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第一章 地上編
第一話 王国へ
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暗い暗い森の中を歩いていくラルドとエメ。ランタンをつけているからかろうじて前は見えているが、草木が邪魔をしてなかなか進みたい方向に進めない。
「エメ。王国には近づいているか?」
「前が見えないから全然わからん。一度ひらけた場所に出た方が良さそうだ」
「ひらけた場所か……。今日大蛇を倒したあそこならどうだ?」
「そうだな。そこからなら見えそうだ」
「よし。じゃああそこへ向かおう」
二人は大蛇を倒した場所へ向かった。そこから王国の目印か何かを見つけようと周りを見渡す。
「うーん、あそこじゃないか?」
「暗くて何も見えない。あそこに何かあるのか?」
「俺の目をなめてもらっちゃ困る。あそこに旗が立ってんだ。このまま一直線に進むぞ」
「わかった。一直線だな」
二人は旗の見えた方向へ向かう。草をかき分け、徐々に徐々に進んでいく。
しばらく進んだところで、休憩を始めた。
「ふう。あと少しくらいか」
「日も昇り始めたし、ちょうどいいな。さっさとお前の姉ちゃんを見つけて村へ戻ろう」
「そんなすぐには見つからないと思うぞ。長旅を覚悟するんだな」
「長旅はごめんだ。早くできるところは早くする。さぁ、いくぞ」
「ああ」
休憩を終えた二人は草をかき分け、王国へ続く道に出た。
門の前には、門番が立っていた。
「おいラルド。俺を連れてて良いのか? 俺がいたら門前払いされちまうかもしれないぞ」
「昔ほどはテイマーも差別されてはいないだろう。きっと通してくれるはずさ」
二人が門の前に向かうと、門番が二人に話しかけた。
「ベッサ王国へようこそ。お前たちがサフィア捜索隊か?」
(そっか……。父さんが集めてた奴らはもう連絡済みなんだな)
「いや、大蛇の目を売りにきただけだ。後ろのゴブリンは僕の使役してる魔物だ」
「そうか。じゃあ、通って良いぞ」
「ありがとう」
門番が門を開けると、二人は王国の中へと入っていった。
「よし、ついに着いたぞ! さっそく姉さんを探そう!」
「おいラルド、待てよ。ここに耳当ててみろ」
エメに呼び止められたラルドは、門に耳を当てた。すると、門番の会話がかすかに聞こえる。
「あいつってサフィアの弟じゃないか? ほら、噂になってたあの最弱テイマー。テイマーって時点でアレなのに、強さもないとかな」
「確かにそうかもしれないな。でも、そんな奴が大蛇なんか倒せるのか?」
「噂通りなら大蛇を倒せるほど強くないはずだ。あの目は偽物かもしれない。今すぐ捕えるか?」
「まあどうせ中でギャフンと言わされるだろう。ほっといたって大丈夫だ」
「……だとさ、ラルド。俺たちの最弱の名は、村だけにおさまってないみたいだ」
小声でエメが言う。エメがラルドの方をみると、ラルドは怒りに震えていた。
「ちくしょう……どいつもこいつも僕を最弱扱いしやがって……! でも、弱いのは事実だ。受け入れよう、受け入れよう……」
「やっぱり俺以外の動物か魔物をたくさん使役した方が良いんじゃないか? まずはそこにいる猫でも仲間にしてこいよ」
「猫じゃあダメじゃないか。まったく戦力にならない」
「お前、理想が高すぎるぞ。誰だって始めは簡単なことからこなしていくもんだぞ。ほら、こっちに向かって歩いてきたぞ」
「あのなあ、僕は話が通じる相手としか「君が、ラルド君だね?」
「……! 猫が喋った……?」
「詳しい話は後からする。とにかく今すぐ私と仲間になりなさい」
「ほら、猫もそう言ってるし、仲間にしてやったらどうだ?」
「なんで僕が動物と会話できるんだ……? もしかしてお前、姉さんと関係があるのか?」
「とにかく手を出しなさい。私の前足を握ればその瞬間から仲間だ」
不思議に思うラルドだったが、仲間を増やせる良い機会であるため、喋る猫の前足を握った。すると、ラルドの手から光があふれ、猫と仲間になった。
「これからよろしく。サフィアの弟よ」
「サフィアって、やっぱりお前、姉さんのこと知ってんだよな? 姉さんは今どこにいるんだ?」
「……そうだな。話さねばならないことがありすぎて、どこから話せばいいか……。とりあえず、ここで話してると周りの邪魔になるから、私の家へ案内しようか。ついてきなさい」
「あ、その前に……」
「ん? 何かね?」
猫がラルドの方へ顔を向ける。
「あんたの名前を聞いておきたい」
「私の名か。私はキャイだ。覚えておきたまえ」
「キャイか。僕はラルド。このゴブリンがエメだ。これからよろしく」
