真面目で裏切らない夫を信じていた私

クロユキ

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離婚の日⑧

「アルフォート様、騎士のお仕事ですがお休みは、明日、明後日とお時間は御座いますでしょうか?」
「はい…暫くは休暇を貰っています」
「それは良かったです。これからお伺い致しますミリア様の屋敷へ向かいたいと思っていますのでミリア様の屋敷はご存知でしょうか?」
「えっ!?彼女の屋敷にですか?」
旦那様は、驚いた顔で弁護士のシルバーさんを見ていた。
「…何故、彼女の屋敷へ……」
「妻のクレア様に謝罪をお願いする為です」
「…しゃ…謝罪…」
旦那様は、茫然としていた…彼女には何も無かったつもりでいたのかしら?そうね…彼女と両親の元へ行き謝罪と慰謝料を請求すれば…旦那様とミリアさんが結婚出来るのかどうかも分からないでしょう…もしかしたら一緒に成る事も出来ないかもしれない…
「ミリア様も例外ではありません、結婚をしていました事を知りましてアルフォート様とご一緒でした。
彼女にも慰謝料をお願いしたいと思います」
「あ……」
「旦那様…私、ミリア様の謝罪は受け取っていません私の生活を駄目にしてしまったのですから彼女にも謝罪をしてもらいます」
「っ……」
「まさか、彼女には何も無いようにするつもりでしたか?」
「な…それは……」
「……旦那様は、自分だけで私に謝罪をして終わりにしたいと思っていたのですね…ミリアさんと両親に私からの謝罪と慰謝料の話しがあれば彼女と一緒になる事が難しく成ってしまうからと思ったのではありませんか?」
旦那様は、驚いた顔で私の方を見た…もし、そう思っていたら私はこの人と結婚をして後悔したと思った。
「そ、そんな事は思っていない……」
「そうですか?では、彼女の屋敷へ案内をお願いします。住んでいます場所は知っているでしょう?」
「それは……」
「私、彼女に話しをしていたの…あの日、貴方が彼女に触れていた城内のベンチで彼女には家族会議をすると話したわ」
「な!?」
旦那様は私が彼女に家族会議をすると言った事に驚いていた。

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