幼なじみと再会したあなたは、私を忘れてしまった。

クロユキ

文字の大きさ
97 / 131

二人の交際③

しおりを挟む
「しかし、まさかお前達二人が付き合うとは思いもしなかった」
笑顔で話しをする叔父にルナは頬を染めていた。
「ジン、付き合う前からルナに何もしていないだろうな?」
からかうように叔父はジンに聞いてルナは「ええっ」と声に出し戸惑った。
「お、叔父さん、ジン君はそんな事をする人ではありません」
「そうか、ルナがそう言うのならそうだろうなハハハハハハ」
顔を真っ赤にしてルナは叔父に何もないと慌てた声を出していた。
「……俺は、真面目な性格に見えるのか?」
「え…」
「ハハハ、以前付き合っていた彼女とは何もないと聞いたが?」
ルナは叔父の話しを聞き驚いた顔でジンの顔を見た。
ジンは考えたように首を傾げ叔父に話しをした。
「……彼女の話しはしていないと思いますが…」
「ああ、お前の父さんから聞いた。彼女が迫って来て困るどうすればいいと父親に相談したと聞いた。だから、お前と前の彼女は何もなかったのだと思ってな顔に似合わず真面目だと思った。」
「……はぁ…」
ジンはまさか父親が叔父に自分の事を話しているとは思わなかった。ジンは、サリーの話しを聞いたルナが機嫌悪くしていないか心配だった。
「余計な話しをしたかな?ルナにお前を知って貰いたいと思って声に出してしまった」
「…いえ、彼女の両親に交際を認めて貰った時に自分の話しをするつもりです」
「…ジン君…私も…」
「ふふふ、ジン君ルナちゃんをよろしくね」
「はい」
叔父と叔母は、ジンとルナを見て両親に認めて貰うように自分達もやれる事をしてあげようと思った。
「あ!そうそう、忘れる所だったわ」
叔母が、何かを思い出し部屋を出て戻ると手には手紙を持っていた。
「ルナちゃんに手紙よ、お友達の手紙も一緒だったみたいよ」
「あ!ありがとうございます」
ルナは手紙の送り主を聞かなくてもわかっていた。
「お父さんとお母さん…アンヌからの手紙…」
ルナは手紙を見て喜んだ。
「良かったわね、お友達からの手紙が来て」
「はい」
「さて、私もルナの両親に手紙を書かなくてはな」
「叔父さん、叔母さん…今日はありがとうございました」
「ありがとうございます」
ジンとルナは、自分達を認めてくれた叔父と叔母に頭を下げた。
「ああ…ジン、ルナの両親から連絡があった時は知らせるムックに伝えてくれ」
「わかりました」
ジンは、今日の事を父親に話しをしたいと帰りルナは部屋に戻り両親の手紙を先に読んでいた。
手紙の内容はいつも変わらず娘の心配の話しを書いてルナは両親の手紙を読むと涙を溜めていた…そして手紙の内容を読んでルシアンの事が書かれていた。
「…婚約するんだ…良かったじゃない…彼女と一緒になりたいと言っていたから…あんな事をしていたら一緒になるしかないんじゃない?」
ルナは涙は出なかった…代わりにルシアンに対する怒りを覚えてしまった。





しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

フッてくれてありがとう

nanahi
恋愛
「子どもができたんだ」 ある冬の25日、突然、彼が私に告げた。 「誰の」 私の短い問いにあなたは、しばらく無言だった。 でも私は知っている。 大学生時代の元カノだ。 「じゃあ。元気で」 彼からは謝罪の一言さえなかった。 下を向き、私はひたすら涙を流した。 それから二年後、私は偶然、元彼と再会する。 過去とは全く変わった私と出会って、元彼はふたたび──

『紅茶の香りが消えた午後に』

柴田はつみ
恋愛
穏やかで控えめな公爵令嬢リディアの唯一の楽しみは、幼なじみの公爵アーヴィンと過ごす午後の茶会だった。 けれど、近隣に越してきた伯爵令嬢ミレーユが明るく距離を詰めてくるたび、二人の時間は少しずつ失われていく。 誤解と沈黙、そして抑えた想いの裏で、すれ違う恋の行方は——。

婚約破棄の代償

nanahi
恋愛
「あの子を放って置けないんだ。ごめん。婚約はなかったことにしてほしい」 ある日突然、侯爵令嬢エバンジェリンは婚約者アダムスに一方的に婚約破棄される。破局に追い込んだのは婚約者の幼馴染メアリという平民の儚げな娘だった。 エバンジェリンを差し置いてアダムスとメアリはひと時の幸せに酔うが、婚約破棄の代償は想像以上に大きかった。

アルバートの屈辱

プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。 『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。

初恋の王女殿下が帰って来たからと、離婚を告げられました。

ましゅぺちーの
恋愛
侯爵令嬢アリスは他に想う人のいる相手と結婚した。 政略結婚ではあったものの、家族から愛されず、愛に飢えていた彼女は生まれて初めて優しくしてくれる夫をすぐに好きになった。 しかし、結婚してから三年。 夫の初恋の相手である王女殿下が国に帰って来ることになり、アリスは愛する夫から離婚を告げられてしまう。 絶望の中でアリスの前に現れたのはとある人物で……!?

今さらやり直しは出来ません

mock
恋愛
3年付き合った斉藤翔平からプロポーズを受けれるかもと心弾ませた小泉彩だったが、当日仕事でどうしても行けないと断りのメールが入り意気消沈してしまう。 落胆しつつ帰る道中、送り主である彼が見知らぬ女性と歩く姿を目撃し、いてもたってもいられず後を追うと二人はさっきまで自身が待っていたホテルへと入っていく。 そんなある日、夢に出てきた高木健人との再会を果たした彩の運命は少しずつ変わっていき……

愛する夫にもう一つの家庭があったことを知ったのは、結婚して10年目のことでした

ましゅぺちーの
恋愛
王国の伯爵令嬢だったエミリアは長年の想い人である公爵令息オリバーと結婚した。 しかし、夫となったオリバーとの仲は冷え切っていた。 オリバーはエミリアを愛していない。 それでもエミリアは一途に夫を想い続けた。 子供も出来ないまま十年の年月が過ぎ、エミリアはオリバーにもう一つの家庭が存在していることを知ってしまう。 それをきっかけとして、エミリアはついにオリバーとの離婚を決意する。 オリバーと離婚したエミリアは第二の人生を歩み始める。 一方、最愛の愛人とその子供を公爵家に迎え入れたオリバーは後悔に苛まれていた……。

嘘つきな唇〜もう貴方のことは必要ありません〜

みおな
恋愛
 伯爵令嬢のジュエルは、王太子であるシリウスから求婚され、王太子妃になるべく日々努力していた。  そんなある日、ジュエルはシリウスが一人の女性と抱き合っているのを見てしまう。  その日以来、何度も何度も彼女との逢瀬を重ねるシリウス。  そんなに彼女が好きなのなら、彼女を王太子妃にすれば良い。  ジュエルが何度そう言っても、シリウスは「彼女は友人だよ」と繰り返すばかり。  堂々と嘘をつくシリウスにジュエルは・・・

処理中です...