188 / 484
ウィルの護衛騎士選び
しおりを挟む
俺とシェル王子が部屋の近くまで来るとザック兄が廊下で護衛騎士担当の二人と話をしている姿があった。
「おーっ、やっと戻ったかシェル兄と……ウィルか?」
「はい、僕ですザック兄様」
俺が名前を呼ぶとザック兄は「おお、ウィルだ!」と、笑顔で出迎えてくれた。騎士担当二人も朝出掛けた時同じ騎士で俺がウィルだと分かると「やはりウィル王子だった」「はぁ、驚いた」と、何故か騎士二人は胸を撫で下ろしていた。
俺達三人は部屋に入り部屋の中にはマリアが掃除をしていた。
「お帰りなさいませウィル様」
メイドのマリアが笑顔で迎えてくれて、部屋に戻って来たと安心感でホッと息をはいた。
シェル王子は俺をベッドの上に座らせ、マリアに声を掛けていた
「ウィルの化粧落としをお願いしても良いですか?」
「はい、分かりました。シェル様」
「衣装の着替えは俺とマリア二人で大丈夫だろう」
ザック兄が俺の着替えを手伝ってくれる事になり、シェル王子は廊下で護衛をしている騎士二人に話し掛けて居るようだった。
「貴殿方二人は、今すぐ騎士全員闘技場に集まる様に知らせてください、私も闘技場へ向かいますので」
「まだ、ニック騎士がお見えに成られておりませんが…」
「今夜からニック騎士は護衛には来ません、ニック騎士の代わりに一週間の間ウィルの護衛騎士を選びます。」
「「!?」」
騎士二人は驚いていたが、二人とも笑顔でシェル王子に礼をして二人の騎士は歩く足が早歩きに代わり騎士達の元へ向かった。
「……一週間のウィルの護衛騎士は慎重に選ぶ必要が有りそうですね…」
シェル王子は騎士二人が見えなくなると部屋に戻りザック兄にニックの代わりの騎士を選ぶ話をしていた。
「カイ、今から私は闘技場へ向かいますので、暫くウィルの側に居てください」
「別に構わないが、闘技場で何するんだ?」
「ニック・ライナス護衛騎士の代わりに一週間ウィルの護衛騎士を選びに行きます。」
「…ニック騎士に何か合ったのか?」
「これから長年ウィルの騎士をやって行くのです。城内だけではなく城下町で、巡回騎士の仕事を知って貰うため、一週間ウィルの護衛を離れ巡回の仕事を御願いしました。彼の様に剣の腕に自信があり、一気に護衛騎士まで上がったニック・ライナスに巡回騎士の仕事を覚えた方が良いと思い一週間ウィルの護衛を離れる事にしました。」
ザック兄は突然ニックをウィルの護衛から離し、巡回騎士に回す事に違和感があったものの、また二人でウィルの事で何か合ったなとは思いはしていた。
だが、今のシェル王子を見ていっものシェル王子だと分かると何も聞く事は無いと思いシェル王子に従う事にした。
「おーっ、やっと戻ったかシェル兄と……ウィルか?」
「はい、僕ですザック兄様」
俺が名前を呼ぶとザック兄は「おお、ウィルだ!」と、笑顔で出迎えてくれた。騎士担当二人も朝出掛けた時同じ騎士で俺がウィルだと分かると「やはりウィル王子だった」「はぁ、驚いた」と、何故か騎士二人は胸を撫で下ろしていた。
俺達三人は部屋に入り部屋の中にはマリアが掃除をしていた。
「お帰りなさいませウィル様」
メイドのマリアが笑顔で迎えてくれて、部屋に戻って来たと安心感でホッと息をはいた。
シェル王子は俺をベッドの上に座らせ、マリアに声を掛けていた
「ウィルの化粧落としをお願いしても良いですか?」
「はい、分かりました。シェル様」
「衣装の着替えは俺とマリア二人で大丈夫だろう」
ザック兄が俺の着替えを手伝ってくれる事になり、シェル王子は廊下で護衛をしている騎士二人に話し掛けて居るようだった。
「貴殿方二人は、今すぐ騎士全員闘技場に集まる様に知らせてください、私も闘技場へ向かいますので」
「まだ、ニック騎士がお見えに成られておりませんが…」
「今夜からニック騎士は護衛には来ません、ニック騎士の代わりに一週間の間ウィルの護衛騎士を選びます。」
