149 / 174
ブラッドの初めて…②《キス攻め》
しおりを挟む
お姫様抱っこになって顔を隠しているフォスティヌにブラッドは笑みを見せカップル達の側を通っていた。
「いいな~っ、私もお姫様抱っこして~っ!」
「は?やだよ、恥ずかしい…」
「ええ~っ?なんでよ!?してくれても良いじゃない」
「落として文句言わないならしてやる」
「……止めとく、腕力なさそうだもん」
「うっ、彼氏にそれ言うか?」
騒ぐカップル達の前を通りすぎたブラッドとフォスティヌは、沢山の木々が立ち並ぶ場所へと来た。
「この辺りで良いだろう…」
ブラッドはフォスティヌを降ろし、木に背中を向け腰を降ろすとフォスティヌを呼んだ。
「草が絨毯の代わりになって座りやすいぞ」
「あ…はい…」
モジモジと気まずいフォスティヌは、ブラッドの隣に座ろうとした時、草の上に黒のジャケットが置いているのに気がついた。
「…先輩、ジャケットが……」
「ああ、その上に座ると良い。草の上だとドレスが汚れるからな」
「~~~」
(…女性の扱いが知らないと言っている人がこんな気遣いするの?)
頬を染めて、ジャケットの上に座ったフォスティヌは、さっきまで着ていた温もりが素足に伝わりモジモジとして落ち着かなかった。
「手洗いか?」
「!?ち、違います」
「はははは、悪い、悪い」
「っ…」
湖の近くには恋人達が手を繋ぎ歩く姿と、砂の上に座るカップルは寄り添い時々キスをする姿に、老夫婦が手を繋いで歩く姿をフォスティヌはブラッドと一緒に見ていた。
会話がなくても隣にいるだけで安心するんだと思ったフォスティヌは、湖の側を行き交う人達を見ていた。
「……フォスティヌといろんな所へ行きたいと思っていた」
「え!?」
「巡回の任務に就き、いろんな場所へ行くといつもフォスティヌの事を思い出していた…ここへ連れて行くと喜ぶだろうとか、ここの店は可愛いのが沢山あるから喜ぶだろうとか…思いながら歩いていた……もし、フランシスに会ったらこの場所へフォスティヌを連れて行くと良いだろうと話そうとも考えていた…」
「……」
「フランシスと別れたと聞いた時は驚いたが…本心では喜んでいた…酷いと思われても俺は君の手を掴み放さないと誓った…」
「…ブラッド…先輩…」
ブラッドはフォスティヌを見て手を重ねていた。
「…今でも夢を見ているようだ……」
ブラッドはフォスティヌの顔に近付き唇を重ねた。
フランシスとは違うキスに、まるで壊れ物に触れるかのように優しいキスだった。
「フォスティヌ…」
「ぅ…!?」
耳元で囁く低い声で自分の名前を呼ぶブラッドに戸惑い続けていた。
「……あと少し良いか…」
「え…あ…んん……」
唇を放しては重ねるブラッドに、まるでフォスティヌの息継ぎを待っているかのようにキスをするブラッドにフォスティヌは、頭の中が真っ白になり、薄く開いた瞼から見えるブラッドの顔に頬を染めていた。
ブラッドのキスで放心状態になっているフォスティヌにブラッドのキスは止まらなかった。
クチュ…と水の音が口の中から聞こえたフォスティヌはブラッドの舌が口の中に入り、濡れた舌をから回せ閉ざされた唇から唾液が流れるほどブラッドのキスは激しくなっていた。
今まで、我慢していた分フォスティヌに触れて理性が抑えられなくなっていた。
「……フォスティヌ…」
「…あ……はぁ…ごほっ、ごほっ……え…!?」
ヌルッ…と口元が濡れているのに気がついたフォスティヌは、何があったのか覚えていないほど意識が朦朧としていたようだ。
「え?え?……私…」
「……悪い……やり過ぎた…」
ブラッドは苦笑いをしてフォスティヌの口元を指で拭き取っていた。
フォスティヌはブラッドから聞いて顔から火が出るほど真っ赤になっていた。
「いいな~っ、私もお姫様抱っこして~っ!」
「は?やだよ、恥ずかしい…」
「ええ~っ?なんでよ!?してくれても良いじゃない」
「落として文句言わないならしてやる」
「……止めとく、腕力なさそうだもん」
「うっ、彼氏にそれ言うか?」
騒ぐカップル達の前を通りすぎたブラッドとフォスティヌは、沢山の木々が立ち並ぶ場所へと来た。
「この辺りで良いだろう…」
ブラッドはフォスティヌを降ろし、木に背中を向け腰を降ろすとフォスティヌを呼んだ。
「草が絨毯の代わりになって座りやすいぞ」
「あ…はい…」
モジモジと気まずいフォスティヌは、ブラッドの隣に座ろうとした時、草の上に黒のジャケットが置いているのに気がついた。
「…先輩、ジャケットが……」
「ああ、その上に座ると良い。草の上だとドレスが汚れるからな」
「~~~」
(…女性の扱いが知らないと言っている人がこんな気遣いするの?)
