕生日なんだ」
アルフォートは笑顔で騎士達に誕生日を言った。
「そうだったな、今日は、お前の誕生日か!?」
「おめでとう、アルフォート」
「おめでとう」
「ハハハ、ありがとう」
アルフォートは、騎士の皆からの祝福で気分が良かった。
「なんだ騎士服に付けていたブローチ、ミリア騎士から貰ったブローチなんだ。だからルーカスが外せと言っていた意味が分かった」
「そりゃ…この騎士の中でアルフォートがブローチをしているとおかしいだろう、奥さんにバレたらヤバイ」
「それもそうだ。騎士部屋に置いておくしかないんじゃないのか?」
「だからお前達上司に呼ばれたのか?ブローチの事でさ」
「えっ!?…あ、ああ…誤解があったんだ…ミリア騎士は、いつも世話に成っているからと私にプレゼントしてくれたんだ」
「あ…いえ、アルフォート先輩には感謝しているんです…そのお礼です」
アルフォートとミリアは、お互い笑顔を見せ騎士達は羨ましいとアルフォートとミリアに言っていた。
夕方になり昼で任務が終わった騎士が帰る準備をしていた。
「ルーカス、少し良いか?」
「……」
アルフォートはルーカスを誘い騎士部屋から出た。
「なんだ?」
「何故上司にお前が話しをするんだ?ミリア騎士は気を落としていたぞ出世の為か?見てもいないお前が妻の言葉を信じているとはお前には見損なったぞ」
「……」
「疑うような事は私達は何もしていない私の家庭だお前には関係無い!」
険しい顔でアルフォートはルーカスに叱りルーカスの側を離れた。
ルーカスとアルフォートは同じ同期で親友でもあった…ルーカスは、アルフォートを信じていた。




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