幼なじみと再会したあなたは、私を忘れてしまった。

クロユキ

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ルナは戻って来ない

ジェニファーが戻っても顔を合わせようとはしなかった。声をかける事もしなかった…二人だけの部屋の中なのに誰かに見られているような気がして…話しをするのが怖いと思った。
話しをしないのは今まで無かった…顔を見れば笑顔を向けなんでも話しをしていた…
「……」
「……」
こんなに重く感じたのは初めてだった…隣に座っているのに二人は、この部屋にいるだけでも息が出来ない程苦しかった。
その頃、教室では先生がルシアンとジェニファーの荷物を取りに行きクラスの皆は騒いでいた。
「なんで先生荷物を取りに来たんだ?」
「何かあったんじゃないの?あの二人の事だから」
教室ではルシアンとジェニファーの話しで持ちきりだった。
「でもさ、まさかあいつがルナさんを裏切るとか未だに信じられないんだ」
「でも教室でもルナを除け者みたいに二人で話してばかりいたじゃない、その頃から怪しかったのよルシアン君とジェニファーさん」
ザワザワと教室の中は話しに夢中で勉強処ではなかった。
「……」
アンヌは騒いでいる皆の話しに加わる事も出来ず一人で沈んでいた。
「アンヌ、大丈夫?」
「…うん…」
「でも、アンヌが昨日ルナの家に行ってなかったら私達ルシアン君の嘘を信じてた」
「そうだよな、ルシアンがまさか嘘を俺達に言うなんて思わなかったし」
「でも、酷いじゃない二人でルナを騙してなんでもなかった顔をして、あんまりだわ」
「……二人を責めてもルナの受けた傷は治らない…でも転校なんかしなくても…あの二人が転校したらいいのに…どうして何もしていないルナが学校を辞めるの…ううっ…」
「…アンヌ…」
両手で顔を隠し声を殺してアンヌは泣いていた…悔しくて、悔しくてアンヌはルシアンとジェニファーを許せなかった…二人に怒ってもルナが戻って来る事はない…
騒いでいた生徒達もアンヌの話しを聞いて教室の中は静かだった。



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