《完結》私が知らないと思ったの?

クロユキ

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屋敷へ彼が来た④

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「宝石を買ったのでしたら私に言ってくれないと困るのそれも未払いで…うちとは取り引きしませんと言われたらどうするつもりだったの?」
「……っ、ご、ごめん…その時、お金が足らなかったんだ……」
ルークは戸惑いながら私に謝った…お金がないのなら買わなくて良かったじゃない…彼女から言われて断れなかったのね…本当つくづく嫌な人……
「……宝石は何処なの?」
「えっ!?」
「宝石を直接買ったんでしょう?その宝石は今何処にあるの?」
「あ……それは……」
「はあ~っ」
ビクッと体が動いたこの人を見てどうしてこんなに女に弱いのかしらと…結婚をして色んな事が分かった。
「…ペネロープ…彼女が持っているの?」
「……」
「今更黙っていても何もかも分かってしまったのだから隠す事なんて無いでしょう?」
ルークは、観念したような顔を私に見せていた。
「……気に入ったからと……その場から離れようとしなかったんだ…それで……」
「…まるで子供ね…彼女と一緒になって大変ね……」
「えっ!?」
「なんでもないわ…そう言えば私、貴方から宝石の贈り物なんて貰った事がなかったわ」
「えっ!?」
ルークは驚いた顔で私を見ていた。
「……い、一度も…」
「無いわよ、クスッ、貴方私にも贈ったつもりでいたようね…貴方からは、髪留めを貰ったくらいだったわ…こんなにも彼女と私の贈り物に差があるなんて思わなかったわ」
「あ……ク、クラリス……」
「支払いはいつ頃かしら?成るべく早く返して欲しいの」
「っ……、し、支払いは待って欲しい……」
お義父様の手伝いと言っていたから今のこの人に自由なお金は無いと分かっていた。
「暫くは待ってあげるわ…貴方に用はそれだけよ帰ってくれないかしら?」
「あ…クラリス…まだ話しがあるんだ…」
「話し?」
「……お…俺達……もう一度やり直したいんだ……君と……」
ルークは真剣な顔で私とやり直したいと言った。





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