秘密の閨授業

うしお

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一日目リノ、夫役

6、洗浄の魔法具

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「もう少しだけ、このままでいてね」

陰茎に濡れた下着をはりつかせた彼をそのままにして、リノは手にした小瓶をゆっくりと傾けていく。
彼が、その様子をじっと見つめていることには気付いているが、リノは落ちてくる潤滑油を二本の指で受け止めることに集中していた。
とろりとしたピンク色の潤滑油には、ほんの少しの痛み止めと快感を増幅させる媚薬のようなものが混入されているという。
ふんわりと香る花の香りを指先にまとわせながら、リノは開かれたいやらしいカーテンの向こうにある秘処にゆっくりと触れた。
彼の太ももがぴくりと震えると、リノが触れたすぼまりもひくりと震える。

「大丈夫、優しくするからね」

きつく閉ざされたすぼまりは、小指すら入りそうにないほど締まり切っていたが、リノがそう声をかけると彼は何度も深呼吸を繰り返して、強ばった体をほぐすことに協力してくれた。
足もさらに大きく開いて、リノがいろいろとするのに邪魔にならないよう気を使ってくれる。
そこからリノは、女性以上に手強い穴を相手に、小瓶に入った潤滑油と指技を駆使して戦うことになった。
すぼまりの縁には、無数に並んだしわがある。
そのひとつひとつに潤滑油を馴染ませ、ゆったりとしたマッサージを繰り返していく。
穴の中心を撫でていたリノの中指が、彼の中にくぷりと飲み込まれたときには、ふたりともそれなりに疲れていたが、とても充実した気分になれた。
ほんの少し入るようになった指を、根本まで埋め込むように深く挿入し、狭い肉筒の中をくちゅくちゅとかき混ぜるようにして撫でひろげていく。
中をたっぷりと撫でまわし、きつく締まっていた肉筒をゆるめてから、リノは自分の指の代わりに棒状の魔法具を挿入した。

「いまから魔力を流すからね。中を綺麗にするだけだから、ほんの少しがまんしてね」

「ん……ぅ、ぁ、あぁ……っ」

優しく囁きながら、リノは手にした棒状の魔法具をゆっくりと奥まで挿入していく。
魔法具は、リノの中指よりも僅かに太く、まるで陰茎のように長いため、彼の口からは少し苦しそうな声がこぼれ落ちた。
リノにしがみつこうとでもするかのように、背中にまわされた彼の手に力がこもる。

「そのまま僕につかまっていて、奥まで綺麗にするからね」

「ゃ、あっ、ああっ、ンンッ、ああっ、ゃ、っ、ああっ」

リノは手にしている魔法具を前後にゆらしながら、何度も何度も彼の中に挿入し、たっぷりと魔力を流し続けた。
指よりも太い道具なのだから、これで慣らせば狭い穴も少しはゆるくなるだろうと思っての行動だったが、それは彼にとってただの洗浄以上の意味を持った行為になるようだった。
悩ましげにゆれる腰を押さえつけながら、リノは何度も彼の中を魔法具で突き続ける。
彼は、腹の中をとんとんとんと優しく突かれるのが好きなようで、奥まで挿入してやるととても嬉しそうに陰茎から蜜をあふれさせていた。
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