「さあ、自己紹介も終わったところだし、私の家へ向かおう」
ラルドとエメは、キャイと名乗る猫の後ろを歩く。日が昇ったからか、外に出る人の数もワラワラと増えてきた。キャイは後ろの二人がはぐれないよう常に気にしながら歩いていく。
しばらく歩くと、キャイを見つめて歩いていたラルドは人に気づかずぶつかってしまった。
「いって!」
「あ、す、すみません。気づかなくて……」
「ちゃんと前を見て歩け……ってお前は! ラルドじゃないか!」
「! あなたも僕のことをごぞんじなんですか?」
「ははは! そうさ。ゴブリンしか仲間にできない最弱のテイマーだってな!」
「やれやれ。面倒ごとにまきこまれおって……」
キャイは遠くからラルドたちを見つめる。
「僕たちは最弱なんかじゃない! お前なんか、僕だけでも殺せる!」
「おうおう、テイマーはやっぱりクズばっかだな! 平気で人を殺そうとしやがる! でも俺はそんなにやわじゃねえ。さあ、てめえと後ろの雑魚で束になってかかってこいよ!」
「いくぞ、エメ!」
「は!? お前、マジで殺すつもりなのか!?」
「殺しはしない。ボコボコにするだけだ。」
「言ってくれるじゃねえか。この俺をボコボコにするだって? 俺はBランク冒険者だぞ?」
「おい、ラルド。逃げようぜ……」
「どうせハッタリだ! 恐れるな!」
「上等だあ! 周りの奴ら、どけどけ! 特別にこの俺が相手してやるよ!」
人々はその場から離れ、円形の戦場が作られた。
「さあ、どこからでもかかってきやがれ!」
「ラルド! 俺は逃げさせてもらうぞ!」
逃げようとするエメの服を、ラルドはつかんだ。
「ダメだ。お前も戦え」
「勝てっこないぞこんなの! それでも戦えってか! あの剣を見ろよ! 俺の剣なんか一瞬でくだけ散るぞ!」
「ビビるな! 剣なんか当たらなければいいじゃないか!」
(情けない奴じゃのう、エメとやら……)
キャイは冷ややかな目で見つめる。じっと待っていたBランク冒険者もしびれを切らしたのか、二人の方へ走ってきた。
「いつまでもごちゃごちゃと……待ってるこっちのことも少しは考えろよ……な!」
「危ない! エメ、しゃがめ!」
「ひ、ひいぃ!」
「おっと、うわぁ!」
勢いよく剣を振るった反動でBランク冒険者はそのままこけてしまった。反撃のチャンスと見た二人は斬りかかる。
「「はぁぁ!」」
「ぐわっ!」
二人の斬撃は、Bランク冒険者の背中に傷をつけた。
「痛い、痛い……。待ちやがれ、このクソ野郎どもが……」
「やっぱりBランクなんて嘘だったんだな。弱すぎる」
「ビビってた俺を殴りたいぞ……」
「ち、ちくしょう……覚えてろよ……!」
(あの二人、なかなかやりおるわ……)
痛みにもだえる姿を無視しながら、二人は観衆の中へと消えていった。少し経つとBランク冒険者は病院へ運び込まれていった。
「エメ。王国には近づいているか?」
「前が見えないから全然わからん。一度ひらけた場所に出た方が良さそうだ」
「ひらけた場所か……。今日大蛇を倒したあそこならどうだ?」
「そうだな。そこからなら見えそうだ」
「よし。じゃああそこへ向かおう」
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「うーん、あそこじゃないか?」
「暗くて何も見えない。あそこに何かあるのか?」
「俺の目をなめてもらっちゃ困る。あそこに旗が立ってんだ。このまま一直線に進むぞ」
「わかった。一直線だな」
二人は旗の見えた方向へ向かう。草をかき分け、徐々に徐々に進んでいく。
しばらく進んだところで、休憩を始めた。
「ふう。あと少しくらいか」
「日も昇り始めたし、ちょうどいいな。さっさとお前の姉ちゃんを見つけて村へ戻ろう」
「そんなすぐには見つからないと思うぞ。長旅を覚悟するんだな」
「長旅はごめんだ。早くできるところは早くする。さぁ、いくぞ」
「ああ」
休憩を終えた二人は草をかき分け、王国へ続く道に出た。
門の前には、門番が立っていた。
「おいラルド。俺を連れてて良いのか? 俺がいたら門前払いされちまうかもしれないぞ」
「昔ほどはテイマーも差別されてはいないだろう。きっと通してくれるはずさ」
二人が門の前に向かうと、門番が二人に話しかけた。
「ベッサ王国へようこそ。お前たちがサフィア捜索隊か?」
(そっか……。父さんが集めてた奴らはもう連絡済みなんだな)
「いや、大蛇の目を売りにきただけだ。後ろのゴブリンは僕の使役してる魔物だ」
「そうか。じゃあ、通って良いぞ」
「ありがとう」
門番が門を開けると、二人は王国の中へと入っていった。
「よし、ついに着いたぞ! さっそく姉さんを探そう!」
「おいラルド、待てよ。ここに耳当ててみろ」
