冷血王と死神の騎士

うしお

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「は……っ、ははっ、ははははっ、そうだな、そうだったな。たしかにそうだった。お前は俺の騎士で……俺だけのメス犬だ。よくわかっているじゃないか。いい子だ、ロサリオール。褒めてやろう」

ロサリオールの答えに、王は大きな笑い声をあげ、手にしていた鞭を放り投げた。
赤く色付いた太ももを優しく撫でられ、ロサリオールの体はびくりと跳ねる。

「それは、首輪の効果から来るものか? それとも、お前の忠誠心から来たものか?」

王の手が、ロサリオールの太ももに触れる度、鞭で打たれた部分がじくじくと焼けるように疼いた。
ロサリオールは、その疼きに堪えながら、姿勢を崩さぬよう全身を強ばらせる。

「どちらだ、ロサリオール」

王の手が、ロサリオールの陰嚢をゆっくりと持ち上げた。
二つの玉の間にベルトを通された陰嚢は、腫れたようにぶっくりと膨らんでいて、つるつるとしている。
手のひらの上で転がされる陰嚢を見たロサリオールは、数刻前に王の手で握り潰された時のことを思い出して青ざめた。

「……わかり、ません……ですが、私は、王のもの、です」

ロサリオールは、そう答えるだけで精一杯だった。
気付かれてはいけない。
いまの自分の状況を、王に知られてはいけない。
それだけが頭の中を支配していた。
それ以外のことは、何も考えられなかった。
ロサリオールの雄芯から、小水が漏れ出ている。
腹に力を入れてしまったせいなのか、王が陰嚢を持ち上げているからなのか。
理由はわからない。
ただただ、小水が漏れ出ている。
ロサリオールは、浅く息を吐き、すべてを隠そうと努力した。
息を殺して、王の興味が逸れるのをひたすら待ちわびる。
だが、気付かれぬようにと努力するロサリオールを嘲笑うかのように、水袋の中から小さな水音が響いた。
その水音を聞いただけで、ロサリオールの体はぞわりと粟立つ。

「そうか、わからぬか。正直なことだな。だが、いいな。その答え、俺は気に入ったぞ。ロサリオール、お前は俺のものだ」

「はい、陛下」

黄金の瞳が、ロサリオールを見ている。
ロサリオールは、ゆっくりと頷いてそれに応えた。

「お前がもし、これに触れていたなら罰をくれてやろうと思っていた」

「ぅ゛…ッッ」

王の手が、ロサリオールの雄芯を強く掴んでいた。
革袋の上からといえど、中に異物を仕込まれた雄芯が軋むように痛むのを感じる。
小さく呻いたロサリオールを見ながら、王はその手をゆっくりと離した。

「だが、俺の言いつけをしっかりと守っていたようだな。誰にも触らせなかったか。よく出来た犬には、褒美をくれてやらねばならないな」

王の手が離れた後、ロサリオールの雄芯を包む革袋には、真っ黒な手の跡が残っていた。
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