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「俺はそろそろ執務に戻らねばならぬが、お前はついてこなくていい。俺が選んだ俺の騎士とは言え、そのような有様のお前を連れて歩くわけにはいかないからな」
「申し訳、ございません」
短剣を引き抜かれ、ぽかりと口を開いてしまったロサリオールの後孔には、下賜されることになった宝玉の玉飾りが詰め込まれていた。
ほんの少し体を動かすだけで、この玉飾りは腹の中で暴れてロサリオールを苦しめる。
約二十個の宝玉でできた毒蛇の下僕だ。
主人の手から離れていても、ロサリオールの体を淫毒によって蝕んでいる。
「こちらへ来い」
目眩がしそうなほど甘く、瞳から蕩けてしまいそうな微笑みで、王は優しくもおぞましい命令を下す。
ただ歩くだけでいい。
王のそばにいくだけのこと。
それは、ロサリオールにも理解できていた。
だが、ロサリオールの腹の中には、淫毒に満ちた毒蛇の下僕が潜んでいる。
この毒蛇の下僕は、たった一歩踏み出すだけでも、腹の中にある快楽のツボを容赦なくすり潰し、ロサリオールを終らぬ淫獄へと堕とすだろう。
ロサリオールは、王の手によって垣間見た淫獄の恐ろしさを知ってしまった。
それゆえに、この命令から逃れることなどできないということを理解している。
「どうした、ロサリオール。難しい話ではない。ただ、ここまでくればいいだけのこと。それとも、俺の命令は聞けぬのか?」
「いえ、王の命ならば、どのようなことでも」
ゆるりと首を傾げ、長い足を優雅に組んだ王の前に、ロサリオールは足を進める。
前に出した足がガゼボの床を踏みしめる度、ロサリオールの腹の中で宝玉たちが大いに暴れた。
毒蛇の下僕は、その長い体をくねらせながらぐねりぐねりと腹の奥に向かって蠢き、腹の中に居座ってからずっと押し潰していた快楽のツボをごりゅごりゅとすり潰しはじめる。
「……ッッ、く……ッッ」
「どうした、ロサリオール。早くここまで来るがいい」
ロサリオールの腹におぞましい下僕を宿らせ、淫らな体に堕とそうとする恐ろしい主人。
彼の王は、ロサリオールの腹の中がいまどのような有様になっているのかをよく知りながら、誰も見たことがないような美しい顔で微笑んでいる。
その笑顔は、見る度にロサリオールの胸を締めつけられているかのように痛めつけたが、それ以上にロサリオールの体を狂わせた。
「ロサリオール、お前は元気だな。回復が早いのは、やはり体力のある騎士だからなのか?」
白濁を搾り取られ、ぐったりとしていたはずのロサリオールの雄芯は、毒蛇から与えられる淫毒によって狂い勃ち、浅ましいほどのよだれをだらだらと垂らしはじめていた。
一歩、また一歩と進む度に、ロサリオールの足元には消えない雨粒のような水跡がぽたぽたと刻まれていく。
「わかり、ません。……この、ような……こと、は、はじめて、ですので」
「……そうか。それならば、もうひとつ、良いものを下賜してやるとしよう。そのままでは、離宮にすら戻れないだろうからな」
「ありがたき、しあ……」
「ああ、いまはいい。それはこれを受け取ったあとのお前から聞かせてもらう。きっと、心のこもった良い言葉が聞けるだろうからな」
「へい、か……それ、は……」
「どのような感謝の言葉が聞けるのか。いまから楽しみだよ、ロサリオール」
「申し訳、ございません」
短剣を引き抜かれ、ぽかりと口を開いてしまったロサリオールの後孔には、下賜されることになった宝玉の玉飾りが詰め込まれていた。
ほんの少し体を動かすだけで、この玉飾りは腹の中で暴れてロサリオールを苦しめる。
約二十個の宝玉でできた毒蛇の下僕だ。
主人の手から離れていても、ロサリオールの体を淫毒によって蝕んでいる。
「こちらへ来い」
目眩がしそうなほど甘く、瞳から蕩けてしまいそうな微笑みで、王は優しくもおぞましい命令を下す。
ただ歩くだけでいい。
王のそばにいくだけのこと。
それは、ロサリオールにも理解できていた。
だが、ロサリオールの腹の中には、淫毒に満ちた毒蛇の下僕が潜んでいる。
この毒蛇の下僕は、たった一歩踏み出すだけでも、腹の中にある快楽のツボを容赦なくすり潰し、ロサリオールを終らぬ淫獄へと堕とすだろう。
ロサリオールは、王の手によって垣間見た淫獄の恐ろしさを知ってしまった。
それゆえに、この命令から逃れることなどできないということを理解している。
「どうした、ロサリオール。難しい話ではない。ただ、ここまでくればいいだけのこと。それとも、俺の命令は聞けぬのか?」
「いえ、王の命ならば、どのようなことでも」
ゆるりと首を傾げ、長い足を優雅に組んだ王の前に、ロサリオールは足を進める。
前に出した足がガゼボの床を踏みしめる度、ロサリオールの腹の中で宝玉たちが大いに暴れた。
毒蛇の下僕は、その長い体をくねらせながらぐねりぐねりと腹の奥に向かって蠢き、腹の中に居座ってからずっと押し潰していた快楽のツボをごりゅごりゅとすり潰しはじめる。
「……ッッ、く……ッッ」
「どうした、ロサリオール。早くここまで来るがいい」
ロサリオールの腹におぞましい下僕を宿らせ、淫らな体に堕とそうとする恐ろしい主人。
彼の王は、ロサリオールの腹の中がいまどのような有様になっているのかをよく知りながら、誰も見たことがないような美しい顔で微笑んでいる。
その笑顔は、見る度にロサリオールの胸を締めつけられているかのように痛めつけたが、それ以上にロサリオールの体を狂わせた。
「ロサリオール、お前は元気だな。回復が早いのは、やはり体力のある騎士だからなのか?」
白濁を搾り取られ、ぐったりとしていたはずのロサリオールの雄芯は、毒蛇から与えられる淫毒によって狂い勃ち、浅ましいほどのよだれをだらだらと垂らしはじめていた。
一歩、また一歩と進む度に、ロサリオールの足元には消えない雨粒のような水跡がぽたぽたと刻まれていく。
「わかり、ません。……この、ような……こと、は、はじめて、ですので」
「……そうか。それならば、もうひとつ、良いものを下賜してやるとしよう。そのままでは、離宮にすら戻れないだろうからな」
「ありがたき、しあ……」
「ああ、いまはいい。それはこれを受け取ったあとのお前から聞かせてもらう。きっと、心のこもった良い言葉が聞けるだろうからな」
「へい、か……それ、は……」
「どのような感謝の言葉が聞けるのか。いまから楽しみだよ、ロサリオール」
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