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14、選んだ未来で待つもの
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蕩けた目でこちらを見ている男は、顔を耳まで赤く染め、飲み込む暇もない唾液をだらだらと垂らし、自分のペニスに指を突き立てたまま必死に腰を振っている。
本当に、射精がしたくてたまらない、と全身で訴えているようだ。
「あんなに、必死におねだりしているのに、射精させてあげなくていいんですか? トレーニングするのをやめるだけで、いますぐにだって射精させてもらえるんですよ。道具を使ってまで精液を止めて、僕とのトレーニングを続けたいんですか?」
三田村くんのいう通り、ついさっきまで俺はこの指を引き抜いて、射精しようとしていたくらいだ。
ただ頷くだけで、それが叶えられるだろうことは理解している。
だから、いますぐトレーニングをやめる、という選択肢もあるはずなのだ。
それなのに、これだけ蕩けてしまっているというのに、俺はそちらを選びたくないと思っている。
だから、俺は。
「ぅんっ、ごめ、ごめんなさいっ、トレーニング、したぃ……からぁっ、しゃせぇ、したくなぃっ、したく、ないのっ、だ、だからぁっ、どうぐっ、どうぐ、つかってぇっ、おれの、せーえき、でなくしてぇっ、もっと、みたむらくんと、トレーニングさせて、おねがぃ……っ」
この未知なる快感をくれるトレーニングの準備の続きを、これからどうなっていくのかわからないトレーニングを、もっと味わいたくてたまらない。
そして、俺がトレーニングをするなら、選ぶトレーナーは三田村くんだけだ。
だから、俺の答えは最初からひとつしかなかった。
思わず、すがり付くように三田村くんの腕を掴んでいた。
浅ましいおねだりをしながら、三田村くんの顔を見た瞬間、俺はもう戻れない道を選んでしまったのだと思い知る。
「そうですか。嬉しいな。間宮さんが、そんなにトレーニングをしたいって思ってくれていたなんて。それなら、絶対に射精ができなくなるようにしないといけませんね。大丈夫ですよ、僕に任せてください。間宮さんは、トレーニングがしたいって、声に出してちゃんとお願いしてくれたんですから、僕は約束通り最後まで力になります。間宮さんのお願いを、絶対に叶えてあげますからね」
ジェルに濡れた手が、俺の頬を優しく包んだ。
ゆっくり顔を上げさせられると、その顔をまともに見つめることになる。
目の前には、とても嬉しそうに目を細める三田村くんの整った顔があった。
喜色に満ちたその目には、どうしようもなく蕩けた顔の男がひとり、うつっている。
「間宮さん、僕と最後までトレーニングをがんばりましょうね」
優しく頬を撫でるその手にすら、ぞくぞくしてしまう俺は頷くことしかできない。
俺がいまどんな言葉を口にしたとしても、もう未来が変わることはないから。
ただ、それを受け入れるだけだ。
「まずは、間宮さんのお願いから叶えていきましょうか。早速ここに道具をつけて、射精をできなくするところから準備の続きをはじめます。もしかしたら、最初は少しつらいと感じるかもしれませんが、間宮さんが最後までトレーニングするために、必要なことなのでがんばってくれますよね?」
「ぅ、ん……がん、ばるよ……」
これから何をされるのか、わからなくてどきどきする。
射精ができなくなる道具というのは、どんなものなのだろうか。
道具を取ってくるからと、ワゴンカートに向かった三田村くんは、その手にふたつの箱を持って帰ってきた。
ひとつは、四角形の赤い箱で指輪用のものよりもふたまわりほど大きい。
もうひとつは、首飾りでも入りそうな大きさの長方形で、こちらは青い箱だった。
「ふた、つ……?」
「ああ、こっちの赤いのが射精を制限する道具で、こっちの青いのは、間宮さんへのプレゼントです。自分で指を入れて、撫で撫でしちゃうくらいその穴が大好きな間宮さんにぴったりのマッサージ機が入ってます。きっと、間宮さんなら、これのこともすぐに気に入ってくれると思いますよ」
