婚約者が一目惚れをしたそうです

クロユキ

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ルイスの戸惑いと後悔

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キャロラインがまさか結婚していたとは知らなかったルイスは、大事な事を聞き忘れていた…もし、キャロラインに聞いていたらアリスに婚約破棄の話しはしなかった。
「……」
「……」
「……」
アリスとコリンそしてルイスの三人は、披露宴を楽しむ雰囲気ではなかった。
「…あ…はははは、驚いたな…まさか、キャロラインさんが結婚していたなんて知らなかったよ」
笑顔で苦笑いをアリスとコリンに向け、何もなかったようにアリスに声をかけていた。
「明日、学園が休みだから街へ行こうか?アリスが欲しいと言っていた髪飾りを買ってあげるよ」
「……」
「ちょっとルイス君、貴方アリスと別れたんでしょうなんでアリスを誘うの?」
「え…いや…僕は、アリスと別れるなんて言っていないよ」
「な!?ちょっと勝手な事を言わないでよ、アリスを悲しませて寄りを戻そうなんて貴方がそんな軽い男だとは思わなかったわ」
「か…君には関係ないよ、アリスは、僕の婚約者だ」
「ちょ…」
「やめて!」
「「!!」」
口喧嘩をするルイスとコリンにアリスは声をあげた。
「…私…ルイスと別れるから、もう婚約者でもないから」
「あ…アリス…」
涙を流し睨むようにアリスはルイスに婚約破棄を言った。
「私、ルイスと婚約を取り消すわ」
「ア…アリス…冗談だろう?僕と婚約を取り消すなんて…」
ルイスは、戸惑い苦笑いを見せていた。
「私は、本気よ。ルイスがさっき私に言ったでしょう」
「あ…あれは、彼女には本気で言った訳ではないんだ…僕が愛しているのはアリスだけなんだ」
慌てたルイスは、誤魔化すようにアリスに言い訳をしていた。
「最低…嘘を言うなんて…私と別れるとはっきりと彼女の前で言ったわ」
「え…」
「ほんと、ルイス君てアリスに意地悪して楽しんで本当最低ね!」
「さ……」
ルイスは、アリスとコリンから冷ややかな目を向けられ真っ青になっていた。







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