元婚約者だったお兄様が後悔したと私に言ってくるのですが…

クロユキ

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昔と変わらず

「ジョルジュお兄ちゃん、先生に成ったの本当?」
「本当だよ…だけどまだ正式な先生ではないんだ。三ヵ月は見習いの先生なんだ」
「ジョルジュお兄ちゃんがオリビア達の先生に成るんだね、なんだか変な感じ」
「そうだね、僕もへんな気分だよ。」
オリビアとジョルジュはお互い笑顔を向けて笑っていた。
「セレナーデお姉ちゃんはお出迎えの時居なかったの?」
「…セレナーデも居たけれど…僕が疲れていたから帰ったんだ」
「帰ったの?久しぶりに会えると思っていたのに」
「どれくらいセレナーデと会っていないんだ?」
「う~ん…三ヵ月かな?分かんない、お店の方に行ってもお休みだったり帰ったりが多かったから」
「そうなんだ……」
ジョルジュはまさかと思っていた。
セレナーデが大学に様子を見に来ていたのではと考えてしまった。
「ジョルジュお兄ちゃん?顔色が悪いよ具合いが悪いの?」
自分を心配するオリビアにジョルジュは笑顔を見せた。
「大丈夫だよ、オリビア…ありがとう」
ジョルジュはズボンのポケットからハンカチを取り出しオリビアに見せていた。
「覚えているかい?このハンカチはオリビアが刺繍をしてくれたんだ」
「あ!耳が長いうさぎさん」
「ハハハ、オリビアのうさぎさんだよ」
「ジョルジュお兄ちゃん、持っていてくれたんだ」
ジョルジュからハンカチを受け取りオリビアは笑顔を見せていた。
「僕のお守りだよ…このハンカチを見て先生に成るんだと頑張る事が出来たんだ…ありがとうオリビア…」
「へへへ」
コンコン!
「ジョルジュ様、オリビア様、お食事の用意が出来ました」
メイドが夕食の時間を知らせに部屋に来ていた。
「オリビア、お腹が空いた」
「ハハハ、行こうか」
「うん」
ジョルジュはオリビアの手を握り締め一緒に部屋を出た。
オリビアは、幼い頃を思い出し部屋の中でも手を繋いでくれるジョルジュが嬉しかった。





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