夫は家族を捨てたのです。

クロユキ

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アルバートとの離婚

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「まさか……息子が……」
「なんて事を……」
お義父さんは、頭を抱えて俯く姿にお義母さんは涙を流していた。
「シェリーさん…すまない…許す事は出来なくてもいい…私達と縁を切る話しは考えないで欲しい……」
「ごめんなさい…ごめんなさい……息子が……アルバートの罪は私達が償うから……」
「お義父さん…お義母さん……縁を切りたいとは思っていません……ただ、夫のアルバートとは離婚をしたいと思っています」
「離婚!」
「結婚をしていますが、夫が七年も行方不明になって私は未亡人として生活をして来ました…離婚の手続きに夫の字で書かなくても法的に私は夫でしたアルバートと離婚が出来ます。その事を許して欲しいのです」
「……」
「……」
「父さん、母さん、何も心配する事はないんだ…シェリーとアランは俺達と今まで変わらず一緒に生活をするんだ」
「…でも、離婚の手続きをしたら……」
お義兄さん…いえ、エリックさんは私を見て確認するように笑みを見せ私は頷いた。
「俺達、結婚を考えているんだ」
「な!?」
「えっ!?結婚!」
お義父さんとお義母さんは驚いた顔で私とエリックさんを見ていた。
「…以前から考えていたんだ…アルバートが出稼ぎへ行き一人でアランを育てる彼女を見て、時にはアルバートを恨んだ事もあった…この先、お金が要るからと出稼ぎでなくても今まで働いていた店でも良かったんだと思った…七年も連絡もしないアルバートをシェリーとアランは、ずっと待っている姿を見て胸が苦しくなった…今日、彼女からアルバートが他の土地で生活をして結婚をしていたと聞いた時に決めたんだ。そして、シェリーにアルバートとの離婚の話しをしたんだ…貴族となって妻子がいるアルバートにこの家に帰って来る事もシェリーとアランに会う事も俺は許さない…俺は、弟のアルバートと縁を切るそして、シェリーとアランを俺の家族として迎える」
私は、エリックさんの話しを聞いて私とアランの事を想っていてくれた事が嬉しく瞼を拭った。





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