旦那様から彼女が身籠る間の妻でいて欲しいと言われたのでそうします。

クロユキ

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久しぶりの会話

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客室で二人になったアルベリックとセリーヌ。
「……」
セリーヌは気まずい感じだった…二人で話しをするのは久しぶりだった。
「……元気そうで良かった…」
「はい」
「…君には悪い事をした…」
「もう、良いです…終わった事ですから」
「……」
「…でも、貴族の人は凄いですね。偽物の結婚式を挙げる事が出来るから…どれだけお金を使っているのか計算するのが大変だと思いました」
「……」
セリーヌな苦笑いをアルベリックに見せていた。
「あ、荷物を持って来ました」
「荷物?」
「アルベリック様と結婚をする前に私に沢山贈り物をしてくれたのですが、お返ししたいと思って私の部屋として使っていた部屋の中に置いています」
「それは…返さなくて良かったのに…」
「いえ、お返しします…自分の好みとは違う贈り物でもありましたから…頂いても私が困るだけだから…」
「あ……」
アルベリックは何も言えなかった。
「それから…」
ゴソゴソと手に持っていた袋からコトッとテーブルの上にクリスタルのウサギの置物を置いた。
「!これは…」
「この置物…エリザ様の置物なんでしょう?」
「え!?何故それを…」
「置物の底にエリザ様に贈った人のメッセージが書いていました」
「メッセージ?」
アルベリックは、ウサギの置物を手に取り底を見て目を見開いていた。
「…この置物を貰った日からずっと飾っていました…アルベリック様がお店で選んで買ってくれたんだと思いました…」
「…ごめん…エリザが要らないから君に渡してと…」
「…アルベリック様とエリザ様は何も知らない私を笑って楽しんでこの置物を贈ったんだと思いました…」
「違っ…セリーヌにそんな事は思っては…」
「エリザ様も酷い人ですね…大切な人からの贈り物を簡単に手離す事が出来るから…これエリザ様に返してください」
「……」
アルベリックはウサギの置物を手に持ちセリーヌに話しをした。
「……エリザと……別れたんだ……」
「え…」
セリーヌはアルベリックから信じられない話しを聞いた。






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