「「!?」」
騎士二人は驚いていたが、二人とも笑顔でシェル王子に礼をして二人の騎士は歩く足が早歩きに代わり騎士達の元へ向かった。
「……一週間のウィルの護衛騎士は慎重に選ぶ必要が有りそうですね…」
シェル王子は騎士二人が見えなくなると部屋に戻りザック兄にニックの代わりの騎士を選ぶ話をしていた。
「カイ、今から私は闘技場へ向かいますので、暫くウィルの側に居てください」
「別に構わないが、闘技場で何するんだ?」
「ニック・ライナス護衛騎士の代わりに一週間ウィルの護衛騎士を選びに行きます。」
「…ニック騎士に何か合ったのか?」
「これから長年ウィルの騎士をやって行くのです。城内だけではなく城下町で、巡回騎士の仕事を知って貰うため、一週間ウィルの護衛を離れ巡回の仕事を御願いしました。彼の様に剣の腕に自信があり、一気に護衛騎士まで上がったニック・ライナスに巡回騎士の仕事を覚えた方が良いと思い一週間ウィルの護衛を離れる事にしました。」
ザック兄は突然ニックをウィルの護衛から離し、巡回騎士に回す事に違和感があったものの、また二人でウィルの事で何か合ったなとは思いはしていた。
だが、今のシェル王子を見ていっものシェル王子だと分かると何も聞く事は無いと思いシェル王子に従う事にした。
31
あなたにおすすめの小説
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
騎士×妖精
【完結】悪役令嬢モノのバカ王子に転生してしまったんだが、なぜかヒーローがイチャラブを求めてくる
路地裏乃猫
BL
ひょんなことから悪役令嬢モノと思しき異世界に転生した〝俺〟。それも、よりにもよって破滅が確定した〝バカ王子〟にだと?説明しよう。ここで言うバカ王子とは、いわゆる悪役令嬢モノで冒頭から理不尽な婚約破棄を主人公に告げ、最後はざまぁ要素によって何やかんやと破滅させられる例のアンポンタンのことであり――とにかく、俺はこの異世界でそのバカ王子として生き延びにゃならんのだ。つーわけで、脱☆バカ王子!を目指し、真っ当な王子としての道を歩き始めた俺だが、そんな俺になぜか、この世界ではヒロインとイチャコラをキメるはずのヒーローがぐいぐい迫ってくる!一方、俺の命を狙う謎の暗殺集団!果たして俺は、この破滅ルート満載の世界で生き延びることができるのか?
いや、その前に……何だって悪役令嬢モノの世界でバカ王子の俺がヒーローに惚れられてんだ?
2025年10月に全面改稿を行ないました。
2025年10月28日・BLランキング35位ありがとうございます。
2025年10月29日・BLランキング27位ありがとうございます。
2025年10月30日・BLランキング15位ありがとうございます。
2025年11月1日 ・BLランキング13位ありがとうございます。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
最弱白魔導士(♂)ですが最強魔王の奥様になりました。
はやしかわともえ
BL
のんびり書いていきます。
2023.04.03
閲覧、お気に入り、栞、ありがとうございます。m(_ _)m
お待たせしています。
お待ちくださると幸いです。
2023.04.15
閲覧、栞、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
更新頻度が遅く、申し訳ないです。
今月中には完結できたらと思っています。
2023.04.17
完結しました。
閲覧、栞、お気に入りありがとうございます!
すずり様にてこの物語の短編を0円配信しています。よろしければご覧下さい。
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる