性格が嫌いだと言われ婚約破棄をしました

クロユキ

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放課後⑥

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「もう、キャロルさんとは関係ないしお前も彼女がいるからさ」
「……」
「彼女がここに居るのって事はエリックお前キャロルさんに勉強教えて貰ったらどうだ?」
「は?」
「おっ、それが良いかも俺達じゃあ解けない所もあるからさ」
「い…言える訳ないだろう?勉強教えて欲しいって…」
エリックは戸惑った。
「俺達じゃあ分からない所があるんだ。意地はっている場合じゃないだろう?また、彼女のパトリシアと口論に成りたいのか?」
「っ…」
「こちらが頼んでもキャロル・ラシリアが教えるのはイヤだと言うなら仕方なく諦めて俺達が分かる所まで教えるしかないけどな…」
「……」
「俺!ちょっと聞いて来るわ」
男子の一人がキャロルの居る席へと行った。
エリックは、もしキャロルが勉強を教えるなら聞く自信が無かった…また、いつものように嫌味な事を言ってしまいそうで一緒に勉強をする自信が無かった。
「エリック、お前キャロル・ラシリアに勉強を習うのが恥ずかしいと思っているんじゃないのか?」
「……っ」
「だから、彼女に問題の答えを書かせていたんだろう?」
「……」
「意地をはってなかったら少しは違っていたかもな…今の彼女と痴話喧嘩しなくて良かったのにな」
「……」
エリックは、キャロルの方を見ていた。
「……教えてくれる筈はない…俺はずっとキャロルを避けていたから…今更数学の問題が分からないからと頼めるわけないだろう…」
キャロルとクリスはお互いのノートを見ていた。
「……」
キャロルとクリスの側に来た男子は気まずそうに歩く足を止めた。
(……なんだろうこの空間って言うか…二人の邪魔をしてはダメな気がするんだけど…)
キャロルは顔を上げた時自分の方をじっと見ている男子に気が付いた。
(……確か、彼は去年同じクラスだった…)
「キャロルさん?どうしたんだ?」
クリスが顔を上げたまま動かないキャロルを見て声を掛けていた。
「えっ、あ…去年同じクラスだった彼が立っているのが見えて…」
「同じクラス?」
クリスも男子の方へ顔を向け二人からじっと見られている男子は戸惑った。
(な、なんだ…こ、声が出ないんだ?)
「……アシアン君?」
「!お、俺を覚えてくれてたのか!?」
「え…」
涙目になり笑顔を見せるエリックと同じクラスのアシアンが、キャロルが自分の事を覚えてくれていた事に喜び、キャロルはアシアンが何故喜んでいるのか首を傾げアシアンはキャロルとクリスの側に安堵の顔を見せていた。





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