「マッサージ、き?」
「ええ。体を内側からほぐして、筋肉をつきやすくする効果があるマッサージ機です。主に、お腹の筋肉に効くようですね。きつく締まるようになります。道具はこれを着けてからの方が効果的なので、順番につけていきましょうね」
にこにこと笑う三田村くんが、青い箱をぱかりと開く。
中から出てきたのは、太さの違う黒くて長いでこぼことした棒状のものが何本かと、半透明のクラゲのような丸いものにタコのような頭がついたものだった。
黒い棒状のものは、名前はわからなくても、どこに使うものなのかはすぐにわかった。
その棒は、どれも俺の指よりも細くて、ペニスよりも長く見える。
これはきっと尿道に入れるものだと理解しただけで、口の中に唾液があふれた。
「そうですね……間宮さんは、もう小指が入ってしまうくらい拡がっているので、初めてですけど、この一番太いものを入れましょうか。もしかしたら、指よりも細いので、間宮さんには少し物足りないかもしれませんが、その分長いので満足してもらえると思いますよ」
「そう、なのか」
三田村くんが手に取ったのは、小指の半分くらいの太さのものだった。
確かに、俺の指よりも細いなと、素直に思った。
だが、棒の先端が他のでこぼこよりも少し大きくて長かったり、くるくるとねじったような形をしていたり、でこぼこもよく見たら不規則な形をしているのを見れば、少し動かすだけでどれほど尿道を擦ってくれるのだろうか、という興味の方が強くなる。
「これは、平均的な男性のものよりも少し長いタイプなので、奥の奥まで届くと思います。指では届かなかったところを、しっかりほぐしてもらいましょうね」
「そんなに、奥の、奥まで、くるのかい……?」
「ええ、間宮さんは、きっとびっくりすると思います。ほら、見てください。こんなに長いでしょう? ここの奥に、男性だけのマッサージポイントがあるんですよ」
三田村くんが、黒い棒を俺のペニスに当てて長さを確かめはじめた。
長くてやわらかいそれは、ペニスのカーブをすべて越え、陰嚢の間を突き抜けたところまで届いている。
そんなところまで入ってしまうのか、とぞくぞくした。
「ああ、ちょうどよさそうですね。じゃあ、早速、入れてみましょうか。まずは、その指を抜いて、たっぷりとジェルを入れるところからはじめますね」
本当に、射精がしたくてたまらない、と全身で訴えているようだ。
「あんなに、必死におねだりしているのに、射精させてあげなくていいんですか? トレーニングするのをやめるだけで、いますぐにだって射精させてもらえるんですよ。道具を使ってまで精液を止めて、僕とのトレーニングを続けたいんですか?」
三田村くんのいう通り、ついさっきまで俺はこの指を引き抜いて、射精しようとしていたくらいだ。
ただ頷くだけで、それが叶えられるだろうことは理解している。
だから、いますぐトレーニングをやめる、という選択肢もあるはずなのだ。
それなのに、これだけ蕩けてしまっているというのに、俺はそちらを選びたくないと思っている。
だから、俺は。
「ぅんっ、ごめ、ごめんなさいっ、トレーニング、したぃ……からぁっ、しゃせぇ、したくなぃっ、したく、ないのっ、だ、だからぁっ、どうぐっ、どうぐ、つかってぇっ、おれの、せーえき、でなくしてぇっ、もっと、みたむらくんと、トレーニングさせて、おねがぃ……っ」
この未知なる快感をくれるトレーニングの準備の続きを、これからどうなっていくのかわからないトレーニングを、もっと味わいたくてたまらない。
そして、俺がトレーニングをするなら、選ぶトレーナーは三田村くんだけだ。
だから、俺の答えは最初からひとつしかなかった。
思わず、すがり付くように三田村くんの腕を掴んでいた。
浅ましいおねだりをしながら、三田村くんの顔を見た瞬間、俺はもう戻れない道を選んでしまったのだと思い知る。
「そうですか。嬉しいな。間宮さんが、そんなにトレーニングをしたいって思ってくれていたなんて。それなら、絶対に射精ができなくなるようにしないといけませんね。大丈夫ですよ、僕に任せてください。間宮さんは、トレーニングがしたいって、声に出してちゃんとお願いしてくれたんですから、僕は約束通り最後まで力になります。間宮さんのお願いを、絶対に叶えてあげますからね」
