夫は家族を捨てたのです。

クロユキ

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シェリーの妊娠

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シェリーは、エリックと結婚をして毎日が幸せに暮らしていた。
お風呂から上がったエリックとアランはタオルで頭をゴシゴシと拭き取っていた。
「お風呂はどうだった?」
「はあ~っ、気持ちが良かったよ」
「はあ~っ、気持ちが良かった!」
「アラン、お父さんの真似したな~っこうしてやる~っ、こちょこちょこちょこちょ」
「キャハハハ」
エリックはアランの体を擽り親子で遊んでいた。
その様子をシェリーは微笑み見ていた。
「……うっ……」
「シェリー?どうしたんだ?」
アランと遊んでいたエリックが口を押さえて真っ青な顔をするシェリーに気が付いた。
「あ……少しムカムカしただけなの……」
「つまみ食いでもしたのか?」
「もうっ、あなた……うっ!」
「シェリー?」
バタバタと洗い場で嘔吐をするシェリーにエリックは驚きアランは茫然としていた。
「……っ…はぁ…大丈夫よ……」
心配をするエリックはシェリーの背中を擦っていた。
シェリーは、昔もこんな風に背中を擦ってくれたアルバートがいたと…もうアルバートは居ない…自分の側には夫となったエリックが側にいてくれる……
「……子供が……」
「えっ…」
「…子供が出来たかもしれない……」
「……子供…!?」
シェリーは、茫然とした顔を見せるエリックに笑顔を見せクスッと笑った。
「……あなたと私の……赤ちゃんが…」
「えっ!?えっ!?ええっ!!」
「ふふふ…まだはっきりとは分からないけれど…」
「シェリー~~!!」
エリックは、シェリーを抱き締めた。
「あ、あなた…」
「ありがとう…ありがとう…シェリー……」
「まだ、分からないと言ったのに…」
「それでも……それでも…君を抱き締めないと……」
「あなた……」
私を抱き締めて離れない夫の背中を軽く叩いた。
「どうしたの?お母さん具合いが悪いの?」
アランが心配をして側に立ちエリックはアランを抱き上げた。
「アラン!お兄ちゃんになるぞ」
「お兄ちゃん?」
「お母さんのお腹の中にアランの弟か妹がいるんだ」
「本当!?僕、お兄ちゃんになるの?」
「ああ、お兄ちゃんだ」
「わーい、わーい!お兄ちゃんだ。お兄ちゃんだ!」
「ハハハハ、嬉しいか?お父さんも嬉しいぞ」
「あ…二人共…まだ分からないから……」
「ハハハハハハハハ」
「お兄ちゃんだ。お兄ちゃん!」
「……もう…」
親子の喜ぶ顔を見てシェリーは微笑んでいた









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