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母と息子②
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「カイ、こんな事と言われているけどただ貴方と一緒に寝ているだけで何も無いけど?」
ジャンヌ妃はクスッと笑い真剣な顔で話しをしていたカイザック王子に笑い掛けていた。
「いや、そうだけど…普通は怪しいと思うだろう!?さっきの父上の顔を見ただろう、如何にも怪しいと思い母上を攻めていた」
王様は息子のカイザック王子が部屋に居るだけで取り乱しジャンヌ妃を攻めていた。
「父上も父上だ、俺と母上を疑うなら何故母上の元へ来ないとその場で言いたかったが慌て出す父上を見て話しをする事を忘れていた」
「……フフッ、王様のあのようなお姿は初めて見たわ、わたくしに男が居ると嫌でしょうねフフフ」
「笑い事では無いと思うが、母上も父上の元へ行ってはどうなんだ?意地を張らずにさ母上が父上の元へ行けば丸く収まるんじゃないのか?」
「それだけはしたくは無いわ王様を許す事に成るわ、わたくしの元へ毎日謝罪をすれば許しますけどフフフ…」
「……早く仲直りしてくれないと俺が困るのだが…母上……」
カイザック王子は自分から仲直りをしない母親を見て大きなため息を吐き頭をガシガシとかいていた。
「あら、カイわたくしと王様は喧嘩をしている訳では無いのよ王様が一方的にその様な方へ持って行ってしまった事なのよ」
クスクスと笑うジャンヌ妃の姿を見てカイザック王子は思った。
(父上に母上の事を相談するしかないな……)
下を向き肩を落としているカイザック王子を見ていたジャンヌ妃はカイザック王子の髪の毛を撫で下ろしていた。
「わたくしと一緒に寝るのは嫌なの?カイ」
「……いや、嫌だとか誤解を受けそうな問いかけは止めてくれ母上…普通は一緒には寝ないだろう?それに父上がまた部屋に来て俺が居たらまた喧嘩に成るのは御免だから……」
「マッサージの練習と言えば良いじゃない、カイが側で眠っているとわたくしも眠る事が出来るわ」
「……」
ジャンヌ妃は王様が部屋へ通う事が無くなった時暫く眠れない日が続いた事があった。
「……まだ眠れない日が続いているのか?」
「前程でも無いわ、最近はカイが部屋に来てもマッサージの練習ぐらいで、その後は直ぐに部屋へ戻るでしょう今夜は久しぶりにカイと一緒に就寝出来たらと思っていたの、わたくしが言う前に「暫く寝る」とマッサージの途中でカイがベッドの中へ入ったでしょうそのまま就寝する事に成ったけど…フフフ」
「……だからって、隣で寝るのもな……」
「あらっ、今頃それを言うの?カイ、一緒に就寝する時は隣で寝ているでしょう!?」
「う……」
カイザック王子はジャンヌ妃に何も言えず隣で笑う母親を見ていた。
「カイ、今度わたくしの部屋にウィル王子を連れて来たらどうかしら?」
「は?ウ…ウィルを母上の部屋に!?」
「ええっ、わたくしもウィル王子に会いたいわマリーネが亡くなり赤ちゃんの時に会って以来、ウィル王子とは御会いした事が無いのよ……それにカイが女性ではなく王子でもある男の子に好意を抱いて居るのですから……フフフ」
「……っ、母上……ウィルを部屋に呼んでどうするんだ?ウィルには何も話しては居ないんだ俺の事を話されてはこの先ウィルと顔を合わせずらくなる」
「カイの事は何も話さないわよわたくしのベッドでウィル王子のマッサージをと思ったのよ、その後は三人で一緒に就寝するのも悪くないと思って、どうかしらカイ?」
「……ウィルと一緒に……って、まぁ……母上が良いなら……」
