幼なじみと再会したあなたは、私を忘れてしまった。

クロユキ

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学校生活が変わってしまった

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「ジェニファーさんて積極的な人だったのね。ルシアン君は、引っ張ってくれる人が好きだったんだ…ルナとは正反対の人だけどなんでルナと付き合ったの?何でも聞いてくれる所が好きだったの?ルナ優しいから、ジェニファーさんと一緒にいても疑う事を知らないから…なんでルナが身を引かないといけなかったのかな…ねえ、ルシアン君」
「……」
アンヌの遠回しで話す言葉が今までルナにしてきた事を思い出し苦痛に耐えるしかなかった…
「ルシアン!」
パタパタとジェニファーが走りルシアンの机に両手を着いて涙目になっていた。
「皆酷いの、ルナさんが転校したのは私達のせいだって言うの…転校は、ルナさんが勝手に行ったでしょう?私達は悪くないわ」
「……」
ルシアンは、黙ったまま何も言えなかった。
「何を騒いでいるんだ?」
担任が教室に入り騒いでいた声が聞こえていた。
そして、ルシアンとジェニファーが教室に来ていたのを見て息を吐いた。
(…そうか、今日から登校か…だから生徒達は騒いでいたのか?禁止を受けてもまた一緒にいるとは…)
「…ルシアン、ジェニファー、先生と一緒に来なさい…皆は先生が来るまで暫く自習する」
「…え…」
「……」
ルシアンとジェニファーは、先生と一緒に教室を出ると会議室の方へと歩いてルシアンは、不安な顔とジェニファーは不機嫌な顔をして会議室へ入った。
「…座りなさい」
ガタガタと椅子を引いてルシアンとジェニファーは椅子に座った。
「さっきは何を騒いでいたんだ?」
「…皆が私とルシアン…君に他の先生や生徒達から陰で言われているのは私達のせいと言って…それに、ルナさんが転校したのも私達のせいだと言うんです…それで、クラスの皆と口論になりました…」
「……」
「…ルシアン、ジェニファーさんが話していた事は本当か?」
「…はい…」
「…そうだな…生徒達が話しをしたのは本当の事だ…他の先生にも口止めをしているのだが、クラスの生徒を見て直接ではないが態度で生徒を無視する先生がいたと生徒から聞いた…それは、直ぐに教頭先生や生活指導の先生にも話しをしている…生徒達に関しては嘘の話しをする生徒がいたと聞いたが調べている所だ…だが、この三週間クラスの皆もいろんな噂話しで学校生活を送って来た…クラスの皆も辛い思いをして学校へ来ているんだ…お前達二人が一緒にいれば言いたくなるだろう…学校では、一緒にいる所を見せないように」
「えっ…でも話しをするくらいは…」
「ほとぼりが冷める間は余り一緒にいない方がいい…卒業まで後半年だ…それまでの辛抱だ」
「……」
「……」
「……ルナさんの事だが、彼女は自分の意志で転校した…いつの日か、彼女と出会った時は心から謝って欲しい…」
「……」
ルシアンは、下を向いて先生の話しを聞いていた。
「話しは以上だ。学校への登下校も一緒に行く事を禁止になっている…それも忘れずに…教室へ戻ろう」
「……」
「……」
ジェニファーは、ルシアンと一緒にいる事が出来ない不満とルシアンは、何故こんな事になってしまったのかと…楽しかった学校生活が今では息苦しさを感じていた。








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