どうしてあなたが後悔するのですか?~私はあなたを覚えていませんから~

クロユキ

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学園

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教室へ入ったジェシカに男子や女子の挨拶に笑顔を向けた。
「おはようございます。ジェシカ様」
「おはようございます。今日も美しいですわ」
「おはようございます…ジェシカ様」
「おはよう、皆さん…」
いつもの挨拶を終えたジェシカに数人の男子が集まって来た。
「もうすぐ学園の披露宴がありますね、ジェシカ様はパートナーを誰に決めているのですか?もし、お決めではなかったら僕とご一緒に……」
「パートナーをお捜しでしたらぜひ僕とご一緒に…」
「それなら僕と…」
クラスの男子はジェシカに選んで貰うのに必死だったそれを見ていた数人の女子は男子に呆れていた。
「ジェシカ様が、パートナーにするわけないでしょう」
「ねえ、ジェシカ様はグレス様を諦めていないのかしら?」
「そうみたいよ、数日前ジェシカ様がお話しをしているのにグレス様は無視して歩く姿を見ましたわ」
「あんなに冷たく話しをするグレス様もジェシカ様に優しくお話しをしてくれたらいいのに…」
「無理もないわよ、グレス様にはシャーロット様がいるんですもの…シャーロット様は大人しい性格だからグレス様はそんなシャーロット様が好きなのよ…」
「お可哀想に…ジェシカ様」
女子達は本命に振り向いてくれないジェシカに同情していた。
ジェシカは今日もグレスを捜していた。
グレスとは同じ年だが、クラスが別々な為今グレスが何処にいて何をしているのか分からないジェシカは、昼休みはいつもグレスを捜し歩いていた。
「学園内で彼を捜し回るのも日課になってしまったわね…」
ジェシカは歩く足を止めベンチに座り本を読む一人の女子生徒に目を向けた。
「…待ち合わせをしているのかしら…」
止めていた足を歩き出したジェシカは女子生徒の前に立った。
女子生徒は、前に立っ足を見て笑顔を向け顔を上げそして暗い顔になった。
「ご機嫌よう、シャーロット様。お一人ですか?」
「あ…」
シャーロットは戸惑い目の前にいるジェシカに何も言えずにいた。


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