カイザック王子は顔が熱く火照り出し、その様子を隣で見ていたジャンヌ妃はウィル王子に何もしない息子は「誰に似たのかしら?」と笑い暫く母と息子の会話が続いた。
ジャンヌ妃はクスッと笑い真剣な顔で話しをしていたカイザック王子に笑い掛けていた。
「いや、そうだけど…普通は怪しいと思うだろう!?さっきの父上の顔を見ただろう、如何にも怪しいと思い母上を攻めていた」
王様は息子のカイザック王子が部屋に居るだけで取り乱しジャンヌ妃を攻めていた。
「父上も父上だ、俺と母上を疑うなら何故母上の元へ来ないとその場で言いたかったが慌て出す父上を見て話しをする事を忘れていた」
「……フフッ、王様のあのようなお姿は初めて見たわ、わたくしに男が居ると嫌でしょうねフフフ」
「笑い事では無いと思うが、母上も父上の元へ行ってはどうなんだ?意地を張らずにさ母上が父上の元へ行けば丸く収まるんじゃないのか?」
「それだけはしたくは無いわ王様を許す事に成るわ、わたくしの元へ毎日謝罪をすれば許しますけどフフフ…」
「……早く仲直りしてくれないと俺が困るのだが…母上……」
カイザック王子は自分から仲直りをしない母親を見て大きなため息を吐き頭をガシガシとかいていた。
「あら、カイわたくしと王様は喧嘩をしている訳では無いのよ王様が一方的にその様な方へ持って行ってしまった事なのよ」
クスクスと笑うジャンヌ妃の姿を見てカイザック王子は思った。
(父上に母上の事を相談するしかないな……)
下を向き肩を落としているカイザック王子を見ていたジャンヌ妃はカイザック王子の髪の毛を撫で下ろしていた。
「わたくしと一緒に寝るのは嫌なの?カイ」
「……いや、嫌だとか誤解を受けそうな問いかけは止めてくれ母上…普通は一緒には寝ないだろう?それに父上がまた部屋に来て俺が居たらまた喧嘩に成るのは御免だから……」
「マッサージの練習と言えば良いじゃない、カイが側で眠っているとわたくしも眠る事が出来るわ」
「……」
ジャンヌ妃は王様が部屋へ通う事が無くなった時暫く眠れない日が続いた事があった。
「……まだ眠れない日が続いているのか?」
「前程でも無いわ、最近はカイが部屋に来てもマッサージの練習ぐらいで、その後は直ぐに部屋へ戻るでしょう今夜は久しぶりにカイと一緒に就寝出来たらと思っていたの、わたくしが言う前に「暫く寝る」とマッサージの途中でカイがベッドの中へ入ったでしょうそのまま就寝する事に成ったけど…フフフ」
「……だからって、隣で寝るのもな……」
「あらっ、今頃それを言うの?カイ、一緒に就寝する時は隣で寝ているでしょう!?」
「う……」
カイザック王子はジャンヌ妃に何も言えず隣で笑う母親を見ていた。
「カイ、今度わたくしの部屋にウィル王子を連れて来たらどうかしら?」
「は?ウ…ウィルを母上の部屋に!?」
「ええっ、わたくしもウィル王子に会いたいわマリーネが亡くなり赤ちゃんの時に会って以来、ウィル王子とは御会いした事が無いのよ……それにカイが女性ではなく王子でもある男の子に好意を抱いて居るのですから……フフフ」
「……っ、母上……ウィルを部屋に呼んでどうするんだ?ウィルには何も話しては居ないんだ俺の事を話されてはこの先ウィルと顔を合わせずらくなる」
「カイの事は何も話さないわよわたくしのベッドでウィル王子のマッサージをと思ったのよ、その後は三人で一緒に就寝するのも悪くないと思って、どうかしらカイ?」
「……ウィルと一緒に……って、まぁ……母上が良いなら……」
カイザック王子は顔が熱く火照り出し、その様子を隣で見ていたジャンヌ妃はウィル王子に何もしない息子は「誰に似たのかしら?」と笑い暫く母と息子の会話が続いた。
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