《完結》私が知らないと思ったの?

クロユキ

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弁護士を交えての家族会議⑨

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「待ってくれ、そんなに簡単に決めないでくれ」
夫は戸惑いながら慌てたように私に向かって声を上げた。
「屋敷や店を無くしたら俺はどうすればいいんだ?」
情けない声を出す夫に、主人として住んでいた屋敷と私と二人でやっていた宝石店を手離す事になった事にまだ信じられないと動揺と戸惑う姿を私は見ていた。
貴方には彼女と一緒に住む別邸があるじゃない…でも、それは彼女と一緒になる事が出来たらの事だけどね…お店が…と言っているけれど貴方はまともにお店の仕事をした事がなかったわよ…慰謝料もお金でなくて良かったと思った方が良いわよ、貴方お金がないんでしょう?
「これから住む場所は自分で探してください、今日まで私の屋敷にいる事を許しますが明日には出るようにして下さい」
「ク…クラリス……」
真っ青な顔をして夫は私を見ていた。
「それでは、クラリス様の慰謝料は屋敷とお店の方をルーク様がお支払いします慰謝料として手続きを致します」
「宜しくお願いします」
私は、弁護士のニュース様に頭を下げ屋敷の権利書と店の権利書を渡した。
私だけの名義の手続きと離婚が成立した知らせを弁護士のニュース様に会う話しをしていた。
「ルーク様、こちらの離婚届けにお名前をお願いします」
「えっ!?」
「ルーク様は、クラリス様と離婚をお考えになっていない事は分かりました。ですが、クラリス様との離婚は決まっております…それは、ご自身がお分かりかと思います」
「あ……」
弁護士のニュース様は夫の側に来て離婚届けの紙を置いた。
「クラリス様の名前の隣にお書き下さい」
「……っ…」
夫は、自分の意思とは関係無く話しが進んでいる事に戸惑うばかりだった。
「と、父さん、母さん……俺はどうしたら……」
戸惑う夫は、お義父様とお義母様にこの先どうすればいいのか聞いていた。





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