エメに呼び止められたラルドは、門に耳を当てた。すると、門番の会話がかすかに聞こえる。
「あいつってサフィアの弟じゃないか? ほら、噂になってたあの最弱テイマー。テイマーって時点でアレなのに、強さもないとかな」
「確かにそうかもしれないな。でも、そんな奴が大蛇なんか倒せるのか?」
「噂通りなら大蛇を倒せるほど強くないはずだ。あの目は偽物かもしれない。今すぐ捕えるか?」
「まあどうせ中でギャフンと言わされるだろう。ほっといたって大丈夫だ」
「……だとさ、ラルド。俺たちの最弱の名は、村だけにおさまってないみたいだ」
小声でエメが言う。エメがラルドの方をみると、ラルドは怒りに震えていた。
「ちくしょう……どいつもこいつも僕を最弱扱いしやがって……! でも、弱いのは事実だ。受け入れよう、受け入れよう……」
「やっぱり俺以外の動物か魔物をたくさん使役した方が良いんじゃないか? まずはそこにいる猫でも仲間にしてこいよ」
「猫じゃあダメじゃないか。まったく戦力にならない」
「お前、理想が高すぎるぞ。誰だって始めは簡単なことからこなしていくもんだぞ。ほら、こっちに向かって歩いてきたぞ」
「あのなあ、僕は話が通じる相手としか「君が、ラルド君だね?」
「……! 猫が喋った……?」
「詳しい話は後からする。とにかく今すぐ私と仲間になりなさい」
「ほら、猫もそう言ってるし、仲間にしてやったらどうだ?」
「なんで僕が動物と会話できるんだ……? もしかしてお前、姉さんと関係があるのか?」
「とにかく手を出しなさい。私の前足を握ればその瞬間から仲間だ」
不思議に思うラルドだったが、仲間を増やせる良い機会であるため、喋る猫の前足を握った。すると、ラルドの手から光があふれ、猫と仲間になった。
「これからよろしく。サフィアの弟よ」
「サフィアって、やっぱりお前、姉さんのこと知ってんだよな? 姉さんは今どこにいるんだ?」
「……そうだな。話さねばならないことがありすぎて、どこから話せばいいか……。とりあえず、ここで話してると周りの邪魔になるから、私の家へ案内しようか。ついてきなさい」
「あ、その前に……」
「ん? 何かね?」
猫がラルドの方へ顔を向ける。
「あんたの名前を聞いておきたい」
「私の名か。私はキャイだ。覚えておきたまえ」
「キャイか。僕はラルド。このゴブリンがエメだ。これからよろしく」
「さあ、自己紹介も終わったところだし、私の家へ向かおう」
ラルドとエメは、キャイと名乗る猫の後ろを歩く。日が昇ったからか、外に出る人の数もワラワラと増えてきた。キャイは後ろの二人がはぐれないよう常に気にしながら歩いていく。
しばらく歩くと、キャイを見つめて歩いていたラルドは人に気づかずぶつかってしまった。
「いって!」
「あ、す、すみません。気づかなくて……」
「ちゃんと前を見て歩け……ってお前は! ラルドじゃないか!」
「! あなたも僕のことをごぞんじなんですか?」
「ははは! そうさ。ゴブリンしか仲間にできない最弱のテイマーだってな!」
「やれやれ。面倒ごとにまきこまれおって……」
キャイは遠くからラルドたちを見つめる。
「僕たちは最弱なんかじゃない! お前なんか、僕だけでも殺せる!」
「おうおう、テイマーはやっぱりクズばっかだな! 平気で人を殺そうとしやがる! でも俺はそんなにやわじゃねえ。さあ、てめえと後ろの雑魚で束になってかかってこいよ!」
「いくぞ、エメ!」
「は!? お前、マジで殺すつもりなのか!?」
「殺しはしない。ボコボコにするだけだ。」
「言ってくれるじゃねえか。この俺をボコボコにするだって? 俺はBランク冒険者だぞ?」
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「どうせハッタリだ! 恐れるな!」
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「さあ、どこからでもかかってきやがれ!」
「ラルド! 俺は逃げさせてもらうぞ!」
逃げようとするエメの服を、ラルドはつかんだ。
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「「はぁぁ!」」
「ぐわっ!」
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「やっぱりBランクなんて嘘だったんだな。弱すぎる」
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「ち、ちくしょう……覚えてろよ……!」
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