夫は家族を捨てたのです。

クロユキ

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屋敷からの便り

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今日は、唐揚げの店はお休みで私の家で二人を呼び私は夫エリックのお義父さんとお義母さんに妊娠した事を知らせた。
「それは本当か?エリック」
「ああ、今日シェリーと一緒に病院に行って分かったんだ」
「そうか…私達にまた孫が出来る」
「おめでとうエリック、おめでとうシェリーさん」
「お義父さん…お義母さん…」
お義母さんは涙目になり瞼を拭うのを見て二人の両親が喜んでくれた。
「おじいちゃん、おばあちゃん、僕お兄ちゃんになるんだよ」
「ハハハ、そうだぞアランはお兄ちゃんになるんだ。一緒に遊ぼうな」
「うん」
私は、産まれてくるお腹の子が皆から愛されているのが嬉しくて涙が流れて来そうになった。
「どうした?シェリー」
「…嬉しくて…私、今幸せよ……」
「シェリー…」
私は、家族と一緒に過ごすこの時間が好きだと感じていた。
コンコン
「すみません」
コンコンコン
店の扉を何度も叩く女性の声に私は、今日は店を休みにしていた札を掛けていたのにと夫のエリックに顔を向けた。
「急な用事かもしれないな」
「ええ…」
「ごめんください…モリスと言います…」
「えっ!?モリスさん!」
私は驚いて戸惑っていた。
「…君が話しをしていた…アルバートがいる屋敷の馬番の彼か?」
お義父さんとお義母さんが夫のエリックがアルバートのの名前を聞いて顔色が変わった。
「…まさか……アルバートが一緒ではないだろうな」
険しい顔をするお義父さんにお義母さんがアランの側に来て声をかけていた。
「アラン、お客様が来たの部屋に行きましょう」
「うん」
私はお義母さんとアランを見て店の方へと歩き鍵を開けた。
目の前にはモリスさんと屋敷で見た私服を着たメイドと一緒にいる姿を見た。
「こんにちは、モリスさん」
「お久しぶりです。名前を覚えてくれていたんですね」
笑顔を向けるモリスさんを見て私を見て頭を下げるメイドに顔を向けた。
「彼女は……」
「ああ、使いで来たんだ」
「使いですか?」
「何かあったのか?シェリー」
店の中から外へ来た夫のエリックを見てモリスさんとメイドは驚いた顔を見せていた。
「あっ、紹介しますねモリスさん…私、結婚したんです」
「!あ……ああ、そうか…結婚したんだな…」
「はい…」
「モリスさん、モリスさん…」
メイドが小さな声でモリスさんに聞いているようで彼女の目線が夫のエリックを見ているのが分かった。
「……あの、モリスさん…そちらの方は屋敷にいましたメイドですよね…」
「ああ、まだ何も話しはしてはいないが…シェリーさんの側にいます方は…アルバートの……」
「……兄です…」
「えっ!?若旦那様のお兄様!?」
メイドは驚いて夫エリックを茫然として見ていた。





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