元婚約者だったお兄様が後悔したと私に言ってくるのですが…

クロユキ

文字の大きさ
66 / 69

再会と婚約破棄

カランカラン♪
「いらっしゃいませ…あらっ、ジョルジュじゃない」
「おはよう…」
ジョルジュは、セレナーデが働く店へ来ていた。
大学を卒業して屋敷へ帰りセレナーデが出迎えをしてくれたが帰らせてしまった。
それから数日、セレナーデが自分に会いに来ない日が続いていたのもあり学園が始まる前にジョルジュは店へと来た。
「…この前は、ごめん…君を帰らせてしまって…」
「わざわざそれを言いに来たの?」
クスッとセレナーデは笑みをジョルジュに向けた。
「今日は、時間あるの?」
「えっ、あ…ああ…」
「お昼、街の中に広場があるでしょう?そこで待っててくれる?」
「…分かった」
ジョルジュは、店を出て広場へと向かった。
セレナーデが働く店へ来たのは大学に通う前にセレナーデがこの店で働くと紹介して以来だった。
二年前は大学生だった女子二人が休みを利用して一週間休む予定が、街を案内していた時にセレナーデに女子と一緒にいる所を見られそれからセレナーデとの関係が不安定のように成っていた。
「……」
今日、セレナーデの店へ来たのは婚約を取り消す事をセレナーデに話しをするつもりでいた。
「ジョルジュ、お待たせ」
セレナーデの声を聞いて顔を上げた時セレナーデの隣に知っている男性が一緒に歩いていた。
「……えっ…ジェローム?」
「ジョルジュ、学園を卒業して以来だな」
「ああ」
ジョルジュは同級生のジェロームと握手を交わし再会を喜んでいた。
「先生に成ったそうだな、おめでとう」
「ありがとう、まだ見習いの先生からだけど…どうしてジェロームがセレナーデと一緒なんだ?お店へ来ていたのか?」
「あ……まだ、話していなかったのか?」
「話せなかったの…ジョルジュの顔を見たら…」
「……二人ともなんの事なんだ?」
ジョルジュはセレナーデとジェロームを見て聞いていた。
「……貴方に話さなくてはと思っていたの……私、貴方との婚約を取り消したいの」
「えっ……」
ジョルジュは、驚いていた…セレナーデから婚約破棄を言われるとは思っていなかった。





あなたにおすすめの小説

願いの代償

らがまふぃん
恋愛
誰も彼もが軽視する。婚約者に家族までも。 公爵家に生まれ、王太子の婚約者となっても、誰からも認められることのないメルナーゼ・カーマイン。 唐突に思う。 どうして頑張っているのか。 どうして生きていたいのか。 もう、いいのではないだろうか。 メルナーゼが生を諦めたとき、世界の運命が決まった。 *ご都合主義です。わかりづらいなどありましたらすみません。笑って読んでくださいませ。本編15話で完結です。番外編を数話、気まぐれに投稿します。よろしくお願いいたします。 ※ありがたいことにHOTランキング入りいたしました。たくさんの方の目に触れる機会に感謝です。本編は終了しましたが、番外編も投稿予定ですので、気長にお付き合いくださると嬉しいです。たくさんのお気に入り登録、しおり、エール、いいねをありがとうございます。R7.1/31 *らがまふぃん活動三周年周年記念として、R7.11/4に一話お届けいたします。楽しく活動させていただき、ありがとうございます。

心の中にあなたはいない

ゆーぞー
恋愛
姉アリーのスペアとして誕生したアニー。姉に成り代われるようにと育てられるが、アリーは何もせずアニーに全て押し付けていた。アニーの功績は全てアリーの功績とされ、周囲の人間からアニーは役立たずと思われている。そんな中アリーは事故で亡くなり、アニーも命を落とす。しかしアニーは過去に戻ったため、家から逃げ出し別の人間として生きていくことを決意する。 一方アリーとアニーの死後に真実を知ったアリーの夫ブライアンも過去に戻りアニーに接触しようとするが・・・。

なんで私だけ我慢しなくちゃならないわけ?

ワールド
恋愛
私、フォン・クラインハートは、由緒正しき家柄に生まれ、常に家族の期待に応えるべく振る舞ってまいりましたわ。恋愛、趣味、さらには私の将来に至るまで、すべては家名と伝統のため。しかし、これ以上、我慢するのは終わりにしようと決意いたしましたわ。 だってなんで私だけ我慢しなくちゃいけないと思ったんですもの。 これからは好き勝手やらせてもらいますわ。

完結 この手からこぼれ落ちるもの   

ポチ
恋愛
やっと、本当のことが言えるよ。。。 長かった。。 君は、この家の第一夫人として 最高の女性だよ 全て君に任せるよ 僕は、ベリンダの事で忙しいからね? 全て君の思う通りやってくれれば良いからね?頼んだよ 僕が君に触れる事は無いけれど この家の跡継ぎは、心配要らないよ? 君の父上の姪であるベリンダが 産んでくれるから 心配しないでね そう、優しく微笑んだオリバー様 今まで優しかったのは?

あなたには彼女がお似合いです

風見ゆうみ
恋愛
私の婚約者には大事な妹がいた。 妹に呼び出されたからと言って、パーティー会場やデート先で私を置き去りにしていく、そんなあなたでも好きだったんです。 でも、あなたと妹は血が繋がっておらず、昔は恋仲だったということを知ってしまった今では、私のあなたへの思いは邪魔なものでしかないのだと知りました。 ずっとあなたが好きでした。 あなたの妻になれると思うだけで幸せでした。 でも、あなたには他に好きな人がいたんですね。 公爵令嬢のわたしに、伯爵令息であるあなたから婚約破棄はできないのでしょう? あなたのために婚約を破棄します。 だから、あなたは彼女とどうか幸せになってください。 たとえわたしが平民になろうとも婚約破棄をすれば、幸せになれると思っていたのに―― ※作者独特の異世界の世界観であり、設定はゆるゆるで、ご都合主義です。 ※誤字脱字など見直して気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。教えていただけますと有り難いです。

婚約者に愛する人が出来たので、身を引く事にしました

Blue
恋愛
 幼い頃から家族ぐるみで仲が良かったサーラとトンマーゾ。彼が学園に通うようになってしばらくして、彼から告白されて婚約者になった。サーラも彼を好きだと自覚してからは、穏やかに付き合いを続けていたのだが、そんな幸せは壊れてしまう事になる。

戻る場所がなくなったようなので別人として生きます

しゃーりん
恋愛
医療院で目が覚めて、新聞を見ると自分が死んだ記事が載っていた。 子爵令嬢だったリアンヌは公爵令息ジョーダンから猛アプローチを受け、結婚していた。 しかし、結婚生活は幸せではなかった。嫌がらせを受ける日々。子供に会えない日々。 そしてとうとう攫われ、襲われ、森に捨てられたらしい。 見つかったという遺体が自分に似ていて死んだと思われたのか、別人とわかっていて死んだことにされたのか。 でももう夫の元に戻る必要はない。そのことにホッとした。 リアンヌは別人として新しい人生を生きることにするというお話です。

無価値な私はいらないでしょう?

火野村志紀
恋愛
いっそのこと、手放してくださった方が楽でした。 だから、私から離れようと思うのです。