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ウィルの母親

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「ザック兄様僕の母様は…亡くなっているのですか!?」
俺はザック兄から聞いて驚いていた時メイドのマリアが話し掛けてきた
「カイ様、そろそろ皆様の食卓のお時間になります」
「おー、もうそんな時間かウィルこの話しはまた後程だなまた来るよ、さて、廊下で立っているシェル兄を連れて行くか…じゃあなウィルまた後で…」
「はい、ザック兄様ありがとうございます」
ザック兄は扉の方へ向かい歩きながら右手を振っていた
カチャ!
「シェル兄食卓いくぞ」
「カイ一人で行きなさい、私はウィルと一緒に食べます」
「ああー!ずるいぞシェル兄俺だって本当はウィルと一緒に食べたいんだよ、我慢してんだからシェル兄行くぞ」
「仕方がありません…ウィルまた来ますね」
「はい、シェル兄様、ザック兄様また後で」
俺は扉の隙間から見えるシェル王子とザック兄を見て手を振った
「ふぅ…」
「ウィル様、いえ、春人様切り替えの早さに驚きましたわ~」
「はは、俺も驚いているけど…、ニック?まだそこに居るの?」
俺は扉が少し開いたままの隙間から見えるニックの黒マントがチラリと見えた
コン、コン、「失礼致します」
ニックが部屋に入って来て、マリアがお食事をお持ちしますねと言って部屋を出た…俺はニックがまだ扉の側に居たままなので呼んだ
「ニック僕の側まで来てくれますか」
「?は、はい」
ニックは俺の側まで来ると聞いてきた
「殿下…いえ、春人?今どの方でお呼びすれば宜しいですか?」
「ハハハ、ごめんややこしいよね、どっちでもいいよニックが呼びやすい方で」
「では、春人で呼んで良いですか」
「うん」
俺はニックにベッドに座っていいよと言うとニックは腰をおろし俺の顔をじっと見てきた
「何ニック俺の顔に何か付いてる?」
「いえ、少し元気が無いように見えましたから」
「俺のウィルの顔良く見てるな…」
ニックは俺の左手をギュッと握り俺はビクッとなってしまった
「話したいことがあれば俺が聞いて上げます」
「へへ、ありがとうニック…ウィルの母さんの事を考えていたんだ……どんな人だったんだろうって……」
「殿下の…ウィル様のお母様ですか」
「うん」
俺はボーと天上を見てニックと話しをしていた





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