信じていました…

クロユキ

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信じていた人の裏切り②

ローラが目の前にいるクリストフの姿を見て汗で流れ落ちる顔に乱れたガウン…そしてその胸元には新しく痣が付いていた。
「……ロ……」
震えるクリストフはローラの名前が声に出ないほどに動揺していた。
「ね…ねえ、誰かわかったの?」
部屋の奥で姉の叫ぶ声を聞きローラはその場に倒れてしまった。
「ローラ!?ローラ!!!」
「えっ!?ローラ……」
倒れたローラを抱き起こすクリストフは急いでローラの部屋へと連れ戻った。
一人部屋の中で残されたアリーヌは真っ青な顔になりガタガタと震えていた。
ローラの部屋に戻ったクリストフは執事を呼び医師を呼ぶようにと声をかけた。
メイド長は騒ぎに気付きメイド達を連れてローラの部屋へと向かった。
「旦那様、何があったのですか?今夜は奥様は安静にと言われていました」
「……」
クリストフは真っ青な顔で眠るローラの手を握り締めた。
「ローラ…ローラ…」
執事の問いかけに何も言わないクリストフにメイド長に執事は首を横に振るだけだった。
「医師様が来ました」
「早く部屋の中へ」
医師は真っ青な顔でベッドの横になるローラを見て驚いていた。
「医師、ローラを早く…」
取り乱すクリストフに医師も驚いていた…子供が死産だと知らせた時は冷静に受け止めていた。
診察を続けた医師は原因がわからなかった…体の方は回復しているのに目を覚まさないローラに医師は悩んでいた。
「医師、どうなんだ?ローラは…」
「お目覚めにならないと…体の方は大丈夫なのですが…クリストフ様、奥様に何があったのですか?」
「……」
何も話そうとはしないクリストフに医師はローラが目を覚ますのを待つしかないと言われローラが目を覚ました時に呼んでくれと医師は、部屋を出た。
「…旦那様…」
「…すまないが…妻と二人にして欲しい…」
執事とメイド長とメイド達は部屋を出た。
「……すまない…俺が悪かった…なんでもする…どうか目を覚ましてくれ……」
クリストフは祈るようにローラが目を覚ますのを待った。




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