兄たちが弟を可愛がりすぎです

クロユキ

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ニックに打ち明ける決意

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「……ニック?」
俺(ウィル)は身体を起こしベッドの側で立っていたニックの顔を見上げた。
「申し訳ございません殿下、勝手に入室致しまして、お休みの所を起こして仕舞いました」
「大丈夫だよ気にしないで、それより騎士達とのお祝いは終わったの?」
「いえ、他の騎士はまだ他の店に行っていると思います」
「え?それならニックも一緒に行かなかったのですか?」
「……俺は行くつもりもなかったのですが殿下が行きなさいと言われましたので仕方なく行っただけです」
ムスッ…とニックが子供みたいにしているところを見て、俺(ウィル)は思わず笑ってしまった
「プッ、あははニック子供見た……っ…」
俺(ウィル)が笑って話す途中いきなりニックが俺(ウィル)の後ろの頭を大きな手で押さえられキスをしてきた
「…っ……んん…」
俺(ウィル)は息が出来ずニックの腕を押し上げ、重なっていた唇が離れ何とか息が出来た時またニックがキスをしてきて、ニックの舌が俺(ウィル)のくちの中に侵入してきた、ビックリしたもののどうする事も出来ず、優しく舌を絡ませ合うニックに俺(ウィル)は瞼を閉じているのに、チカチカと光りが飛び散り騎士服の腕を掴んでいた手に力が入らず、時々唇が離れては重なり合うの繰り返しで、悲しい訳でもないのに涙が溢れ気持ち良いと思っている俺(春人)がいた……
ニックの唇が離れた時俺(ウィル)の目に涙がたまっている事に気付いたニックが俺(ウィル)の瞼に指で拭き申し訳なさそうに話し出した。
「……殿下すみませんでした…剣技試験の時に怒られたばかりなのに、殿下が目の前にいると甘えたくなってしまて…俺……」
珍しくニックが言葉を失っているのを見て俺(ウィル)はニックに「背中を向いてベッドに座ってください」と言ってニックは俺(ウィル)に背を向けて何だろうと言うような顔をしながら座った。
「ニックは僕の事が好き何ですか?」
「はい、殿下の事が好きです」
うっ、自分で質問しているのに恥ずかしくなった…
「殿下?」
「うえっ」
また変な返事をしてしまった…
「ククク…」
「あー!笑った」
「く、すみません殿下が可愛いらしい声を出されましたのでつぃ…」
「それ、初めて会った時聞いたキザな話し方」
「キ…キザって殿下酷い」
「プッ、ハハハハハハハハ腹痛っ!」
「……殿下…笑いすぎです…それに話し方が…」
「…ハハ、笑いすぎた…ニックもし違う人格の僕でも好きでいてくれますか?」
「?殿下意味がわからないのですが…今の殿下と違う殿下がいると言う事ですか?」
「うん…似たようなものかな」
「……俺はどんな殿下でも好きと言う気持ちは代わりません」
「…有り難うニック、今から話すウィル王子とは別の人間の話しをします。」
「き、緊張してきますね殿下…」
「ああ、俺も緊張しているよニック」
「!?…っ、殿下?」
「始めまして、ウィル王子の中にいる坂田春人と言います
ニック・ライナス」
俺はニックに坂田春人であることを話す事にした…


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