旦那様から彼女が身籠る間の妻でいて欲しいと言われたのでそうします。

クロユキ

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離婚へ②

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「アルベリック、本当にセリーヌさんと離婚を考えているのか?」
「……」
アルベリックの父親は息子の方を見てエリザが一緒にいるのが気になった。
「……まさか、お前…いや、お前達今まで一緒にいたと言うのではないだろうな?何故お前の隣にロペス家の娘がいるんだ?」
ビクッとアルベリックとエリザの様子を見て父親は離婚の原因がイヤな方へと考えた。
「はぁ…アルベリック男爵、私達の意思は変わらないセリーヌは今日連れて帰るつもりだ」
「……」
「え…あ、あの…侯爵様…何故侯爵様がセリーヌさんを連れて帰ると……」
アルベリックの両親はお互い顔を見て何故侯爵とセリーヌが…と首を傾げる様子を見て侯爵は笑みを見せた。
「ああ、先ほど二人にも紹介したがセリーヌは私の孫娘なんだ。可愛い孫が君達の息子に騙されてね…先ほどまで彼に孫のセリーヌの離婚の話しをしていたんだ」
「…え!?…孫?…騙され……?」
「お、お父さん…」
アルベリックの両親は侯爵の話しを信じて良いのか混乱していた。
「私の隣に座るセリーヌの母親だが、長年屋敷を離れていた私の娘なんだ」
「!!こ、侯爵様の娘…!?」
「ま、まさか…」
アルベリックの両親は驚きセリーヌと母親の顔を戸惑うように見ていた。
セリーヌは、祖父がアルベリックの両親を驚かせる程こんなに凄い人だとは思いもしなかった。
「あ…あの…侯爵様…息子が気に触ることでもありましたのでしょうか…息子は、セリーヌ様を愛して結婚をしたのです…離婚の事はお考え直して頂けたらと……」
「セ、セリーヌさん、息子と離婚なんて考えてはいないんでしょう?」
「……」
セリーヌが侯爵の孫と聞いたアルベリックの両親の態度が変わるのを見てセリーヌは自分の意思を言った。
「アルベリック様は、私を利用する為に結婚をしたと言いました」
「り、利用?」
「な、何を言っているのセリーヌさん…息子が貴女を利用するなんて…」
「……っ」
「…アルベリック…」
セリーヌはアルベリックとエリザの戸惑う姿を見て話しを続けた。
「…私、アルベリック様と初夜は迎えていません」
「は?」
「え?」
「アルベリック様はエリザ様とのお子様を望んでいます」
セリーヌはアルベリックとエリザの方へ顔を向けアルベリックの両親に話しをした。
「…っ…セ、セリーヌ」
「な、なんだと?」
「まさか…」
アルベリックの両親の顔色が代わり息子へと険しい顔を見せた。
「アルベリック、本当なのか?セリーヌ様が話した事は…」
「う、嘘よね…アルベリック…」
「…嘘ではありません…僕はエリザとの子供を望んでいます」
!!
アルベリックの両親は驚き真っ青な顔でエリザの隣に立つ息子を見て手を握り締めた。




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