頬を染めて、ジャケットの上に座ったフォスティヌは、さっきまで着ていた温もりが素足に伝わりモジモジとして落ち着かなかった。
「手洗いか?」
「!?ち、違います」
「はははは、悪い、悪い」
「っ…」
湖の近くには恋人達が手を繋ぎ歩く姿と、砂の上に座るカップルは寄り添い時々キスをする姿に、老夫婦が手を繋いで歩く姿をフォスティヌはブラッドと一緒に見ていた。
会話がなくても隣にいるだけで安心するんだと思ったフォスティヌは、湖の側を行き交う人達を見ていた。
「……フォスティヌといろんな所へ行きたいと思っていた」
「え!?」
「巡回の任務に就き、いろんな場所へ行くといつもフォスティヌの事を思い出していた…ここへ連れて行くと喜ぶだろうとか、ここの店は可愛いのが沢山あるから喜ぶだろうとか…思いながら歩いていた……もし、フランシスに会ったらこの場所へフォスティヌを連れて行くと良いだろうと話そうとも考えていた…」
「……」
「フランシスと別れたと聞いた時は驚いたが…本心では喜んでいた…酷いと思われても俺は君の手を掴み放さないと誓った…」
「…ブラッド…先輩…」
ブラッドはフォスティヌを見て手を重ねていた。
「…今でも夢を見ているようだ……」
ブラッドはフォスティヌの顔に近付き唇を重ねた。
フランシスとは違うキスに、まるで壊れ物に触れるかのように優しいキスだった。
「フォスティヌ…」
「ぅ…!?」
耳元で囁く低い声で自分の名前を呼ぶブラッドに戸惑い続けていた。
「……あと少し良いか…」
「え…あ…んん……」
唇を放しては重ねるブラッドに、まるでフォスティヌの息継ぎを待っているかのようにキスをするブラッドにフォスティヌは、頭の中が真っ白になり、薄く開いた瞼から見えるブラッドの顔に頬を染めていた。
ブラッドのキスで放心状態になっているフォスティヌにブラッドのキスは止まらなかった。
クチュ…と水の音が口の中から聞こえたフォスティヌはブラッドの舌が口の中に入り、濡れた舌をから回せ閉ざされた唇から唾液が流れるほどブラッドのキスは激しくなっていた。
今まで、我慢していた分フォスティヌに触れて理性が抑えられなくなっていた。
「……フォスティヌ…」
「…あ……はぁ…ごほっ、ごほっ……え…!?」
ヌルッ…と口元が濡れているのに気がついたフォスティヌは、何があったのか覚えていないほど意識が朦朧としていたようだ。
「え?え?……私…」
「……悪い……やり過ぎた…」
ブラッドは苦笑いをしてフォスティヌの口元を指で拭き取っていた。
フォスティヌはブラッドから聞いて顔から火が出るほど真っ赤になっていた。
529
あなたにおすすめの小説
私を家から追い出した妹達は、これから後悔するようです
天宮有
恋愛
伯爵令嬢の私サフィラよりも、妹エイダの方が優秀だった。
それは全て私の力によるものだけど、そのことを知っているのにエイダは姉に迷惑していると言い広めていく。
婚約者のヴァン王子はエイダの発言を信じて、私は婚約破棄を言い渡されてしまう。
その後、エイダは私の力が必要ないと思い込んでいるようで、私を家から追い出す。
これから元家族やヴァンは後悔するけど、私には関係ありません。
「優秀な妹の相手は疲れるので平凡な姉で妥協したい」なんて言われて、受け入れると思っているんですか?
