どうしてあなたが後悔するのですか?~私はあなたを覚えていませんから~

クロユキ

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グレスの両親③

「あなた方の息子グレス・デュランが私の娘に大怪我を負わせたのです」
「「!?」」
グレスの両親は息子がジェシカに大怪我を負わせたと聞き茫然となった。
「披露宴で大変な事があった事を話していないとはあなた方の息子は無責任な男だとわかり呆れてしまいました。王宮で起きました事故ですので生徒達は親に話しをしたと思います…貴族内で暫くはあなた方の息子が娘にした事が噂として広まるでしょう…」
「ま…待ってください、息子が…ジェシカさんに怪我を負わせたと言うのですか?」
グレスの母親が戸惑うようにジェシカの父親に信じられないと話しをした。
「む、息子がそんな事をする筈はありません…何かの間違いではないのですか?」
グレスの父親もジェシカがイヤだからと言って女に怪我を負わせるような男ではないと息子を信じていた。
「……娘は、今王宮で治療をしているのです…」
「えっ!?」
「お、王宮で治療…!?」
「……娘のジェシカは王宮の披露宴が開かれた会場のベランダから落ちたのです…」
「「!!」」
「あなた方の息子と婚約者がベランダにいたのを娘のジェシカが来て話しがあると言って彼の手を掴んだそうです…ですが、グレス・デュランは娘の話しを聞かず…掴んでいた娘の手を振り払いそのせいで娘は体制を崩しそのまま地面へと落ちたのです…」
グレスの両親は真っ青な顔でジェシカの父親の話しを聞いていた。
「…娘は、今…生と死の中で高熱に魘され闘っている状態なのです…あなた方も王宮で開かれた披露宴には行きました事が何度もあると思います…そしてベランダへも……娘は、あの高さから地面に叩き落とされたのです…」
「ぁ……ぁあ…」
グレスの母親は体の震えが止まらずまさか息子がと…さっきまで怒りを見せていた母親の顔は今では戸惑い目には涙を溜めていた。
「……そ…それで…娘…様は……」
「…あなた方にも今の娘の姿を見せたいのですが…娘の怪我は頭から血を流しなん針も頭の傷を縫い、顔には左頬の傷をガーゼを当て右の頬にも幾つか傷を負っています…女の子ですから顔に傷が残るのが心配ではあります…左腕も骨折をして包帯で巻かれた状態で治るのに一ヵ月以上はかかると聞いています…体中打撲が幾つかあると言われ今現在娘に意識が無いのです…」
「…い、意識が……」
「ぁぁ……」
「娘のジェシカと口論になって起きた事故ではありますが…手摺の側にいたのです…娘が嫌いなのはわかりますが余りにも酷いと思い今日此方へ伺ったのです…後程、学園からも王宮からも連絡があると思います…」
「……」
「……ぅううっ…」
「……お話しは以上です…私は、また王宮へ行かなくてはなりませんので…失礼します」
ジェシカの父親は部屋を出てグレスの両親は沈黙が続いていた。









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