幼なじみと再会したあなたは、私を忘れてしまった。

クロユキ

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卒業

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ルナの家にアンヌが遊びに来てジェニファーの話しをした。
「えっ!?ジェニファーさんが学校を辞めた?」
「うん、三週間前に本人から何も言っていなかったからルシアン君にも聞いたけど知らなかったみたいで…朝礼の時先生がジェニファーさんが学校を退学したと話しをして驚いたの…」
「…どこの学校に転校したとか聞いていないの?」
「何も聞いていないから…分からない、ルシアン君にも何回か聞いたけど知らないと言うばかりなの」
「……」
「もしかしたら学校行かないで花嫁修行をしてるかも?」
「…そうかもしれないね」
ルナは、ルシアンがジェニファーさんの事を知らないと聞いてあの時ルシアンに別れを言った後、口論になったとクラスの生徒が話していたとアンヌの手紙を見て何かあったのだと思った。
ルシアンの事は気にはなっていたが、彼女でもなんでもない自分は、二人の行く末を見守るだけだった。
長い休みが終わりルナは町へ戻り残りの学校生活を叔父と叔母の家で過ごした。
「就職は決まったのか?」
「うん、両親と話しをしてこの町で就職する事に決めたの…図書館の募集があったから面接に…」
話しの途中ジンがルナの体を抱き締めルナは驚いて真っ赤な顔になった。
「ジ、ジン君!?」
「…街へ帰ってずっと気になっていたんだ…もうこのまま帰って来ないんじゃないかと…」
「ジン君…ありがとう、心配してくれて…まだ、学校を卒業していないから帰って来たでしょう」
「ああ、そうだったな…」
「実家で過ごしてジン君の事ばかり考えていたの…」
「ルナ…」
笑顔で見上げるルナにジンは初めて口付けをした。
「!!」
「顔が真っ赤だな」
「えええ~~っ!」
月日が過ぎ、ルナは学校を卒業する事が出来た。
「卒業おめでとうルナ」
「おめでとう…良かった…良かった…」
「おめでとうルナ」
「おめでとうルナちゃん」
両親が卒業式に来てくれて涙を流して喜んでくれた。
「ありがとう…お父さん、お母さん…叔父さん、叔母さん…ありがとう……」
ルシアンの裏切りで学校にはもう行かないと決めていた日、両親は、町の学校へ行くようにルナの卒業を願い話し続けた。
両親の元を離れ叔父夫婦が住む小さな町へ住み学校へ行くようになった。自分が学校を卒業出来たのも両親と叔父と叔母のおかげだと感謝した。
「卒業おめでとう」
「ジン君、卒業おめでとう」
ルナは、笑顔でジンに卒業を祝った。






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