ジェルに濡れた手が、俺の頬を優しく包んだ。
ゆっくり顔を上げさせられると、その顔をまともに見つめることになる。
目の前には、とても嬉しそうに目を細める三田村くんの整った顔があった。
喜色に満ちたその目には、どうしようもなく蕩けた顔の男がひとり、うつっている。
「間宮さん、僕と最後までトレーニングをがんばりましょうね」
優しく頬を撫でるその手にすら、ぞくぞくしてしまう俺は頷くことしかできない。
俺がいまどんな言葉を口にしたとしても、もう未来が変わることはないから。
ただ、それを受け入れるだけだ。
「まずは、間宮さんのお願いから叶えていきましょうか。早速ここに道具をつけて、射精をできなくするところから準備の続きをはじめます。もしかしたら、最初は少しつらいと感じるかもしれませんが、間宮さんが最後までトレーニングするために、必要なことなのでがんばってくれますよね?」
「ぅ、ん……がん、ばるよ……」
これから何をされるのか、わからなくてどきどきする。
射精ができなくなる道具というのは、どんなものなのだろうか。
道具を取ってくるからと、ワゴンカートに向かった三田村くんは、その手にふたつの箱を持って帰ってきた。
ひとつは、四角形の赤い箱で指輪用のものよりもふたまわりほど大きい。
もうひとつは、首飾りでも入りそうな大きさの長方形で、こちらは青い箱だった。
「ふた、つ……?」
「ああ、こっちの赤いのが射精を制限する道具で、こっちの青いのは、間宮さんへのプレゼントです。自分で指を入れて、撫で撫でしちゃうくらいその穴が大好きな間宮さんにぴったりのマッサージ機が入ってます。きっと、間宮さんなら、これのこともすぐに気に入ってくれると思いますよ」
「マッサージ、き?」
「ええ。体を内側からほぐして、筋肉をつきやすくする効果があるマッサージ機です。主に、お腹の筋肉に効くようですね。きつく締まるようになります。道具はこれを着けてからの方が効果的なので、順番につけていきましょうね」
にこにこと笑う三田村くんが、青い箱をぱかりと開く。
中から出てきたのは、太さの違う黒くて長いでこぼことした棒状のものが何本かと、半透明のクラゲのような丸いものにタコのような頭がついたものだった。
黒い棒状のものは、名前はわからなくても、どこに使うものなのかはすぐにわかった。
その棒は、どれも俺の指よりも細くて、ペニスよりも長く見える。
これはきっと尿道に入れるものだと理解しただけで、口の中に唾液があふれた。
「そうですね……間宮さんは、もう小指が入ってしまうくらい拡がっているので、初めてですけど、この一番太いものを入れましょうか。もしかしたら、指よりも細いので、間宮さんには少し物足りないかもしれませんが、その分長いので満足してもらえると思いますよ」
「そう、なのか」
三田村くんが手に取ったのは、小指の半分くらいの太さのものだった。
確かに、俺の指よりも細いなと、素直に思った。
だが、棒の先端が他のでこぼこよりも少し大きくて長かったり、くるくるとねじったような形をしていたり、でこぼこもよく見たら不規則な形をしているのを見れば、少し動かすだけでどれほど尿道を擦ってくれるのだろうか、という興味の方が強くなる。
「これは、平均的な男性のものよりも少し長いタイプなので、奥の奥まで届くと思います。指では届かなかったところを、しっかりほぐしてもらいましょうね」
「そんなに、奥の、奥まで、くるのかい……?」
「ええ、間宮さんは、きっとびっくりすると思います。ほら、見てください。こんなに長いでしょう? ここの奥に、男性だけのマッサージポイントがあるんですよ」
三田村くんが、黒い棒を俺のペニスに当てて長さを確かめはじめた。
長くてやわらかいそれは、ペニスのカーブをすべて越え、陰嚢の間を突き抜けたところまで届いている。
そんなところまで入ってしまうのか、とぞくぞくした。
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