旦那様から彼女が身籠る間の妻でいて欲しいと言われたのでそうします。

クロユキ

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別れ

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「…アルベリックとの離婚を応じます…」
「お父さん!?」
「……」
「…あ…ああ…」
アルベリックの父親は息子とセリーヌの離婚を認める事になった。
「ありがとう、これで孫もこの結婚から解放された」
「セリーヌ、良かった」
「お母さん…おじ様…ありがとう…」
セリーヌは目に涙を溜めて喜んだ…初めての初恋が失恋へと代わり一人広い部屋の中で過ごした日々から解放された。
アルベリックの両親は肩を落とし侯爵家との縁が無くなってしまった。
アルベリックは喜ぶセリーヌの顔をじっと見ていた…もし、エリザとの子が望めない時はセリーヌに…と考えていた。
「後日、離婚の手続きに伺おう私達はこれで失礼するよ」
「…フェリクス侯爵様…なんとお詫びをすれば…セリーヌ様…申し訳なかった…」
「息子を…許してください…」
アルベリックの両親はセリーヌと母親そして侯爵に謝罪をした。
アルベリックも一緒に頭を下げエリザは戸惑いながらもセリーヌに頭を下げた。
「娘を利用したのには変わらないわ二度と娘の前に姿を見せないで、帰りましょうお父様、セリーヌ」
セリーヌは、部屋を出る前にアルベリックの姿を見て部屋を出た。
「フェリクス侯爵様!?」
「ああ、ロペス男爵とご夫人、皆さんが待っていますよ」
「は、はい…では失礼します…」
客室へ入ったエリザの両親はエリザを見て驚き声を上げた。
「あ、私が使っている部屋に荷物を纏めたいの」
セリーヌは母親と侯爵を部屋に入れた。
「…豪華な部屋だが…アルベリック男爵は部屋には来なかったのか?」
「うん…結婚式を挙げてから数日彼の姿を見る事はなかったの…でも屋敷の中にいるのは分かっていたから…夜になると二人の声が聞こえて…私は耳を鬱いで寝る時もあったの…」
「セリーヌ…ごめんなさい、私が男爵を調べていたら…あなたをこんな目に合わせる事はなかったのに…」
「お母さんのせいでもないの…」
「セリーヌ…」
母親はセリーヌを抱き締めセリーヌは、今日でこの部屋が最後の別れなんだと…結婚をして一週間でこの屋敷を離れるとは思いもしなかった。


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