信じていました…

クロユキ

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信じていた人の裏切り⑰

「……はあはあ……うえっ!!」
一人客室にいるクリストフはアランからお腹を押されまだ痛みを感じ苦痛に耐えていた。
「……に…兄さんがあんなに怒るなんて…いつもアリーヌに申し訳ないと言って…アリーヌの機嫌を気にしていた…浮気をしてしまったんだ……怒るのは当然だ…」
お腹を押さえてソファーに座るクリストフは肩を落としていた。
コンコン
「旦那様…アリーヌ様をお連れしました…」
「あ…」
部屋の中を通されたアリーヌは、真っ青な顔でソファーに座るクリストフに驚き隣へ座った。
「どうしたの?クリストフ…真っ青じゃないの…」
「……兄さんから…お腹をやられたんだ……」
「夫が!?」
クリストフの苦しんだ顔を見て夫のアランは、クリストフにも怒りをぶっけたのだとアリーヌはクリストフの背中を擦った。
「…あまり…俺の側に寄るな…兄さんが部屋に入ると君に何をされるか…」
「私は大丈夫よ…沢山あの人と喧嘩したから…あんなに怒るなんて思わなかった…」
アリーヌは自分の手を見て震えているのがわかった。
「…アリーヌ…」
「クリストフ…結婚しましょう」
「な!?」
「私は、夫とはもう夫婦にはなれないわ…ううん、私は貴方と一緒になりたいの…」
「そ、それは出来ないと言ったはずだ」
クリストフは動揺してアリーヌに一緒になれないと断った。
「どうして拒むの?ローラとの子も無理なんでしょう?」
「!!」
「私は、ずっと貴方を愛していたのよ…子供も授かる事が出来たわ…でも、貴方はいつも避妊をしていたから…子供を持っ事が出来なかったわ…」
「子供って…アリーヌ、俺にはローラがいるんだ君に俺の子を身籠らせるわけないだろう?……ん!」
アリーヌはクリストフにキスをした。
「私は…夫と離婚したら行く場所がないの…お願いクリストフ…私と結婚して…」
「アリーヌ…」
コンコン
「旦那様…アラン様をお連れしました…」
「あ…ああ…」
クリストフは寄り添うアリーヌの手を離し慌てて座る位置をずらした。
部屋に入って来たアランを見てクリストフとアリーヌは驚いてしまった。
「…ローラ…!?」







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