《完結》私が知らないと思ったの?

クロユキ

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家族会議が始まった⑨

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「…えっ、な、何……?」
私は彼女とその両親の側に立っていた。
「貴女からもご両親からも謝罪の言葉を貰っていないわ」
「あ!…申し訳なかった……」
「ごめんなさい…」
「……」
苦笑いを見せて席も立たずに謝る彼女の両親を私はため息を吐いていた。
「……ごめんなさい…」
私の顔を見ないで彼女は私に謝った。
「…ペネロープさん、席を立ってくれないかしら?」
「えっ!?さっき座ってと言ったじゃないなんなの?」
気分を悪くする彼女は頬を膨らませて彼女の隣に座っている父親が苦笑いを彼女に向けた。
「今は我慢して彼女が言うように席を立ちなさい」
「…分かったわ」
夫と浮気をして反省の顔が見えない彼女に座っていた腰を上げ私の方を不機嫌な顔をして見ていた。
パシッ!
私は、彼女の頬を叩いた。
「えっ!?……な……」
驚いた顔で叩かれた頬に手を当て私の方を見る彼女にもう片方の頬を私は叩いた。
パシッ!
「…………ぇ………」
ヨロッと立っていた彼女の体が傾き隣に座っていた父親が慌てて席を立ち彼女を抱き締めた。
「な!?酷いではないか何も叩かなくても」
「反省の顔がなかったのでこれだけで済んで良かったと思った方が良いわよ…浮気が分かって浮気の女性に髪の毛を引っ張り引き摺り出す妻に体を蹴られて病院へ運ばれる浮気をした女性…お店をしていると婦人達の話し声が聞こえてくるの……その話しを聞いていた私は他人事のように聞いていたものだわ……まさか、私が夫から裏切られ何もなかったような顔で夫の隣に立つ貴女が許せなかった」
「ぁ……ああ……っ…」
ガタガタと震える彼女の姿を見た私は、彼女が今本当に大変な事をしてしまったと思っているのかは分からないけれど…彼女に私が上だと言う事だけでも分からせてやりたかった。








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