私は別に構いません

クロユキ

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いつもの日常が終わろうとしている

「……フランク君…すまないが私達家族は君とライラの離婚に賛成をする」
「!」
旦那様は、お父様から言われて茫然としてお父様の重い声を聞いた。
「…ライラを愛しているのなら何故夫婦としてライラを愛してくれなかったのか…」
「それは……」
「浮気をしている事が分かってしまうかもしれない…ライラと一緒に過ごすのが怖かったのではないのか?」
「あ…」
旦那様は、お父様から言われ何も言えなかった。
「……私、旦那様にお願いをしたいと思っていたの…」
「…お願い…?」
「子供の事を真剣に考えたいと旦那様に相談するつもりでいたの」
「!……ラ……」
「結婚をして何ヵ月も過ぎたけれど…お店の中で子供を連れて来る家族を見て私も考えるようになっていたの……」
「ラ、ライラ……」
旦那様の目から涙が流れ落ちるのを見て私は弁護士のマッシュ様の方へ顔を向けた。
「お待たせしましてすみません…離婚の手続きをお願いします」
「!!」
「分かりました。お話しはお聞きしましてフランク様は、ジルベルト様の奥様と親密なご関係だとのお話しで間違い御座いませんか?」
「はい、間違いありません」
「では、フランク様此方へ来ていただけますか?」
「……」
旦那様は、正座をしていた両足をフラフラとした足で体を起こし顔は上げる事が出来ずに下を向いて私は旦那様の方へ顔を向けた。
「……隣へ座って下さい」
「……」
フラフラと歩く旦那様は私が座っているソファーへと腰を落とした。
「では、フランク様とライラ様の離婚の手続きを始めたいと思います」
「宜しくお願いします…」
「……」
旦那様も今日私と離婚の手続きをするなんて思わなかったでしょう……いつものように頼んでいた書類の仕事を途中で止めていつものようにマリアンナさんの所へ通う…この日常が終わりを迎えようとしているなんて…旦那様と一緒に座るのもこれが最後かもしれないと思った。





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