恋をする事を許して欲しい…婚約者のあなたは私にお願いをした

クロユキ

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フランシスとペネロープの噂

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学園へ行ったフローラは、友達のアンにフランシスの話しをすると決めまだ教室に来ていないフランシスの机を見ていた。
ガラッと教室の扉が開き担任の先生が入って来た。
「おはよう、皆席に着いたな先生から知らせだが、フランシスは怪我をして暫く休むそうだ」
「え!?怪我?あいつ何したんだ?」
フローラは、フランシスが怪我をして休むと聞き驚いていた。
フローラは、フランシスが父親から叱りを受けた事は知らなかった。
「ねえ、フローラ…フランシス君どんな怪我をしたの?」
「わ…私も知らないの…」
「でも…貴女も怪我しているからフランシス君と何かあったと思ったの…」
数名の女子がフローラの足の怪我を見てヒソッと話す女子もいた。
「私は、街へ行った時に躓いて倒れたの…彼とは関係無いわ」
フローラは女子から聞かれ戸惑った。
その後は授業が始まりフローラは本当にフランシスが怪我をしたのか気にはなった…もしかしたら昨日の事で学園へ来る事が気まずいかもしれないとフローラはふとペネロープを思い出した。
フランシスが休みならペネロープも休みかもしれない…
「……」
ペネロープの脱いだ服を握り締めて叩いた手が気持ち悪い程感触が残っていた…握り締めた服がジンジンと手のひらが痛くなるのを思い出しフローラは手のひらを見ていた。
かすり傷が幾つもある手を見て騎士のカインが手当てをしてくれた。
授業が終わり昼休みになりアンと一緒に教室を出て廊下を歩いていた。
「フローラさん、ちょっといいか?」
担任の先生がフローラを呼び止め、フローラはアンにいつもの場所にいるようにと話しフローラは先生の側に立った。
「先生、お呼びでしょうか?」
「ああ…フランシスの事だが」
「フランシス君…ですか…」
フローラは、先生からフランシスの名前を出されドキッとした。
「…最近と言うか…フランシスが下級生と一緒に居るのを良く見ると数名の生徒から聞いたのだが…君達が婚約をしているのを私やクラスの生徒達も知っている…」
「……」
「教室では君達は変わらないのだが、昼休みや帰る時はフランシスはその下級生といつも一緒だと聞いた。今、君達二人がどうなっているのか皆心配をしている…フランシスに話しを聞こうとしたが今日から数日は休むと連絡があった。もし、悩み事があるなら先生が相談になろう」
フローラは、教室でフランシスと一緒にいても昼休みや帰りが別々になりフランシスがペネロープと一緒にいると皆も気になるだろう…フランシスが何人かの男子生徒から聞かれた事があったのは知っていたフローラにも聞いていた。
「知り合いの子だから」とフローラは男子生徒に話しをしたのを覚えている…でも生徒の中では、おかしいと思う生徒がいたようだった…それで先生に話しがあったのだとフローラは思った。
「…ありがとうございます…今は両親と相談中なんです…」
担任の先生はフローラの話しを聞き「そうか」と頷きいつでも相談になると言ってフローラの側を離れた。
「……学園では目立ち過ぎだよ…」フローラは、ボソッと声に出しアンがいる待ち合わせ場所へと歩いた。




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