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朝の挨拶と思い
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懐かしい俺の春人の家族の夢を見た後、現実に戻り眠っていた俺は目を覚ましその俺の前に見える光景が男性だと分かる堅い胸に肌が寝服の間から見え背中に腕を回し、まるで逃げ出さないような感じで俺の身体を抱き締めている大きな身体があった。
真正面に向いて眠っていた身体が横向きに変えられ、何故か思い出すのは春人の父さんの事だった。
小学生の頃、父さんが仕事が休みでその日は俺とキャッチボールして遊んでくれた夏の日で、汗を流す為一緒にシャワーで流し俺は遊び疲れそのまま畳の上で寝転がり、目を覚ましたとき大きな身体が俺の身体を抱き締めて隣で眠る父さんの姿を思い出した。
『父ちゃん暑い!』
『ん?!目が覚めたか春人』
『暑い、どいて父ちゃん』
『ああっ、父さんも暑い!お前の身体は湯たんぽみたいだぞ』
『父ちゃんも湯たんぽだ』
『何を~~っ、こら~っ』
こちょこちょと俺の身体を擽り俺は大笑いして畳の上でバタバタと騒ぎ、父さんも俺を見て面白がり俺と父さんは大笑いの身体バタバタでまた汗をかき一緒にまたシャワーを浴びた記憶があった
『またシャワー浴びてるの?あんた達、水道料が高く成るじゃないの!』
『ごめん……母さん』
父さんは母さんに謝り俺はそんな謝る姿を見て笑い、また父さんは俺を抱き上げ遊んだ記憶が思い出された。
「……父さん……母さん……」
俺は声を出し会う事も出来ない父さんと母さんを思い出し、誰なのか分からない胸の中で寝服を握り締め声を殺し俺は泣いた。
ぐすっ、ぐすっ、と鼻を啜り泣く俺に気が付いたのかその声に聞き覚えがあった。
「……ウィル?泣いて居るのか?」
俺は目を見開き俺の側に居るのはウィルの父親だった。
(……そうかだからあの夢を見たんだ…父さんと母さんと過ごした日々を……)
「……」
俺はウィルの父さんに何も言えずただ涙が出る目を拭き取る事が精一杯で顔を見上げる事も出来なかった。
(何で王様が一緒に寝ているんだ?)と思ったが家族がウィルの事を好きなのだとその事が嬉しかった。
俺は泣いて落ち着き、涙目を拭い続けていた時王様の手が俺の涙で濡れた手を掴み「余り目を擦ると赤く成るぞ」と王様の声が聞こえ握り締めている手が剣ダコだろうかゴッゴッと固い手の平に(俺の父さんの手とは違う鍛え方だ)と思わず心の中で笑ってしまった。
「……落ち着いたのか?ウィル」
俺は王様の顔を見ずコクンと頷き王様は俺の手を放し顎を指で持ちあげ上を向かせた。
俺はえっ?と声に出す事が出来ず涙で目の回りがくっ付いている感じで薄く開けた目の前に王様の顔が見えた。
五人の妃に側室までいる事に納得するような顔付きを見せ、王様は瞼にキスをしてきた…「ええっ!?」と声に出したいが目の回りをキスする王様に、まるで犬から舐められている感じを受け(王様は犬と思えば良い)と本人を目の前にして言えない事を考え、未だに慣れない顔にしてくるキスに戸惑いはあった。
「ウィルの顔はしょっぱいな」
「……」
(顔を舐めたらしょっぱいだろう!?)と言いたいが俺は違う事を王様に言った。
「……と、父様放してくれますか?」
「おおっ、ウィルの声が聞けたな」
「は?…いえ……えっ?」
王様は俺の頬にもキスを始め(顔がしょっぱいと言ったのは誰だ)と、もう俺は王様が犬に見え近所の犬が顔をベロベロと舐めて来たのを思い出した。
それに今の俺の体制は王様と俺が横向きでくっ付いている為変な汗が出て来る感じだった。
顔を上に向かせていた指が離れ、王様は俺の髪の毛を触り涙が流れた跡にキスをする王様に(慣れているなこの人)と思った時だった、チュッと唇に柔らかいものが触れた気がして閉じていた目を開き俺は王様の顔を見上げて見ていた。
「……そんなに見られるとまたしてしまう…駄目だと思っても…ウィル朝の挨拶だと……」