木山楽斗
恋愛
子爵令嬢であるラルーナは、平凡な令嬢であった。
ただ彼女には一つだけ普通ではない点がある。それは優秀な妹の存在だ。
魔法学園においても入学以来首位を独占している妹は、多くの貴族令息から注目されており、学園内で何度も求婚されていた。
そんな妹が求婚を受け入れたという噂を聞いて、ラルーナは驚いた。
ずっと求婚され続けても断っていた妹を射止めたのか誰なのか、彼女は気になった。そこでラルーナは、自分にも無関係ではないため、その婚約者の元を訪ねてみることにした。
妹の婚約者だと噂される人物と顔を合わせたラルーナは、ひどく不快な気持ちになった。
侯爵家の令息であるその男は、嫌味な人であったからだ。そんな人を婚約者に選ぶなんて信じられない。ラルーナはそう思っていた。
しかし彼女は、すぐに知ることとなった。自分の周りで、不可解なことが起きているということを。
居場所を失った令嬢と結婚することになった男の葛藤
しゃーりん
恋愛
侯爵令嬢ロレーヌは悪女扱いされて婚約破棄された。
父親は怒り、修道院に入れようとする。
そんな彼女を助けてほしいと妻を亡くした28歳の子爵ドリューに声がかかった。
学園も退学させられた、まだ16歳の令嬢との結婚。
ロレーヌとの初夜を少し先に見送ったせいで彼女に触れたくなるドリューのお話です。
全てを捨てて、わたしらしく生きていきます。
彩華(あやはな)
恋愛
3年前にリゼッタお姉様が風邪で死んだ後、お姉様の婚約者であるバルト様と結婚したわたし、サリーナ。バルト様はお姉様の事を愛していたため、わたしに愛情を向けることはなかった。じっと耐えた3年間。でも、人との出会いはわたしを変えていく。自由になるために全てを捨てる覚悟を決め、わたしはわたしらしく生きる事を決意する。
【完結】今日も旦那は愛人に尽くしている~なら私もいいわよね?~
コトミ
恋愛
結婚した夫には愛人がいた。辺境伯の令嬢であったビオラには男兄弟がおらず、子爵家のカールを婿として屋敷に向かい入れた。半年の間は良かったが、それから事態は急速に悪化していく。伯爵であり、領地も統治している夫に平民の愛人がいて、屋敷の隣にその愛人のための別棟まで作って愛人に尽くす。こんなことを我慢できる夫人は私以外に何人いるのかしら。そんな考えを巡らせながら、ビオラは毎日夫の代わりに領地の仕事をこなしていた。毎晩夫のカールは愛人の元へ通っている。その間ビオラは休む暇なく仕事をこなした。ビオラがカールに反論してもカールは「君も愛人を作ればいいじゃないか」の一点張り。我慢の限界になったビオラはずっと大切にしてきた屋敷を飛び出した。
そしてその飛び出した先で出会った人とは?
(できる限り毎日投稿を頑張ります。誤字脱字、世界観、ストーリー構成、などなどはゆるゆるです)
目覚めたら公爵夫人でしたが夫に冷遇されているようです
MIRICO
恋愛
フィオナは没落寸前のブルイエ家の長女。体調が悪く早めに眠ったら、目が覚めた時、夫のいる公爵夫人セレスティーヌになっていた。
しかし、夫のクラウディオは、妻に冷たく視線を合わせようともしない。
フィオナはセレスティーヌの体を乗っ取ったことをクラウディオに気付かれまいと会う回数を減らし、セレスティーヌの体に入ってしまった原因を探そうとするが、原因が分からぬままセレスティーヌの姉の子がやってきて世話をすることに。
クラウディオはいつもと違う様子のセレスティーヌが気になり始めて……。
ざまあ系ではありません。恋愛中心でもないです。事件中心軽く恋愛くらいです。
番外編は暗い話がありますので、苦手な方はお気を付けください。
ご感想ありがとうございます!!
誤字脱字等もお知らせくださりありがとうございます。順次修正させていただきます。
小説家になろう様に掲載済みです。
お姉さまに婚約者を奪われたけど、私は辺境伯と結ばれた~無知なお姉さまは辺境伯の地位の高さを知らない~
マルローネ
恋愛
サイドル王国の子爵家の次女であるテレーズは、長女のマリアに婚約者のラゴウ伯爵を奪われた。
その後、テレーズは辺境伯カインとの婚約が成立するが、マリアやラゴウは所詮は地方領主だとしてバカにし続ける。
しかし、無知な彼らは知らなかったのだ。西の国境線を領地としている辺境伯カインの地位の高さを……。
貴族としての基本的な知識が不足している二人にテレーズは失笑するのだった。
そしてその無知さは取り返しのつかない事態を招くことになる──。
私生児聖女は二束三文で売られた敵国で幸せになります!
近藤アリス
恋愛
私生児聖女のコルネリアは、敵国に二束三文で売られて嫁ぐことに。
「悪名高い国王のヴァルター様は私好みだし、みんな優しいし、ご飯美味しいし。あれ?この国最高ですわ!」
声を失った儚げ見た目のコルネリアが、勘違いされたり、幸せになったりする話。
※ざまぁはほんのり。安心のハッピーエンド設定です!
※「カクヨム」にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる