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街へ
クリスとキャロルが帰り、エリック達は街へ行っていた。
「やっぱ夜が近くなると出店が増えるんだな」
「おっ、旨そうな匂いがするあれ買ってくる」
アシアンが、出店で売っている串に刺したタレを付けて焼いた肉を三本買いエリックとクレマンに一本ずつ渡していた。
「おっ、ありがとうお前の奢りか?」
「別に良いよ、ほらっ、エリック」
「ああ…ありがとう…」
エリックは、肉を刺した棒を貰ったが元気がなかった。
「…俺が二人に奢りじゃないのか?」
「良いよ別に…今日は出店の安い食べ物は俺が奢るよ」
「飲み物は俺が買ってくる」
クレマンが出店に並ぶ飲み物を買いに二人の側を離れた。
「でも良かったじゃん、数学の問題出来てさ先生も文句は言わないだろうから」
「……俺…久しぶりにキャロルの笑顔を見た…婚約したばかりの時俺に今日のような笑顔を見せていた…その顔を見て俺…別れたのが間違いだったのかなって思ってしまった…パトリシアと一緒にいて楽しいけど…一緒に勉強をした事も無いし俺が注意されたのが恥ずかしいと言って来たんだ…キャロルにそんな事言われた事もなかった…」
「……パトリシアさんと別れるのか?」
「えっ!?」
「別れてキャロルさんともう一度やり直したいのか?」
「……それは…」
エリックは悩んでしまった…キャロルと別れたのが後悔した自分に気付いた。
「……俺は、キャロルさんともう一度は無理だと思う」
「!」
「お前が一番知っているんじゃないのか?」
「……」
「お前にはパトリシアさんがいるんだ。彼女と一緒になるのを決めたのはお前なんだからキャロルさんは諦めた方がいいと俺は思う」
「……」
ムシャムシャと串に刺した肉を食べるアシアンに言われエリックは何も言えなかった。
「お待たせ、ほらっ、飲み物買って来たぞ」
「おっ、ありがとう」
「ほらっ、エリック」
「ああ…」
「なんだ、まだ食ってないのか?」
「今から食べるよ…」
エリックは人が通るのを見ながら肉を食べていた。
「ねぇ、あの店に入りましょう」
エリックは、聞き覚えのある声に振り向いた。
「…パトリシア…?」
綺麗な服を着ているパトリシアを見た。隣には自分達より少し上に見える男性と一緒に歩く姿を見てエリックは茫然として見ていた。
「やっぱ夜が近くなると出店が増えるんだな」
「おっ、旨そうな匂いがするあれ買ってくる」
アシアンが、出店で売っている串に刺したタレを付けて焼いた肉を三本買いエリックとクレマンに一本ずつ渡していた。
「おっ、ありがとうお前の奢りか?」
「別に良いよ、ほらっ、エリック」
「ああ…ありがとう…」
エリックは、肉を刺した棒を貰ったが元気がなかった。
「…俺が二人に奢りじゃないのか?」
「良いよ別に…今日は出店の安い食べ物は俺が奢るよ」
「飲み物は俺が買ってくる」
クレマンが出店に並ぶ飲み物を買いに二人の側を離れた。
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「……俺…久しぶりにキャロルの笑顔を見た…婚約したばかりの時俺に今日のような笑顔を見せていた…その顔を見て俺…別れたのが間違いだったのかなって思ってしまった…パトリシアと一緒にいて楽しいけど…一緒に勉強をした事も無いし俺が注意されたのが恥ずかしいと言って来たんだ…キャロルにそんな事言われた事もなかった…」
「……パトリシアさんと別れるのか?」
「えっ!?」
「別れてキャロルさんともう一度やり直したいのか?」
「……それは…」
エリックは悩んでしまった…キャロルと別れたのが後悔した自分に気付いた。
「……俺は、キャロルさんともう一度は無理だと思う」
「!」
「お前が一番知っているんじゃないのか?」
「……」
「お前にはパトリシアさんがいるんだ。彼女と一緒になるのを決めたのはお前なんだからキャロルさんは諦めた方がいいと俺は思う」
「……」
ムシャムシャと串に刺した肉を食べるアシアンに言われエリックは何も言えなかった。
「お待たせ、ほらっ、飲み物買って来たぞ」
「おっ、ありがとう」
「ほらっ、エリック」
「ああ…」
「なんだ、まだ食ってないのか?」
「今から食べるよ…」
エリックは人が通るのを見ながら肉を食べていた。
「ねぇ、あの店に入りましょう」
エリックは、聞き覚えのある声に振り向いた。
「…パトリシア…?」
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