使い魔スライムと俺

うしお

文字の大きさ
101 / 109

101、真昼の食事タイム

しおりを挟む
【ユウ、そろそろ精気をもらってもいいだろうか】

昼休憩まであと少しという頃、それまでいつも通りに仕事をしている俺をなんとなく見ていた教授が、ぽよぽよとゆれながら声をかけてきた。

「え……? 昼間も、いるのか? いままでいるって言わなかっただろ?」

【いつもなら、朝までたっぷりと精気をもらっていたからね、昼の分もまかなえていたんだが、このところ少し控えめだったのでね、少々不足しているのだよ】

そう言われて、ここ最近のオナニーサイクルを思い出し、思わず赤面する。
ここ数日は、御前崎教授のところでお世話になっていたから疎かになっているが、それまでの俺は朝ごはんを食べるよりも、教授にちんこをめちゃくちゃにされながら、金たまが空っぽになるまで射精しまくるのが日課な生活を送っていたのだった。

【それに、先程は中途半端なままだったからね。誰に見られるかわからないから、外では最後までしてあげられなかったけれど、ここなら見られる心配もないというし、いつものように搾り取ってあげられるのではないかね?】

机の上でぽよりと揺れた教授が、いつものように極太の触手を取り出し、その先端をぱかりと開いて俺を誘う。
触手の内側には、細くて長いイボだらけの触手が隠れていて、それがどこに使われるものなのか、俺にはすぐに思い当たってしまう。
口の中に大量の唾液が溢れ出し、思わずそれを飲み込めば、喉がごくりと大きな音を立てた。

「……み、見られなくても、こ、声を、聞かれるかもしれ……」

【塞いであげるよ。上も、下も、私が全部塞いであげよう。それなら、何も気にしなくていいだろう? 大丈夫、誰にもユウの声を聞かせたりしないよ】

俺の懸念を食い気味に遮った教授は、体からさらに二本の触手をのばして、ゆらゆらと揺らしながら俺を誘う。
言われてみれば、仕事をはじめる少し前まで勃起はしていたが、いまだにすっきりはさせていなかった。
ここにたどり着くまでのあれこれを思い出せば、だんだん我慢ができなくなっていく。

「……少しだけ、だぞ」

ここが仕事場であるということは決して忘れていないのだれど、バレないのなら少しくらいはいいのではないか?と思ってしまった。
もちろん、いいわけがない。
それでももう、俺は自分を止められなかった。

「これなら、大丈夫かな……」

研究室の隅に置かれていた衝立をひろげ、自分の席をくるりと囲む。
もちろん、机があるので全部を囲えるわけではないが、まわりを囲んでもらうと少しだけ大丈夫な気がしてしまう。

「んと……このまま、するのか?」

【そうだね……すべてを脱ぐ必要はないけれど、もう少し私が食べやすくなるようにしてもらえるとありがたいな】

手のひらに乗せた教授に、ワイシャツの上からするりと巻きつかれて、ほんの少し掠めただけの乳首が硬くなった。
それだけで、期待に震える体が、どうしようもなく発情していく。

「……ん、わかった」

万が一、誰かがくるかもしれないので、着ているスーツを最低限はだけさせる。
ワイシャツのボタンを真ん中の三つだけ外して開き、スラックスとパンツはトイレに入るのと同じ要領で太ももまで下ろす。
足を大きく開くことはできないが、なんだか縛られているのと同じくらい身動きが取れないということが、俺の興奮をさらに煽り立てる。

「こんなことしたら、ヤバいのに……」

むくむくと勃起していくちんこを握り、触手をかぱかぱと開いてみせる教授に向かって差し出した。
触手の内側に見える細い触手が、イボだらけの表面をぐるぐると回転させ、ドリルのように動かしている。
いまから、あれにちんこを掘られるのだと思うと、怖さよりも快感への期待に体が震えてしまう。

【誰にも見られなければ大丈夫だろう? それに、これは使い魔契約の条件のひとつでもあるからね。ユウは私が望むまま、好きなだけ精気を食べさせると契約している。だからこれは、仕方のないことなんだよ】
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

俺は触手の巣でママをしている!〜卵をいっぱい産んじゃうよ!〜

ミクリ21
BL
触手の巣で、触手達の卵を産卵する青年の話。

処理中です...