私は別に構いません

クロユキ

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離婚成立

私と旦那様は、数枚の紙を見ていた。
「届くのが早かったみたいですね、他の家庭もこんなに早いのかしら……」
「……」
旦那様は、離婚届けの紙を見ているのか見ていないのかのように体が固まっているように見えていた。
「……落ち着きました頃にジルベルトさんに会いに行こうと思います」
「な!?何故ジルベルトの所へ?」
旦那様が手に持っていた離婚が成立した紙をバサッとテーブルの上に置き動揺するのが見えた。
「何故貴方がそんな恐い顔をするの?…そうね、もう私達は夫婦では無いのだから…貴方が誰と一緒に居ても私が誰と一緒に居ても私達は自由になったの……」
「……ラ…ライラ…そんな事を言わないでくれ…頼むから……」
肩を落とす旦那様を私は、この人のこんな姿を見るのももう無いのだと私は目に焼き付くように旦那様の姿を見ていた。
「……すみません、意地悪みたいな話しをして…ジルベルトさんへは謝罪に行こうと思って話しをしたの……」
「謝罪…?」
「……私、マリアンナさんの服を全部切ってしまったの……」
「あ……」
「あの時は、彼女が憎くて憎くて…自分を抑えられない程彼女を恨んでいたわ……貴方も彼女も普通のようにベッドの上で夫婦のようにしている姿が許せ無かった……」
「……う……う……」
旦那様は、私の話しを聞いて泣いていた。
「…ジルベルトさん達がどうしたのか分からないけれど勝手にマリアンナさんの服をダメにしてしまったから…謝罪をして私はこの屋敷を出ようと思っています」
「……ラ…う……ううっ……」
旦那様の泣く姿を見て私はジルベルトさんの屋敷へと行った。




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