夫は家族を捨てたのです。

クロユキ

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アルバートとの離婚②

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お義父さんとお義母さんは、エリックさんの話しを黙って聞いていた。
「……シェリーさん…エリックとの生活を望んでいるのかい?」
「はい……」
「そうか……私達はお前達が決めた事に反対はしないアランの為に…アランが哀しまない生活をして欲しい……」
「分かっている」
「シェリーさん、アルバートとの離婚の手続きを進めよう…私達が出来る事はそれだけだが……」
「ありがとうございます…アランには、父親は亡くなったと話しをしたいと思っています」
お義父さんとお義母さんは何も言わず頷いてくれた。
話しを終えた私達は、お義父さんとお義母さんを見送っていた。
「エリック、今夜はシェリーさんの側に居ると良い…色々と見て聞いて…精神的に疲れているだろう…お前が側に居ると良い…」
「ああ、分かっている」
「シェリーさん…あなたにはなんてお詫びをすれば……この七年ずっと息子を待って来たあなたに……」
「お義母さん…」
私とエリックさんは、お義父さん達を見送った。
「……エリックさん…アランには明日夫の話しをするつもりです…」
「……そうか」
エリックさんは、私の手を取り薬指に指輪を嵌めて私は驚いてしまった。
「エリックさん……!」
「ずっと前から引き出しの中に仕舞っていたんだ…俺の想いを受け取ってくれ…」
「あ……」
私は彼の胸の中で涙を流した…私がずっと夫の帰りを待ち続けているのを知って夫が帰って来た時は、私とアランを見守り続けるつもりだったとエリックさんは話してくれた。
次の日、私はいつものように店を開け仕事を始めた…そしてその夜、私とエリックさんはアランに夫の話しをする事になった。




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