「え…」
俺は王様の顔が近付く事に今から俺にする事は何なのか分かった王子達と騎士がした事を王様は息子であるウィルに始めた。
ウィル本人から聞いた事も無いから王様は初めてだったと思った
こんな事は女性に不自由しないのに、俺が泣いていたからその流れに成ってしまったのか、俺はベッドの上で横に成り俺の身体を抱き締め、口付けを交わす王様に俺は抵抗する事なく受け入れていた。
真正面に向いて眠っていた身体が横向きに変えられ、何故か思い出すのは春人の父さんの事だった。
小学生の頃、父さんが仕事が休みでその日は俺とキャッチボールして遊んでくれた夏の日で、汗を流す為一緒にシャワーで流し俺は遊び疲れそのまま畳の上で寝転がり、目を覚ましたとき大きな身体が俺の身体を抱き締めて隣で眠る父さんの姿を思い出した。
『父ちゃん暑い!』
『ん?!目が覚めたか春人』
『暑い、どいて父ちゃん』
『ああっ、父さんも暑い!お前の身体は湯たんぽみたいだぞ』
『父ちゃんも湯たんぽだ』
『何を~~っ、こら~っ』
こちょこちょと俺の身体を擽り俺は大笑いして畳の上でバタバタと騒ぎ、父さんも俺を見て面白がり俺と父さんは大笑いの身体バタバタでまた汗をかき一緒にまたシャワーを浴びた記憶があった
『またシャワー浴びてるの?あんた達、水道料が高く成るじゃないの!』
『ごめん……母さん』
父さんは母さんに謝り俺はそんな謝る姿を見て笑い、また父さんは俺を抱き上げ遊んだ記憶が思い出された。
「……父さん……母さん……」
俺は声を出し会う事も出来ない父さんと母さんを思い出し、誰なのか分からない胸の中で寝服を握り締め声を殺し俺は泣いた。
ぐすっ、ぐすっ、と鼻を啜り泣く俺に気が付いたのかその声に聞き覚えがあった。
「……ウィル?泣いて居るのか?」
俺は目を見開き俺の側に居るのはウィルの父親だった。
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「……」
俺はウィルの父さんに何も言えずただ涙が出る目を拭き取る事が精一杯で顔を見上げる事も出来なかった。
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俺は泣いて落ち着き、涙目を拭い続けていた時王様の手が俺の涙で濡れた手を掴み「余り目を擦ると赤く成るぞ」と王様の声が聞こえ握り締めている手が剣ダコだろうかゴッゴッと固い手の平に(俺の父さんの手とは違う鍛え方だ)と思わず心の中で笑ってしまった。
「……落ち着いたのか?ウィル」
俺は王様の顔を見ずコクンと頷き王様は俺の手を放し顎を指で持ちあげ上を向かせた。
俺はえっ?と声に出す事が出来ず涙で目の回りがくっ付いている感じで薄く開けた目の前に王様の顔が見えた。
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「ウィルの顔はしょっぱいな」
「……」
(顔を舐めたらしょっぱいだろう!?)と言いたいが俺は違う事を王様に言った。
「……と、父様放してくれますか?」
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「は?…いえ……えっ?」
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「……そんなに見られるとまたしてしまう…駄目だと思っても…ウィル朝の挨拶だと……」
「え…」
俺は王様の顔が近付く事に今から俺にする事は何なのか分かった王子達と騎士がした事を王様は息子であるウィルに始めた。
ウィル本人から聞いた事も無いから王様は初めてだったと思った
こんな事は女性に不自由しないのに、俺が泣いていたからその流れに成ってしまったのか、俺はベッドの上で横に成り俺の身体を抱き締め、口付けを交わす王様に俺は抵抗する事なく受け入れていた。
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